みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
96.《ネタバレ》 意外や意外、前半はけっこう面白かった。 しかし中盤以降、織田裕二が唐突に転落してからの復活物語は、ああやっぱりという感じ。まず柴咲コウのキャラが、いかにも日本のドラマや映画によく出てくる万能系で残念。機転が利いて、気配りができて、謙虚でありながら芯が強くて、いろいろお見通しという、こんなヤツいるかよパターン。その時点で興味は半減します。 それから終盤の織田裕二の演説はカッコよかったけれど、民間企業で学んだことが「仲間」だの「助け合い」だのというのがなんとも…。そういうことは学校の部活で学んでこいよと。最終的に仲間内でワッと盛り上がって肩を叩きあってしまうあたりも、やはり日本のドラマや映画によくあるパターンかなと。個人的には冷める一方です。 ただ最後の最後、酒井和歌子知事の〝緑のたぬき〟な感じのオチは意外。こういうのは好きです。 【眉山】さん [インターネット(邦画)] 6点(2021-09-22 01:58:09) 95.昔の連ドラみたいなシナリオだったけど、集中しなくてもわかり易く、好きな織田裕二主演でもあり、面白かったですよ! 【SUPISUTA】さん [インターネット(邦画)] 7点(2021-09-08 20:15:23) 94.意外と面白かった、けど。 残念なことに、主人公、野村聡の私生活がほとんど見えないんです。どうして、131分もありながら、彼の部屋での暮らしぶりを映そうとしないんでしょう? 彼、独身男性でしょう? 一人で自炊してたり、洗濯物を干していたり、いびきかいて爆睡してたり、そういう姿に人間味や生活感を感じるってものです。これだから、本当に「県庁」の人にしか見えないし、野村聡ではなくて織田裕二なんですよ。 まぁ、一般庶民の暮らしに放り込まれてみて、「事件は会議室で起きてるんじゃない! 現場で起きてるんだ!!」てのは身に染みてわかったと思うけど。 【タケノコ】さん [DVD(邦画)] 5点(2019-10-10 00:11:00) 93.《ネタバレ》 この作品は、どちらかと言えば、もちろん面白い作品です。 ただ、はっきり『ドラマ向きの作品』じゃないかな、とも思えます。尺が長いし。前半のテンポは決して良いとは言えません。これが、40分ドラマ3本という感じで見ると、メリハリが出たかもしんないです。 全体通しての山場は3箇所でしょうか。一つ目はスーパー再生のシークエンス。二つ目は県議会での野村のプロジェクト改善案演説。3つ目はスーパーの再検査。どれもそれなりの盛り上がりを見せます。 特に、スーパーでのシナリオは、ほとんどサクセスストーリーの体で描かれているため、かなり爽快です。スーパーのスタッフと、野村が次第にお互いを認め、協力していくのですから、そりゃあ見ていて清々しいです。 その一方、県のプロジェクト及び県議会の人たちとのやり取りは、苦々しいことこの上ない。唯一の味方かと思われた小倉知事でさえ、やはり中身は他の議員と変わらない政治家の本性を見せるわけです。いや、民間に対して理解がある風を装っている分、議長よりよほどタチが悪いと言えるかも知れません。社会派ならではの苦味を残すどんでん返し。すっきりしない結末。『リアル風味の大人ファンタジー』という目線で見ていたら、ラストは勧善懲悪を期待するところですから、この決着が好きじゃない人もいることでしょう。 救いなのは、野村がそれを承知しているのがわかる、ラストのセリフ。『そううまくはいかないだろうな。でもあきらめない。』という言葉と、『エスプレッソ1杯100円』の小さな改革に、小さな希望を残しているのがこの映画の良心。また、プライベートで、二宮との幸せを予感させる最後のやりとり。苦味を残しながらも、清涼感を感じる終わり方になっているのが良いですね。 【たきたて】さん [DVD(邦画)] 6点(2018-05-13 21:56:32)(良:2票) 92.前知識ゼロで観ましたが、中々面白かった。 しかし、Aチームの弁当の売り上げが急激に伸びたのは、解せぬ。。。 【へまち】さん [DVD(字幕)] 7点(2017-12-06 22:22:00) 91.《ネタバレ》 これは面白い。 失礼ながら期待値は低かっただけに、嬉しい不意打ちを食らわせてもらった気分です。 劇中においても、こういった気持ち良い「不意打ち」が幾つかあって、特に印象深いのは主人公が婚約者に振られてしまう場面。 ここは観客の自分としても、主人公の気持ちとシンクロして「出世コースから外れたので振られてしまった」とばかり思っていたのですよね。 けれど、実際はそうじゃない。 「私の事を見てくれなかった」のが破局の理由であり、思い返せば、確かに伏線(=主人公は仕事について考えてばかりで、彼女のウェディングドレスを選ぶ際にも上の空)が張られていたのですよね。 これが「理不尽な裏切り」ではない「心地良い意外性」となっており、自分としても、この場面をキッカケとして(これは思っていたような映画とは違うぞ……)と襟を正して観賞する事が出来たように思えます。 潰れそうなスーパーを主人公が再生させる話といえば「スーパーの女」という先例が存在しており、あまり目新しさは望めないだろうと覚悟していたのですが、そんな予想も覆される事になりましたね。 あちらの作品は、ちょっと意地悪に解釈すれば「絶対的に正しい主人公が、間違っているスーパーを改革する話」という、やや一方的な内容であったのに対し、本作では公務員の主人公と店で働くヒロイン、それぞれに「正しい部分」「間違っている部分」が存在しており、対立を経て互いに認め合い、欠点を補完し合っていくという内容なのです。 それが非常に好ましいというか、自分の感性に合っていたように思えますね。 他にも「水で手を洗おうとしたら、蛇口が汚くて躊躇する主人公」という些細な描写で、その性格を端的に示してみせる辺りも好みでしたし「プライドの高さゆえ僅かなお辞儀しか出来なかった主人公が、研修期間を終えて店を立ち去る際には深々と頭を下げる」というベタな演出を挟んでくれる辺りも心地良い。 最後の最後で、店を守る決め手が「カンニング」という辺りには幻滅しかけましたが、そこで、またまたサプライズ。 それまで役立たずとして描かれていた店長が、意地を見せて店を守る形となっているのも嬉しかったです。 現実的な題材であるにも拘らず、そこかしこにリアリティの乏しい部分が見受けられる事。 主人公とヒロインが恋愛関係になる必然性は無かったように思える事。 そして、店のパートと行政パートが、あまり密接に絡んでいない辺りなど、色々と粗も目立ってしまうのですが、それでも全体としては長所の方が多かったかと。 研修を通して主人公が学んだのは「素直に謝る事」「素直に教わる事」「何かを成し遂げるには、仲間が必要だという事」と語る件も良かったですね。 完全無欠のハッピーエンドとはいかず、女性知事の狡賢さ、強かさを見せ付けるシニカルなテイストも備えており、それで後味が悪くなるかと思いきや、主人公は全て承知の上であり、前向きな姿勢と共に終わってくれたのも素晴らしい。 「そう簡単には通らないはずだ」「でも、諦めない」という、一時的な努力だけで済まさない、努力を継続する決意の恰好良さが伝わってきました。 その第一歩が、県庁におけるエスプレッソの有料化という、非常に小さなものであった辺りも、ユニークな落としどころだと思います。 面白い、楽しめたというのは勿論ですが、それ以上に「気持ちの良い映画」でありました。 【ゆき】さん [DVD(邦画)] 7点(2016-12-29 08:20:51)(良:2票) 90.《ネタバレ》 いい映画です。前半、織田裕二可愛そうだったけど、後半はよかった。何度か観たことあったんだけどコメディなんですね、確かに面白い。枕のおばあちゃんとか、ズサン過ぎる在庫管理。古い揚げ物、水?で出来立てにするとか・・・びっくり。最後の「前向きに検討する」・・・期待しちゃったなぁ~ 【新しい生物】さん [DVD(邦画)] 6点(2015-03-25 01:04:01) 89.《ネタバレ》 スーパーの営業危機を乗り越えてく部分において、かなりあまい事になっていましたね。そのスーパーの部分において、井川比左志演ずる清水店長が間一髪で店を救ったみたいな部分がありますが、ちょっと待てい! 査察で引っ掛かってしまえば休業だ。しかも二度目の査察だ。休業になったら何十人もいる正社員やパートの給料は一体どうなる 彼ら彼女らの給料と生活は一体どうなる 笑い事じゃないぜよ店長さん もっとしっかりしたって!客だけじゃなくって多くの従業員の生活と命がかかっているんだよ! 冗談じゃないスよ こんな店長頭に据えているようでは。プンプン。店長も店長だが、人事に難アリ、その瞬間の運で営業停止を免れられるか免かれないかなんてそんな紙一重な事やっているような店舗運営には喝!官僚サイドの闇な部分をチクチクッと暴くてくのも悪くはないが、大多数の人間はスーパー再生物語のほうに目は行き楽しみ追ってみてる事になっているはずだ。出来れば、こんな綱渡りの恐怖感はナシにしていただきたい そのへん勘弁。コメディとして笑えない。 【3737】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2014-11-26 21:57:47)(良:1票) 88.とてもありきたりな内容だけど、その分安心して観ることができる。お役所と民間というありそうであまりないテーマはなかなか面白い。 【noji】さん [地上波(邦画)] 6点(2014-11-02 19:19:32) 87.《ネタバレ》 個人的に大好きで、もう何度も見た作品。初見時は映画館、以降DVD。 「行政」と「民間(企業および個人)」の意識差、感覚差、現実、および理想を描いた作品で、作品の主張として「行政批判」に6:4で寄っている、という感じがする。「行政官はもっと一般市民の視点に立って現実を理解し、動かないといけないよ」「でも一般市民も専門知識を持った行政官から学ぶこともあるよ」という形。本作の主人公とヒロインがまさに、行政官(県庁職員)の男とパート(スーパーの店員)の女性、である。 主眼は行政と民間であるが、本作は行政、政治、民間企業、国民(県民)という「行政に関係する者」が幅広く描かれる。、視点は当然主人公である行政官視点。しかし、感情移入しやすいのはヒロインであるパートの女性側か。 脚本、構成、細かい演出、役者とキャラクター、カメラワーク、BGMは素晴らしい。涙あり笑いあり、普通に面白い。ただ、行政に関する実情把握、なしい精査不足感が若干ある。まあ中に入って密着取材、とはいかないだろうから仕方がない部分とも言えるが。 本作の主人公、野村(織田裕二)が最終的に異動した生活福祉課はいわゆる生活保護に関する部署で、確かに生活福祉課に異動すれば地域を飛び回り、住民と触れ合う、というのが基本業務とはなるものの、地元業者や各種民間団体と交流を図る、というのは担当業務範囲外のことである。というより、業務量の観点からそんなことをやっている余裕、暇はない。 また、そもそも野村は係長級であるから、実際に外に飛び回るのは野村の役割ではない。係長級の役割は、一般職員が行った業務結果に対しての決定もしくは非決定の判断を下すこと(決裁)、および係の統制であり、冒頭で野村自身が言っていたように、そもそもそういった「地域を飛び回る」という業務は、市区町村が行っているものである。 更に、「保護の申請窓口は市区町村」であることは正しいが、県庁に相談に来たものに対して何らの対応もしない、というのは誇張表現である。保護が必要と自己申告する者が窓口に来た場合、「適当にあしらって追い返す」は現在のところ実際上あり得ない。「内容を聞き、案内をする」が正しい。この点からも、ああ、行政はこんなヒドい機関なんだな、ということを伝えたいんだなあ思えてしまう。まあ映画上の演出ではあろうが。 本作の描き方として面白いのが、政治に属する古賀議長が県民をないがしろにし、行政に関する野村が県民の味方をする、というところである。 政治とは「国民(この場合県民)の総意を決定し、その総意に基づいた法を立案、制定すること」、行政とは「政治によって決定された法に従って事務を行うこと」である。国民が全員意見を言っていたら収集がつかない、だから代表として議員を選ぼう、そして議員に代弁してもらおう、というのが政治であり、つまり、政治家とは国民の代表であり代弁者であるが、その政治家が国民(県民)をないがしろにしている、という描写。ここに、行政批判とともに政治批判も見受けられ、端的にいえば「自分の利益が大事なのはわかるけど、もっと皆協力しようよ。みんなが協力しあえば今より更に個人にとっても良い結果になるじゃん」という主張が見受けられる。 まあ要するに、日頃から普通の人が思う視点、見える視点、そして自分が置かれている現実、といったものに訴えかける、というか共感できるような作風であり、それゆえ共感もでき、入り込みやすく、そこに人間関係や言葉のひとつひとつの響き、といった感情面での要素が加えられ、「エンタメながらもまあ学べることはあるよね」という、まあありがちではあるものの見ておいて損はない、全体として非常に面白い作品に仕上がっている、と思います。 【53羽の孔雀】さん [映画館(邦画)] 9点(2014-09-28 05:47:08) 86.こんなものなら自分でも作れそうなきになってしまうクオリティ 【aimihcimuim】さん [DVD(邦画)] 4点(2014-09-17 00:44:18) 85.《ネタバレ》 最後に含み?があったのがよかった。テレビドラマで良い感じ。 【なこちん】さん [地上波(邦画)] 5点(2014-02-14 01:13:03) 84.《ネタバレ》 民間の視点を研修するためにスーパーに派遣される県庁のエリート。 その役が織田裕二で、以降は予想通りの展開。 お役所的なマニュアル通りにしか動けないので、指導役のパートリーダーである柴咲コウとはお約束の対立関係。 派閥の関係でエリートコースから外され、婚約も解消されてズタボロ状態。 そんな時に潰れかけたスーパーの再生に必要とされたことから気持ちを入れ替えて尽力し、見事売り上げも伸ばしてめでたしめでたし。 県庁に戻って出世ではなく県民のために働くようになるなんて、恥ずかしいほどストレートで何の裏切りもない。 と思っていたら、最後に正義の味方っぽかった知事がやらかしてくれた。 せめてそれくらいないと味も素っ気もなかったところ。 公務員に対する一般市民の不満は織田裕二が代弁してくれるから、少しは溜飲が下がるけど。 【飛鳥】さん [地上波(邦画)] 5点(2013-06-19 23:03:45)(良:1票) 83.「行政改革とは組織や制度を変えることではない。そこに生きる人間たちの意識を変えることだ」とはよくぞ言ったもの。私は心から拍手を送りたい。 この映画は、何も変わろうとしない行政と、売り上げ向上のためにはコスト削減をも辞さない民間との対比を実に鮮やかに描いている。初めは皮肉をこめたコメディかと思ったが、なかなかの感動作だったと思う。実にいろいろなことを教えられた。なかでも素直に誤りを認め、素直な気持ちで教わる。何かをなすためには協力が必要なこと、当たり前のことだけど私たちが忘れかけていることを思い出させてくれる映画だった。 それにしても、「県庁さん」と「店長さん」がうっかりすると同じように聞こえ、紛らわしかった。 【ESPERANZA】さん [DVD(邦画)] 8点(2012-06-07 23:41:32)(良:1票) 82.《ネタバレ》 非常にありきたりなストーリーというか展開ですがまーまー暇なときに観るにはいいでしょう。ココロはいっさい動きませんのでその点、安心して観れますよ。『こーゆー作品創っとけばいいんでしょ?』ってのが、なんだか悲しいですけどね。 【ろにまさ】さん [DVD(邦画)] 4点(2012-02-28 17:32:06) 81.映画的にはよくありがちな都合の良い話で、おもしろくは鑑賞できる。それよりもこの映画による社会への感化はゼロではないだろうし、そういう面で評価できるかな。 【afoijw】さん [DVD(字幕)] 5点(2012-01-09 19:50:21) 80.《ネタバレ》 よくも悪くも織田裕二の映画。 ストーリはよくありがちな内容であったが、織田裕二の演技に感激。 公務員の傲慢な態度から、気まずいながらも誤っている姿の移り変わりがうまい!スーパーの従業員が徐々に織田裕二に引かれていくもの頷ける。 【たこちゅう】さん [地上波(邦画)] 8点(2011-03-28 23:06:56) 79.《ネタバレ》 あらら意外にというかかなり面白かったんですけど(皆様辛口デスネ) まぁ確かにそんなにうまくいくかよ的な都合のよさが全開ですが、こういう展開好きなんです(笑) 最後のあたりはウルットしちゃったの俺だけ?(苦笑)政治的な風刺も効いてて単なるお手軽ムービーじゃない感じと思うんだけどなぁ 最近観た邦画の中ではかなりまともな方かと 個人的にそんな印象デス 【Kaname】さん [DVD(字幕)] 7点(2011-01-01 15:45:47)(良:1票) 78.《ネタバレ》 もっと酷いかと思っていたが 予想よりは面白かった。 織田祐二はこういう役にとても合う。 【虎王】さん [地上波(邦画)] 6点(2010-08-22 19:15:01) 77.ありきたりなストーリー。 まぁそれなりには、楽しめましたが☆ 【kure】さん [地上波(邦画)] 4点(2010-08-03 18:45:11)
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