みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
2.《ネタバレ》 恋が成就するまでのギクシャク(想像界)の可笑しさに比べて、結婚してからの障碍、つまり女性として登録される男存在の矛盾による宿無し状況(象徴界)には笑えない深刻なものがある。1947年以降の「赤狩り」の真っ最中でお先真っ暗であること(現実界)が影を落としているとみる。以上ラカン用語でまとめてみました。 【ひと3】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2015-02-14 18:09:29) 1.戦禍の生々しく残るドイツの街並みを往くサイドカー。 その狭いシートに押し込められたケイリー・グラントとその横で颯爽と運転するアン・シェリダンの図が、このスクリューボール・コメディの女尊男卑を端的に物語る。 前半はドイツの農村の牧歌的なロケーションの中で繰り広げられる異性間闘争が軽妙で楽しいが、後半は結婚した二人と「男性社会的」組織との闘争となる。 狭いサイドカーや浴槽に押し込められ、ペンキ塗りたての柱に登らされ、さらには干し草の山に突っ込み、と散々な目に遭わされ続け、ベッドでゆっくり眠る事すらままならないケイリー・グラントの被虐の連続に、後半は笑いも少々弾けづらい。 その反面、結婚申請を邪魔した男性士官を派手に盆で殴り、グラントをリードしていくアン・シェリダンがひたすら痛快だ。 【ユーカラ】さん [DVD(字幕)] 7点(2012-04-17 23:54:22)
【点数情報】
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