みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
3.《ネタバレ》 痛快娯楽時代劇決定版! 石原裕次郎の見せ場が多く、もうそれ一色ですね。 とにかく裕次郎が強い強い! 一人で大勢に向かって行って、勝つんだから、言うことないです。 ラストは時代劇の大物、近衛十四郎に、忍者みたいな勝ち方するし。 たった二人の侍が、城を落とすなんて、もう前代未聞なんですが、 冒頭はロードムービーみたいに、旅の途中で仲間をつくり、 金で町民を味方につけて、嘘みたい(いや、嘘のお話なんですが)に 城を攻め落としちゃう。 いやぁ裕次郎は、時代劇には向かないです。 だって、スター過ぎて、泥臭く死なせないでしょ、映画会社側が・・ 千秋実も強いんですね。 この二人、関ヶ原でも出会うんでしょうか?そっちが興味がある。 【トント】さん [DVD(邦画)] 7点(2023-04-15 19:28:51) 2.裕次郎も千秋実も魅力的だが、全体的にチープな映画だった。一番重要な裕次郎の殺陣のシーンも最後はギャグみたいになってるし。だめだこりゃ。 【海牛大夫】さん [CS・衛星(邦画)] 4点(2021-09-23 13:34:31) 1.《ネタバレ》 時は戦国、関ヶ原合戦に向けて徳川家康が策動を始めたころ。上杉征伐の軍勢が会津に迫ってきたのに呼応して北隣の伊達政宗は上杉家領内に多聞山城という出城を構築して会津征服を狙ってきた。憂慮を深める直江山城守兼続にたまたま侍大将・俵左内を訪ねてきていた名うての兵法者・車藤三は左内と五百両の軍資金があれば自分が城を落としてみせると豪語した。しかし多聞山城の城代は切れ者で知られた赤座刑部、果たして藤三の作戦は首尾よく事が運ぶのだろうか? 司馬遼太郎の『城をとる話』の映画化ですが、この日経新聞で連載された小説自体が主演である石原裕次郎に依頼されたもので、完結を待って石原プロが製作した映画です。裕次郎の相棒・左内には千秋実、これまた百戦錬磨の戦上手だけど銭を貯めることが生きがいというキャラが面白い。堺の白粉行商人役で芦屋雁之助と伊賀の抜け忍として若き日の石立鉄男が城取りチームに加わりますが、口八丁の雁之助が傑作なキャラでした。作戦としては城の建造現場に潜り込んで銭を使って使役されている村人たちを決起させるという割とオーソドックスなものですが、ストーリー展開はどこか『七人の侍』を意識している感が強かったですね。『七人の侍』とは大きく相違するところは悪役で、赤座刑部=近衛十四郎がこれでもかという存在感とキャラ立ちで、完全に裕次郎を喰っていました。裕次郎と十四郎のチャンバラ対決は当然のごとくラストで用意されていますが、互いに長太刀を使って太刀がぶつかり合う瞬間に激しく火花が散る夜間を活かした演出が印象的でした。ちょっと気になったのは裕次郎のセリフ回しで、彼だけはほとんどのセリフが現代調なんです。藤三が村人を集めて作戦説明するシークエンスでは、「こんばんは、皆さん」って裕次郎が挨拶するのにはズッコケました(笑)。 城取りチームの四人は誰も死ななかったけど、ヒロインの中村玉緒など死者が村人衆だけというところが『七人の侍』と大きく違ったところですかね。テンポも良く個々の役者もいい芝居してるんだけど、なんか物足りない、要は裕次郎のチャンバラを見せるための映画だったということかもしれません。 【S&S】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2021-07-30 23:12:26)
【点数情報】
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