みんなのシネマレビュー

喜劇 駅前温泉

1962年【日】
コメディシリーズもの
[キゲキエキマエオンセン]
新規登録(2004-07-30)【揺香】さん
タイトル情報更新(2021-05-04)【イニシャルK】さん


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監督久松静児
キャスト森繁久彌(男優)吉田徳之助
フランキー堺(男優)坂井次郎
伴淳三郎(男優)伴野孫作
司葉子(女優)吉田夏子
夏木陽介(男優)高見幸太郎
森光子(女優)伴野とよ
淡島千景(女優)渋谷景子
淡路恵子(女優)二木恵美子
沢村貞子(女優)金太郎
池内淳子(女優)染太郎
柳家金語楼(男優)とび入りの旦那
左卜全(男優)
織田政雄(男優)駐在巡査
どんぐり三太(男優)番頭栄吉
小林十九二(男優)番頭銀作
赤木春恵(女優)きよ
三原葉子(女優)ゆかり
菅井きん(女優)万引きする母親
立原博(男優)源造
五月みどり(女優)〆子
三木のり平(男優)二木三平
脚本長瀬喜伴
音楽広瀬健次郎
撮影岡崎宏三
製作佐藤一郎
東京映画
配給東宝
録音西尾昇(録音)(整音)
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未見の方は注意です!




【クチコミ・感想】

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5.《ネタバレ》 BS-TBSで録画して見た。「お、駅前シリーズだ。休みにゆっくり見て笑おう」と思って録画しましたが、
方言がしっかししすぎていて、逆にセリフが聞きずらい。

モリシゲvsバンジュン そこにフランキーが絡み、さらに色気ある女優陣(司洋子がかわいい!)が絡む。
と、ここまではいいのだが、娘の駆け落ちあたりから、なんか親父のペーソスあふれる映画になってしまい、「笑い」が飛んでしまった。

三介コンクール 当時は「温泉ネタの定番」でしょうが、ネタが空回りなのは今となってはどうしようもない。

ラスト近くは、ロリ犯罪に近いお話。後から、「親が捕まったので預かる」という話だったのですが、いまでは「やばい演出」でっせぇ

個人的には町の青年たちのバイクに興味あるがねぇ。「カミナリ族」時代かね。
ラストの娘カップルが乗るSLが駅を出て田んぼ(草原?)を走るシーン(都会に出てしまう)。現在ではもう撮れないでしょうね。
このシーンが最後の最後であるのは、なんかほっとしたです。
1962年当時では当たり前の風景でしたでしょうけれど、もう日本では二度と見られないと考えると少しだけジーン。でした。

別の「駅前シリーズ」を見て、ゆっくり比較して見てみましょう。
ともあれ、司洋子のオテンバ&かわいさで5点とします。 亜輪蔵さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2015-07-30 13:28:51)

4.《ネタバレ》 人情喜劇ですね、男はつらいよや、同時上映のクレージーとは違う路線。はっきり言って、この駅前シリーズの後の世代を観てきているので、喜劇というと大笑いと思うが、この路線もありですね、当時に観たらもっと面白かったんだろうね。しかし、役者の細かい芸が細かくてさすがですね。 minさん [DVD(邦画)] 5点(2013-10-11 20:32:15)

3.東宝系列の「東京映画」製作の映画は、どこか都会的で洗練されてるってイメージがあるんだけれど、このシリーズは異質だと思う。この「駅前シリーズ」に関しては「旅館」と「弁当」は観ましたが・・・。この三作目でもう打ち止めにしたいと思います。だって、ほんと泥臭くってつまんないんだもん。ちっとも笑わせてくれんし。女優陣も含め、これだけのメンツを揃えてるにもかかわらず、なんでこの程度の出来なんだろう・・・?我がニッポン国のコメディ映画は、「喜劇」とタイトルに銘打つようになってからつまらなくなったと、某評論家の方がコラムで書かれてましたが、八割方当たってると思います。特に三助コンクール?でのドタバタシーンとか、見るに耐えませんでした。自分は「寅さん」や「渡り鳥シリーズ」の良さはしみじみ理解できる人間なんですが、このシリーズに関しては体質的に合わないんだと思います。 放浪紳士チャーリーさん [DVD(邦画)] 3点(2011-08-09 22:29:57)

2.《ネタバレ》 森繁と伴淳が、全編にわたって丁々発止と渡り合う。しかもそこに、三木のり平やフランキー堺がからみ、淡島千景や淡路恵子、池内淳子(若いのに、何という艶っぽさ!)、そして実におちゃっぴいな司葉子らのキレイどころが華を添え、森光子や沢村貞子、菅井きんなどの名女優が脇をしめる。いやはや、これほどまでに贅沢なキャストの映画が、クレイジーキャッツ主演作の“添え物”として2本立て公開だったとは! この事実だけでも、当時の日本映画の凄さ豊かさが実感できるというものだ。 

撮影所内に組まれた室内セットでの撮影を中心に、時折はさみ込まれる屋外ロケシーンのみずみずしさ。当時でも「田舎」だったろうその山あいの温泉街のたたずまいからは、単なる郷愁や“古くささ”といったものとはちがう“匂い”が漂ってくる。それは、菅井きんと幼い娘が扮する「乞食母子」の存在に象徴される、1960年代前半の「昭和」という時代の“貧しさ”であり、それでも人と人とが“情”によってつながり得た時代の風景であり、匂いであるだろう。

そして久松静児という監督は、常にそういった時代の“貧しさ”や人々の“情”というものを見つめ、丁寧に映像へとすくい取りながら映画を撮ってきたのだった。一方で「三助コンクール」なる場面のようなドタバタ風の味付けをはさみながら、また一方で、夏木陽介演じる青年のごとく若い世代への“判断停止”ぶりをあからさまにしながら(古い価値観にとらわれないというより、ここでの彼は単なる傍若無人で無神経な、若大将ならぬ“バカ大将”でしかない)、変貌しつつある時代への哀惜と諦観をにじませてしまう。それが、本来なら他愛なくも明朗な人情喜劇でしかないはずの本作に、どこかそれ以上の陰影を与えることになったのだと思う(・・・結婚して旅立つ娘・司葉子を乗せた汽車と、それを遠くから見送る森繁のラスト場面など、そこにあるのは単なる感傷というよりもっと深い諦観と「悲しみ」だ・・・)。

それを、いかにも「保守的」な後ろ向きの郷愁に過ぎないというのは、たぶん正しい。また、これが歴史に残る名作でも何でもなく、むしろ歴史に埋もれてしまうたぐいの映画であるだろうことも承知している。けれど、それでもやっぱりこの映画と、そういう映画の作り手としての久松静児監督を、ぼくはこれからもつつましく愛し続けるだろう。 やましんの巻さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2009-11-25 12:16:56)

1.《ネタバレ》 どうしても観たくて必死で借りに行った「駅前」シリーズ。これを最初に観た。ちょっとロミオとジュリエット的な内容なんだけど、中身はしっかりコメディ。方言ばりばりで何言ってるのかわかんない。最終的に仕方なく娘の結婚を認めるお父さん、しかし娘はその上都会にふたりで出て行くと言い張り、ケンカ状態のまま、去っていく列車を見送る父親…。そして静かに現れるテロップ…。「喜劇駅前温泉・完」。どこが喜劇やねん。こんな切ない喜劇がありますか。ツッコミところが満載。よけいなシーンがいっぱいあるけど、田舎臭くて好き。町並みなんか、こんな時代もあったのかと、10代にとって昭和の邦画はそういうところが特に新鮮だった。 揺香さん 5点(2004-08-01 11:38:36)

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【点数情報】

Review人数 5人
平均点数 5.00点
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5360.00% line
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【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 3.00点 Review1人
2 ストーリー評価 4.00点 Review2人
3 鑑賞後の後味 4.00点 Review2人
4 音楽評価 Review0人
5 感泣評価 Review0人

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