みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
3.《ネタバレ》 文句なく面白い! いや、映画ファンなら、この映画の脚本の伊藤大輔作品は 観ておかないと何も言えないくらい勉強になります! 前回で活躍した面々がこの続編でも動く、動く。 なんと、丹下左膳の主君は彼を捨ててしまい、しかも妖刀奪取のため、 剣客をよこすのである。 一方、捨てられた丹下は、妖刀の呪いに負けまいと懸命に自分と戦う。 そして、片割れの剣をもった若きイケメン剣士が今度は、妖刀の呪いのため、 辻斬りを、しかも丹下の刺客を斬っていくという、もう前代未聞の展開。 そして最後はシェイクスピアを観ているかのような、ラストを迎える。 黒澤明は確かに凄い! しかし、それだけでは日本映画を語れぬくらい、芳醇な作品がまだまだ 埋もれていることを知るべきである。 【トント】さん [ビデオ(邦画)] 10点(2019-08-23 01:05:03) 2.《ネタバレ》 何なんだろう、このディープでダークな精神世界は。言ってみれば、破滅に向かっての大スペクタクル。『丹下左膳』って、痛快娯楽時代劇じゃなかったの? 戦前、ずっと丹下左膳を撮ってきた伊藤大輔が、何だってこんな暗い世界を脚本にしたててしまったのだろう。【馬鹿王子】さんも言っておられるとおり、確かにこの虚無的世界は机龍之助の世界に入ってしまってる気がする。脚本的にはあまり整理されていなくて、展開がいまいち理解できないのだけれど目が離せない。決して面白いとか痛快だとか言えないけれど、話に置いてけぼりを食らっても、なぜか、しっかり最後まで見てしまった。不思議な作品。しかし、当時のお客さんは、これ、どう受け取ったのだろうか。すごく興味ある。 【いのうえ】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2007-03-09 23:16:30) 1.《ネタバレ》 前編よりもさらに虚無的な作品になってます。刀の呪いで血に狂う左膳は机龍之介なんかよりも凄まじくホラー的。ほとんど化物じみてます。アンチヒーローや宗教、破滅的な展開も大菩薩峠に似たものを感じます。全篇通しての印象は主役の割りに左膳の出番が少ないってのが不満。ストーリーがごちゃごちゃしてわかりにくいのもマイナス。せめてもう少し保存状態がよかったらなぁと。 【バカ王子】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2006-04-18 21:31:50)
【点数情報】
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