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四谷怪談(1959)

1959年【日】 上映時間:84分
ホラー時代劇戯曲(舞台劇)の映画化
[ヨツヤカイダン]
新規登録(2004-09-21)【鱗歌】さん
タイトル情報更新(2020-05-19)【イニシャルK】さん


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監督三隅研次
キャスト長谷川一夫(男優)民谷伊右衛門
浦路洋子(女優)お梅
近藤美恵子(女優)お袖
鶴見丈二(男優)小平
林成年(男優)与茂七
高松英郎(男優)直助権兵衛
村田知英子(女優)お槙
杉山昌三九(男優)秋山長兵衛
須賀不二男(男優)関口官蔵
荒木忍(男優)松村彦六
東良之助(男優)按摩宅悦
志摩靖彦(男優)小林左次馬
伊達三郎(男優)花田権之助
光岡龍三郎(男優)桐山五兵衛
浜世津子(女優)おかじ
近江輝子(女優)おりん
浅尾奥山(男優)蛇山の僧侶
片岡半蔵(男優)但馬屋
堀北幸夫(男優)岡田源六
玉置一恵(男優)北川彦蔵
芝田総二(男優)医師宗庵
春日清(男優)勤番侍
緑美千代(女優)おしの
岩田正(男優)関重助
福井隆次(男優)金森一馬
沖時男(男優)勤番侍
浜田雄史(男優)岩本甚十郎
原作鶴屋南北
脚本八尋不二
音楽鈴木静一
撮影牧田行正
製作三浦信夫
企画辻久一
配給大映
美術太田誠一
編集菅沼完二
照明伊藤貞一
その他IMAGICA(現像)
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【クチコミ・感想】

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2.《ネタバレ》 このジャンルにおける傑作『東海道四谷怪談』の方とまさかの同年同月に公開された…というコトらしいのですが、そんで客入りや評判は実際どーいうコトになったのか…とゆーのは正直気になるトコロですね。とりあえず、単純にホラー・怪談映画として(怖さ・恐ろしさを比較した場合には)確かにアッチには到底敵わない…てな感じではあります。両作品とも、いわゆる歌舞伎なんかの「原作」からはシナリオ的にもかなり調整が入っていると思われますが、今作ではとにかく伊右衛門のキャラが大きく変えられちゃってるとゆーか、結論的には全く悪人という感じですらないのですよね(悪事全般は取り巻きの方に任せ切りで)。ラストも結局、伊右衛門自らその悪漢どもを成敗した上でごくボンヤリと曖昧に終わってゆく…という感じであり、総じて「凄み」の程度が大きく劣るのです。取りも直さず、悪人が悪人らしくない⇒ソレに対する恨み辛みもどーも深みを欠く⇒怨念全開な恐怖シーンも少なからず薄味に…というコンセプト弱体化にも大いに繋がっちゃってる、と言いましょーかね。

逆に、ソコまで凄惨な話でもなく主役の長谷川一夫に対する悪感情もさほど覚えずにごく気楽なうちに観終われる…とゆーのがそもそも演出の大方針だったのかも知れませんケドね(ココまで来ると)。その意味では『東海道四谷怪談』てのは確実に「やりすぎ」とも捉えられ兼ねない過剰なハイレベル(時代を考えれば特に)ではあったので、2作は必ずしも客の取り合いになった…てなコトでもなかったのかも、なんて思ったりもね。 Yuki2Invyさん [インターネット(邦画)] 4点(2022-06-02 22:21:14)

1.《ネタバレ》 え~四谷怪談って、こんな話だっけか~?という映画。何しろ、登場するのは「善いイエモン」(とは言えやっぱり結構ワルいけど)。こういうイエモン役だから長谷川一夫なのか、それとも長谷川一夫を呼んでしまったから仕方なくこういうイエモンになってしまったのか? まあとりあえずは四谷怪談らしくお話は進みます。それにしても、お岩さんには映画の最初からすでに生気がありません、すでに生前からユーレイみたい。出世欲の無い伊右衛門をなじる父との会話、父「岩も肩身が狭かろう」、お岩「いえ私は」、父「お前は黙っておれ」。う~む自分で話を振ったくせに、だいぶ理不尽だ。お岩さんの幸薄さをすでに感じさせます。でまあ、いい感じに不幸への階段を滑り落ちていって、ついに恒例の変身(?)シーンへ。ここがもっとも切なくもコワい見せ場、と思いきや、わりとアッサリ目の描写(でもちょっとコワいよ~ん)。問題は、伊右衛門は陰謀に加担しておらず、むしろ騙される側、被害者であるという点。だもんで、クライマックスは、陰謀を知った伊右衛門が悪党どもを叩き斬っていくという展開へ。うひょ~これじゃあ、恐怖映画じゃなくてチャンバラ映画だよ。というわけで、なかなか意外な展開が楽しめるのですが、その分、焦点がボケてしまっていささか即物的、深みへと掘り下げることには必ずしも成功していない気が。可もあれば不可もあり、ってとこでしょうか。 鱗歌さん 6点(2004-10-24 00:52:12)

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【点数情報】

Review人数 2人
平均点数 5.00点
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