みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
4.《ネタバレ》 テレンス・スタンプがどうしても貴族に見えないということを除けば、スマートでよくできた作品だと思います。カレについてはほかの映画でやってきた役どころとの差が大きすぎるうえ、ひいき目に見ても貴族顔ではないですよね。貴族顔ってどんなのかと問われれば、それはダントツでドラマでシャーロック・ホームズを演じていたジェレミー・ブレットです。私はハンニバル・レクターに最もふさわしかった俳優さんは彼だと思っています。英国人はテレンスが貴族を演じることについて違和感は感じないのでしょうかね。日本でいうなら萩原健一が華族を演じるに等しい感覚なのではと思いますが。 復讐とはこうやってするもんだ、というお手本のようなストーリーです。最後まで相手に悟られない復讐こそ、本物だということですね。 そういうストーリーを淡々と見せることを前面に出した作品なのですが、それなら恋人の姪は要らない存在だったのではないかということになります。 なぜ彼女を登場させたのかと考えると、やはり復讐が完結するまでの間にエドワードには何度か「別の人生を選ぶ」チャンスが与えられて、それでも一方を選択したということを強調したいためでしょう。 恋人そっくりの若い女と結婚すれば、自分は初老でも子供だってこれから作れるし、彼が昔得るはずだった幸せを30年後に手にしたことになるかもしれなかったのです。 彼女が言うように、「過去」を選ぶか「未来」を選ぶかという選択をエドワードはしたということなのです。 が、そのわりにはそれについてのエドワードの逡巡はまったく描かれていないので、カレがそんなに悩んだかどうか観客には判断がつきにくい。 若い女との未来に対してどの程度食指が動いたかなんてわからない。 そこんところが、鑑賞後の物足りなさにつながります。もしかすると、尺の関係で姪との重要なシーンがかなりカットされているのでは?カレが犠牲にしたものが「明るく幸せな未来」であったということをもっと強調するべきだったのかも、と思います。 【パブロン中毒】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2009-10-18 15:17:22) 3.《ネタバレ》 表情一つ変えずに復讐を遂げる、その恐ろしさ。せっかく仕上がってきた本の束を暖炉の火に掛けてしまった瞬間は、ギョッとしたけれど、その理由も後で分かり、全てが計算しつくされた、小粒でピリリのサスペンスでした。ただ、制作したあのお店から“アシがつく”ってことは絶対にないのだろうか? と、チラッと思いましたが・・・、ま、良しとしましょう。 【すねこすり】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2007-09-13 11:03:38) 2.よくあるストーリーに飽きた人、フランス映画好きに。予備知識なしで見る事をお奨めしたい。 【小原一馬】さん [地上波(字幕)] 8点(2007-09-02 21:03:42) 1.スマートに残酷なことをサラッやるのが英国紳士。シニカルな会話も楽しい。チュニジアからやって来たお姉ちゃんは出る幕なし。 【mimi】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2007-07-31 13:11:38)
【点数情報】
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