みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
97.《ネタバレ》 “Per un pugno di dollari”『一握りのドルのために』。夕陽のガンマンの原題に繋がってます。 『西部劇のイーストウッドと言えばこの作品』って勝手に思ってたくらい、例の鉄板のシーンが印象的です。 監督自身が認める黒澤作品のオマージュ映画だったことから、まず用心棒を観ないことには何とも評価が難しいかもしれませんね。 「あっちにバクスター、そっちはロホス。真ん中に俺」意味は解らないけどカッコいい。「俺の馬が怒ってるから謝れ」なんて、メチャクチャな言い掛かりがマカロニ・ウエスタンらしくて良い。ロホスとバクスターの2大勢力を手玉に取って、抗争に持っていく巧みさが痛快。 けど、ジョーに都合よく事が運びすぎる気がするなぁ。兵士2人の死体を墓場に配置するのは良いけど、アレどう見ても墓に伸し掛かった死体にしか観えないのに、両陣営撃ち合い始めるなんて。 ジョーが両陣営にフリーパスなのも、あの狭い街でそんなに器用に出来るのかなぁ?とか。…でも借金の方に取られた女房の監禁先が、親子が住んでた家の向かいにある(だよね?)くらいだからなぁ。ゴロツキのアジト2つと酒場と棺桶屋しかない変な街なのが、生活感を排除したマカロニ・ウエスタンらしいかな。 BTTF2にも登場する鉄板。その辺の適当な板かと思ったら、結構手を掛けて作ってたのね。ラモンが西洋甲冑の胸を綺麗に撃つのが良い前フリになってますね。でもあんなに何発も撃ってたのか。鉄板に当たる音でバレそうな気がしないでもないけど、そのツッコミは野暮でしょうね。 【K&K】さん [DVD(字幕)] 6点(2024-03-20 20:43:20) 96.《ネタバレ》 個人的には「OK牧場の決斗」のほうが面白かったです。本作は少々粗削りなこととストーリーが判り難かったせいでイマイチ乗り切れませんでした。登場人物も多めで話が散漫になりがちです。ただし、ラストの防弾チョッキのシーンは本当に素晴らしかったです。マカロニウエスタンを知らない人でもBTTF3(バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3)が防弾チョッキのネタを丸パクリしていますからご存知だと思います。その他、棺桶ネタ、大樽大破、墓場の死体などなど、面白いシーンは多めです。 シーン自体は面白いものが多いものの肝心のストーリーが少々判り辛く、爆薬を使って大量殺人に発展するシーンやロホス/バクスター/マリソルの間を行き来している流れ者ジョー(イーストウッド)が中盤まで結構うまく儲けている流れなどは違和感でしかありませんでした。 黒澤作品は何作かは見ていますが、元ネタに当たる用心棒は見ていません。この辺の流れは元ネタを見てみないと心の機微などは理解できないかもしれません。少なくとも本作ではジョーの心の動きまではウマく表現されておらず、ただ騙して金をせしめる貧乏人にしかなっていませんでした。やはり映画ファンとして元ネタ用心棒も見ておいた方が良さそうです。OK牧場を7点にしましたので本作はやむなく6点としました。 【アラジン2014】さん [地上波(邦画)] 6点(2023-09-23 14:00:24) 95.決闘の登場シーンには恐れ入る。 【TERU】さん [DVD(字幕)] 5点(2023-09-15 20:24:37) 94.齢80を超えて名作に出続けるイーストウッドの若い頃を堪能できる映画。 三船敏郎の用心棒はにかなうべくもないがそれなりに楽しめる作品。 【おさむ】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2022-08-21 21:55:18) 93.クリント・イーストウッドがクールに描かれています。しかしストーリーが分かりづらかったです。また、バクスター一家とロホス一家の男たちですが、顔だけを見るとどちらの勢力に属している人物なのか分かりにくかったです。。。ダイナマイト爆発での登場シーンがカッコ良かったです。。。 【みるちゃん】さん [DVD(字幕なし「原語」)] 4点(2020-12-25 10:00:25) 92.《ネタバレ》 ところどころ都合が良い展開なのは否めないものの、そこそこ楽しめました。 イーストウッドはカッコいいとは思いません。 【にじばぶ】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2020-11-27 20:30:11) 91.《ネタバレ》 これ色々と相当に展開が分かりにくいのよね(死体を墓場においた意図とか、女を逃がしたのがバレた理由とか、バクスター一味壊滅の経緯とか)。テンポがごく普通で割とテキパキ観れるのはレオーネ作品としては逆に異色。ただ決闘シーンはかなりジックリ撮っていてこっちはこっちで見応え抜群。アクションがまあまあ派手で好いのと、イーストウッドは今作時点で既にメチャ格好好くて、そこら辺が見所かと。 【Yuki2Invy】さん [DVD(字幕)] 6点(2020-11-13 00:45:11) 90.夕陽のガンマンを見た後だったので、少しだらだらとした感じはあるが、 イーストウッドが格好いいのは変わらない。 鉄板を付けて撃たれるシーンは何度見ても面白く、印象に残っている。 【プエルトガレラ】さん [DVD(字幕)] 5点(2020-10-08 15:36:25) 89.《ネタバレ》 私は勝手にリメイクだと思ってたのですが、実はパクリだったのですか?なんとまあ。 イーストウッド、レオーネ、モリコーネの出世作とのことで、彼らが本作によって 一躍世に躍り出たんだと思うと、とても有意義な作品ですね。 用心棒の三船敏郎は常に爪楊枝みたいなもんを加えてたのが印象的だったが、 イーストウッドは常にタバコをふかしていて、ポンチョ姿のシルエットもなんだか似ておりましたね。 主人公はあまりに寡黙なので、フラッときた彼がなぜそこまで肩入れするのかというところに 謎を感じたりもしますが、まぁ正義感があるってことでいいのかな。 酒屋のおっちゃんが拷問されてるところに轟音と砂煙。そこから現れるジョーの姿。 このシーンが素晴らしく格好いいです。その後も、ローアングル視点や主観視点など、 西部劇としては意欲的に思うシーンもあり、そこにモリコーネの印象的なメロディが流れる。 よく出来ておりましたね。 【あろえりーな】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2018-05-07 17:48:59) 88.《ネタバレ》 あの流れ者は油断出来ない。頭はキレるし早撃ちの腕じゃ右に出るものはいないだろう。 そんな彼がやってきたヤクザだらけの無法な街のゴタゴタ。何故助けようとしたのかはわからない。彼の過去がそうさせるのか。 シンプルなお話ながらも初っぱなから子供に銃を撃つシーンにビックリ!敵の連中は非道そのもの! そこからの流れも早撃ちと知恵だけのギリギリの中で上手にやろうとする流れ者にハラハラ。ちょっと上手く行き過ぎですが。 にしてもイーストウッドはカッコイイ。そして音楽もカッコイイ。所々流れるSEも謎だが良い。 自分は初めてのマカロニウエスタンでしたが面白かったです。 【えすえふ】さん [DVD(字幕)] 6点(2017-11-01 10:38:40) 87.《ネタバレ》 大きな樽を転がすシーン、防弾チョッキなど、アイデアがいっぱい詰まっていて、それなりに楽しめます。 ですが、娯楽映画のマイナスは、年々面白いものが増えていくことで、時代が古臭さを感じ得ません。 最近の娯楽映画に慣れ親しんでいると、間延びした感覚を感じさせずにいられません。 【クロエ】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2016-07-15 19:04:54) 86.《ネタバレ》 オープニングで流れている曲を聞いて「ああ、この作品のサントラだったんだ」と、いきなりスッキリさせて貰えました。 エンリコ・モリコーネのメロディーラインや編曲は全編を通して素晴らしく、音楽で作品に別の表情を付けていたと言える程の印象でした。 訴えた側が勝訴した結果に何の疑問も抱かないくらい忠実に話の内容は似ていますし、何箇所かはそっくり過ぎて逆にクロサワへの敬意の表れでは無いかと思ってしまう程でしたが、『用心棒』では、ほぼ全てのカットが伏線や何らかの意味を持たせていたり、映像的にもパンフォーカス等を多用して拘っていたのに対して、本作はそこ迄作り込んではいない為に結果として見易いものになっていたと思います。 しかし、登場人物達の設定や彼等の関係性が作品の中で上手に説明されていなかったように感じました。 特に主人公は三十郎の方の人格を複雑なものにして彼に深みを出していたのに対して、本作の主人公ジョーのそれを解らせるようなシーンがあまり無いままに本家の奇抜な行動をなぞっているのでジョーの行動原理が掴めず底の浅い印象になってしまい、この差がそのままそれぞれの作品自体の差になってしまったように思います。 既存のウエスタンの様式美を半壊させるような演出や幾何学模様を配したポンチョを羽織ってサラブレッドでなく敢えて寸胴のラバに主人公を宛がう少しおかしなセンス等は見ていて非常に惹き付けられる所が有りますし、盗作と解っていてもオツリが来るくらい楽しめました。 【しってるねこのち】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2015-10-08 17:02:21) 85.こういう作品は子供の頃に見ると楽しめるんだろうけど、大人になるとちょっとキツイな。物語に中身がないのにかと言って頭空っぽにできる程単純でもないし。イーストウッドもそんなにカッコイイわけでもない。拳銃シーンも刀振り回すのに比べると、やはり迫力や躍動感に欠けるし。オリジナルは未見なのでいつか見てみようとは思うけど。 【東京50km圏道路地図】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2015-09-02 10:33:16) 84.●バック・トゥ・ザ・フューチャー3の有名なシーンの元ネタをようやく見られました。頭狙ったら?というのは当然の疑問ですね。胴体しか撃たないというルールがあったのを初めて知りました。●画面が暗くて何をしているのか分からないシーンが多く残念でした。●用心棒のパクリ以前に心躍る場面がありませんでした。ですからこの点数で精一杯です。 【次郎丸三郎】さん [DVD(字幕)] 5点(2014-10-20 14:19:47) 83.「夕陽のガンマン」「続・夕陽のガンマン」の2本に比べるとクールさとダンディさに欠けます。 【ProPace】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2014-09-10 21:11:28) 82.《ネタバレ》 今は2014年ですから、この映画は実に50年も前の映画になるわけですが、今の映画でこの映画より面白い映画っていったいどれほどあるんだろう…と考えさせられる映画です。 映画に大事なのはやっぱりシナリオ。軽妙洒脱でドキドキする展開は結局のところ、オリジナルの黒澤明の用心棒が面白かったから面白いというだけなのですが(パクリなのはさておき)、たとえば有名な胸鉄板のようにこの映画オリジナルな見せ場もちゃんとあり、しかもそれは映画冒頭の「弟が的にして遊んでる鎧」のシーンからちゃんと伏線が張られているわけです。 あらためて今鑑賞してもとても面白い映画で、この映画から有名になったCイーストウッドも確かにナイスな雰囲気。 CSでやってたので久しぶりに観たのですが、最初に書いたとおり、50年前の映画なのに今のほとんどの映画より面白いってどうなんだろう…と僕は考え込んでしまうのでありました。 【あばれて万歳】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2014-09-08 17:03:12) 81.《ネタバレ》 子供の頃西部劇、マカロニはテレビでよくやっていて違いも分からなかったですが、楽しんで見ていました。なぜならカッコいいからです。当然「用心棒」より先に見ましたが、大人になって「用心棒」を見た後でも「七人の侍」と違い良さは変わりませんでした。クリントイーストウッドのクールなカッコ良さのせいなのか。痺れます。名作は音楽も良いです。 【zeke】さん [地上波(吹替)] 8点(2014-08-11 03:34:08) 80.《ネタバレ》 黒澤監督の「用心棒」より先に観た。 セルジオ・レオーネとイーストウッドでのリメイクとのことだが、筋は似ているものの雰囲気はかなり違う。 主人公のイーストウッドはあくまでクールでニヒルなイメージ。 三船敏郎の人を喰ったような飄々とした味はない。 ラモンのキャラはオリジナルより存在感があってよかった。 ラスト、ラモンが心臓ばかり狙わないで頭に変えればいいのにバカだなと思ったが、頭のキレる設定だったので少し違和感。 それでも西部劇にそこまでリアリティは求めないので、これはこれで盛り上がりもあって楽しめた。 【飛鳥】さん [DVD(字幕)] 6点(2014-04-13 10:11:30) 79.《ネタバレ》 再見。 ダシール・ハメットのハードボイルド探偵がアンドレ・ド・トスの西部劇で「叛逆の用心棒」となり、黒澤明の時代劇で「用心棒」となり、そしてセルジオ・レオーネのヨーロッパ西部劇で「荒野の用心棒」へと生まれ変わった。 その転生のしかたがオマージュとかリスペクトではなく、無断で脚本をそのままパクッてしまったことが原因で黒澤側に訴えられて大騒動になったのは有名な話だが、騒動はそれだけに終わらなかった。 この映画が公開される以前からドイツやイタリア等でヨーロッパ産の西部劇が作られていたが(スペインでロケを敢行したラオール・ウォルシュ「不死身の保安官」等)、クリント・イーストウッドといったアメリカからヨーロッパに“帰還”した移民の子孫たちによって作られたスパゲッティ・ウエスタン(マカロニ・ウエスタン)の大ヒットがアメリカの本場西部劇に与えた影響もデカい。 アメリカ人がヘイズ・コードの検閲を掻い潜るように研鑽してきた西部劇を、レオーネはそんなことお構いなしにヴァイオレンスに染め上げる。 ハワード・ホークスといった痛快な西部劇を思い出す充実したアクション、ディミトリ・ティオムキンを髣髴とさせるエンニオ・モリコーネの爽快な音楽、そして流血と爆発、悪党どもをブッ倒す“悪党”の気持ち良さ! 悪が秘密を隠すようにまとってきたマントは、この映画ではポンチョが風にたなびく頼もしさ。そのポンチョがめくられることによって敵を驚かせる秘密兵器! 低予算のB級的感覚でさっさか撮られた本作は、砂漠を吹き荒れる砂塵のように渇いている。湿っぽい詩情などほざいている余裕はない。 街に馬に乗って流れ着くアウトロー、木に括りつけられた首を吊るためのロープ、ワケあり美女との邂逅。女は何者なのかわからない。街に入ると住人たちが拳銃で盛大にご挨拶だ。名無しの男はこの位じゃ怒らない。いつも他人のために拳銃を引き抜くのである。イーストウッドの地声も良いし、吹き替えの山田康雄の渋さを味わうも良し。 敵を挑発し、鮮やかなファニングによって一瞬で2、3人ブッ倒す! 死んでも役割を与えられるのは「夕陽のガンマン」にも繋がる。死んだはずの男たちが墓場での壮絶な銃撃戦を引き起こし、悪党はその隙に人妻をスタコラ奪い返す。捕まったってタダじゃ逃げねえ。一暴れして火の海にしてやるぜ! 無法者たちのボスはライフルどころかガトリングガンで軍隊をブッ殺しまくるヤリ手。 ライフルか拳銃か。拳銃は抜くもの、ライフルは既に構えられている。 「リオ・ブラボー」では拳銃じゃ自分より早い奴がいるから俺はライフルなんだと警棒のようにライフルを振るう保安官、「駅馬車」では射程の長い銃同士の決闘、「用心棒」では刀と拳銃の対決。どれもコレも少数で多数の敵に挑む面白さがあった。この映画はどうするのだろうかというワクワク感。 そのライフルを後の作品じゃ決闘の儀式や仲間を助ける義理堅さに使うのが興味深い。 ただ、個人的に本作のラストの決闘には不満が残る。「リオ・ブラボー」とかダイナマイトの出る映画は何かしらフッ飛ばしてくれただろ? 「夕陽のガンマン」だって刑務所、「善玉・悪漢・卑劣漢(続・夕陽のガンマン)」だって橋をドカーンだから大好きだ。 でもねえ・・・この映画は敵にチャンス与えすぎなんじゃないかな。あんな近かったらライフルもリボルバーも無いだろうと思わない?え?俺だけ?「同じ条件ならどっちが早いのか」ってことを証明したかったのだろうけどさ。 名無しなりの、捕まえても情報を吐かせるために生かしていたことに対する礼儀なのかな。 【すかあふえいす】さん [DVD(字幕)] 8点(2014-03-29 20:53:53) 78.《ネタバレ》 セルジオ・レオーネの映画は長尺というイメージがあるが、この映画は例外的にふつうの尺に収まっています。もっとも本作以降の彼の作品で2時間未満の上映時間は皆無ですけど。 ほんと良くここまでと感心するぐらい黒澤の『用心棒』をパクってますねえ。もっとも私らの世代では、『用心棒』より先にTVで本作を観たという人の方が多いことでしょう。でも『用心棒』自体がウェスタンを意識したプロットだったから、見事にレオーネは換骨奪胎して見せたわけです。 とにかく若くて渋いイーストウッドを愛で、モリコーネの口笛のメロディーに酔いしれるのが正解でしょう。ラストの鉄板を腹に仕込んでのガンファイト(これはイーストウッドがアイデアを出したそうです)は今観ればなんかバカバカしくて、素朴に子供のころはなんで頭を撃たないんだろうと不思議でした。西部劇で頭や顔を撃っちゃいけないという規制があったことは後に知りましたが、マカロニ・ウェスタンも初期の頃はそんな不自然なルールを踏襲してたんでしょうかね。 【S&S】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2013-11-01 00:18:37)
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