みんなのシネマレビュー

夜の素顔

1958年【日】 上映時間:121分
ドラマ
[ヨルノスガオ]
新規登録(2005-12-02)【バカ王子】さん
公開開始日(1958-10-15)


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監督吉村公三郎
キャスト京マチ子(女優)菊陰朱実
若尾文子(女優)山本比佐子
根上淳(男優)若林
船越英二(男優)成瀬
菅原謙二(男優)雨宮
小野道子(女優)くに枝
岸正子(女優)筆子
八潮悠子(女優)成瀬の妻B
穂高のり子(女優)成瀬の妻A
市田ひろみ(女優)パン助
南左斗子(女優)パン助
坂東簑助(六代目)(男優)中村十次郎
柳永二郎(男優)猪倉
細川ちか子(女優)小村志乃
浪花千栄子(女優)絹江
滝花久子(女優)門づけの女
町田博子(女優)ゆき
小川虎之助(男優)高梨
石井竜一(男優)運転手三郎
見明凡太朗(男優)
伊東光一(男優)記者A
杉田康(男優)記者B
尾上栄五郎(男優)家元
立花宮子(女優)朱実の弟子
清水谷薫(女優)朱実の弟子
星ひかる(男優)番頭
花布辰男(男優)
平井岐代子(女優)
守田学(男優)運転手
早川雄三(男優)
夏木章(男優)
飛田喜佐夫(男優)
原田[言玄](男優)
中條静夫(男優)
田中三津子(女優)
楠よし子(女優)
響令子(女優)
脚本新藤兼人
音楽池野成
撮影中川芳久
製作永田雅一
配給大映
美術間野重雄
渡辺竹三郎(美術助手)
編集鈴木東陽
録音橋本国雄
照明泉正蔵
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【クチコミ・感想】

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3.日本舞踊界版「イヴの総て」。やけに緩急の付け所のない「女の半生」映画だなあと思い、終了後上映時間を確認したら121分。たいした長さでもなかったけれど、通俗長編小説のダイジェスト版という印象が残りました。あ、でもこれって新藤兼人のオリジナル脚本なのか・・・。並み居る手強い女優陣、細川ちか子(「晩菊」)、関西女のド迫力!彼女が暴れ回るシーンは一見の価値有り!浪花千栄子(「彼岸花」)そしてそして、後半から牙を剥き襲い掛かってくる、あどけないお顔しつつもしたたかな若尾文子と、貫禄もボリュームも満点の京マチ子にとって相手に不足なしと言った様相のドロドロ対決が画面狭しと繰り広げられるわけですが・・・。やはり流麗なはずの吉村演出にここでは若干メリハリが足りないのが難。「夜の素顔」というタイトルは、瀕死の重病時病院のベッドの上ですら、決してメイクを落とさなかったヒロインに当てつけたものなんでしょうか?(笑)(「池袋文芸座「京マチ子特集」にて→) 放浪紳士チャーリーさん [映画館(邦画)] 6点(2009-06-27 10:09:40)

2.京マチ子の「当たり役」と思えるほど彼女の演技も良かったし、役も合っていますね。
彼女は若年時に親に死なれ・売られ転々としながら育った過酷な環境を経験しており、「成功」のためにはあらゆる手段をもいとまない女性。新藤さんの脚本はこういう作品が多いのですが、今回は悲劇調ではなく、「一人の女性」として描ききっている所に好感が持てた。彼女は常に向上心を持ち、前を向いている。そこには昔味わった「無一文の地獄」を二度と味わいたくないという背景があるのですが、それだけに【エゴ】が美しくも醜くも剥き出しとなります。

そういう、彼女の人生も「しっぺ返し」をくらいます。朱美の一番弟子である若尾文子の「したたかさ」は、まさに朱美に近い人物像で、同じく貧しい過去を持ち、トップに上がるためには手段を講じないのです(京マチ子よりは上品差がある人間に設定)。

その二人の衝突を観るだけでも面白い。ここは役者を信頼しての脚本なんだと思います。
そして、関西最強オバサン・浪花千栄子に驚愕させられました。
(池袋・新文芸座) サーファローザさん [映画館(邦画)] 7点(2007-08-30 14:44:51)

1.前見たときにおもしろいって印象はなかったけどあえてもう一回見てみた。戦後日本舞踊でのし上がっていく京マチ子の闘いの映画。師匠を裏切ったりパトロンを誘ったりするが最後には一番弟子若尾文子に自分のやったことと同じように裏切られるといった感じ。最初はちゃんと舞踊っぽいが盆踊りとかどんどん崩れていって最後の舞台は・・・。若尾文子再確認のため見たけどやっぱかわいい。京マチ子に水ぶっかけられるシーンがいい。ヤマトタケル?コスプレも見れる。 バカ王子さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2005-12-12 22:31:15)

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【点数情報】

Review人数 3人
平均点数 6.00点
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