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【クチコミ・感想】
3.山村聡といえば我々年代からすると、ホームドラマの理解ある良き父親というイメージが強い。だから、大勢の女を妾に持つ悪党役にはおよそ不向きと思っていた。ところがどうだろう、この映画ではぴったりなのだ。金の力にものをいわせ次から次へと事業を拡大しまくる手法があくどいを通り越してご立派。何もない安い土地を買い占め、電車を走らせる噂を流し地価を高騰させ、その土地の半分を売って線路を敷く資金を作る。駅もまた何もないところに作って新しい街作りをする。それは私利私欲のためではなく、多くの人々の暮らしが良くなるためだという持論は、ある意味すごく納得がいく。高度成長期の事業家は皆似た者だっただろう。その裏側にあるものを、主人公は考えることができなかったということだろう。 【ESPERANZA】さん [DVD(邦画)] 8点(2018-04-24 11:39:02)
2.山本薩夫監督の中ではあまり目立たない(若尾文子出演にも関わらず)ためか、なかなか上映されない作品。後の、「華麗なる一族」であり「白い巨塔」であり「戦争と人間」等々の大作群に使われる展開から構図まで、様々な要素の基礎がこの作品にはあるような気がします。名前はバレバレっすね(私の知る会長の先代か、私の両親が詳しく知ってました)。とにかくあくどいです。ただし、先の方のコメントどおり、山村聡を完全な悪者として描いていないところが興味深いです。企業や会長の私欲の犠牲となる高松英郎であり高橋幸治のエピソードも淡々と。さらに「企業悪」が強調されず、あくどい住民らも出てきたり、「社会構図」を打ち出すというよりも「欲によって動く人」を優先して描いているように見え、やはり一筋縄の作品ではないなと実感。脚本・新藤さんの腕もあるのでしょうか。「社会に貢献するという気概を持たなければ事業が出来ないよ」という山村聡会長の真意はさておき、結局は、ああいうブルドーザーの如き、欲とエネルギーが倫理をなぎ倒してしまう人ではないと、大事業は成功しないようにも思えてきました。今の政治家を見ているから余計にそう実感するのかも知れません。 【サーファローザ】さん [映画館(邦画)] 8点(2010-04-05 16:26:45)
1.まるで、西○グループを見ているかのように感じました。主人公は、一部を除いて事業者としては、それ程悪いとは感じなかった。プライベートな部分では、悪辣だったが。 【yoshi1900ololol】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2005-11-05 22:39:40)
マーク説明 |
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【点数情報】
Review人数 |
3人 |
平均点数 |
7.67点 |
0 | 0 | 0.00% |
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1 | 0 | 0.00% |
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3 | 0 | 0.00% |
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5 | 0 | 0.00% |
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6 | 0 | 0.00% |
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7 | 1 | 33.33% |
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8 | 2 | 66.67% |
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9 | 0 | 0.00% |
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10 | 0 | 0.00% |
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【その他点数情報】
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