みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
8.原作未読。ベティ・デイヴィスとレスリー・ハワードは刺身と刺身のツマのよう。「ザ・腐れ縁」と呼べる二人の愛憎模様を観るのは服着てサウナに入っているようでした。「透明人間」のクロード・レインズ同様に本作がベティ・デイヴィスのエポックメイキングであったところに点数の全てを。 【The Grey Heron】さん [インターネット(字幕)] 7点(2021-04-22 01:38:52) 7.今見ても十分通用する作品です。 DVDを購入しました。 冒頭で淀川長治が半分ネタバレの解説が流れます。 これは自動的に再生されてしまうので、早送りしたほうがいいです。 七変化の悪女を演じたベティ・デイビスの魅力が存分に味わえます。 【クロエ】さん [DVD(字幕)] 8点(2020-08-06 21:24:07) 6.とんでもない女に捕まってしまったと言えばそれまでだが、男と女、人間と人間の結びつきは理屈では計り知れないものがある。それが人間の絆というものだろうか。一度や二度でなく、三度も四度も・・・。心の底から私が悪かったと惚れた女性から謝られるとついつい・・・。端から見ればなぜ、どうしてと思うのが当然なのだが、人体の模型が恋する女性に見えるくらいなのだからどうしようもない。 この憎たらしい女性から、妖しげな女性、惨めな女性までを演じたベティ・デイヴィスの演技は神業か。 【ESPERANZA】さん [DVD(字幕)] 7点(2012-07-07 15:58:19) 5.《ネタバレ》 フィリップはパリで画家を目指すが、先生から才能がないと言われる。先生いわく「この町は幻想に浮かれている」。全体のテーマだ。英国で医者をめざす。孤独で足に障害を持つ。ある日自由奔放な給仕ミルドレットを知り、惹かれてゆく。彼女は彼の足を見て鼻で笑うが、移り気な性格のせいか、デートの誘いを受ける。彼は勉強も手に付かないほど女に夢中になる。女の自由さに憧憬を感じ、軽快にダンスする自分の姿を夢見る。女はひつこくつきまとう彼をあざ笑うようにじらす。結婚を申し込むと、女は咄嗟に「別の男と結婚する」と嘘をつく。傷心のフィリップ。しかしノラという恋人ができ、心は癒される。ある日ミルドレットが現れ、妊娠して捨てられたと言う。彼女をまだ愛していたので、経済的に援助し、女は無事出産する。ノラとは別れる。だが女は男の友人と恋に落ちる。二度目の失恋。男は勉強に専念。やがて患者の娘サリーと恋仲になる。サリーはミルドレッドとは正反対の家庭的で賢女性タイプ。ようやく心の平穏が戻る。そこへまたミルドレッドの消息が。また捨てられた彼女は赤ん坊をダシにお金をせびる生活。捨ててはおけず、彼は女と赤ん坊を自分の部屋の一室に住まわせる。しおらしく感謝していた女だったが、彼の態度が冷たく、もう自分を愛していないと知ると変貌。怒りに狂い、部屋をめちゃくちゃにし、学費を燃やし、出奔する。学校を辞めた彼は部屋も追い出され途方に暮れる。サリーの父の恩情で、部屋と仕事を得る。叔父の遺産が入ると学校にもどり、無事卒業。この頃手術で足は治っていた。自由を渇望する彼は世界中を廻る汽船会社の医者の仕事に就く。泣くサリーを戻ってから結婚しようと慰める。ある日、ミルドレッドの消息を知る。瀕死運ばれ、赤ん坊は死んでいた。彼はサリーにすぐ結婚しようという。「自由になって初めて気づいた。今まで足だけでなく、あるものを引きずって生きていた。ある女性に夢中で盲目になっていた。それも終わり、僕の美しい人生はここにある」ハッピーエンドだが、女にとってはバッドエンド。自業自得とはいえ、好きでもない男に頼るしかなかった女の悲劇。二人の相性は悪いのに、運命のように何度も巡り会う。女は不幸をもたらす疫病神として描かれる。彼女の愚かさが全ての悲劇の原因と割り切っていいものだろうか?彼女は彼より孤独だったのではないか? 【よしのぶ】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-05-04 07:24:07) 4.とんでもない性悪女に翻弄される主人公、それでも好きなもんは好き!悲しいけれど気持ちはよくわかる古い映画ですが僕には名作でした。 【白い男】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2009-03-24 22:07:40) 3.まさしく“痴人”な愛のオハナシ。 周りからどんなにアホと言われようとも、相手を好きになってしまったら、とにかく執着。 そんな“痴人”な方の顛末を描いた古き名画だ。 一度ひどい仕打ちを受けたのに、嫌いになりそうなところを、嫌いにならない。 その気持ち、分かるような気もするけど、分からない気もする。 愛しているからこそ、どんなことされても愛さずにはいられないのかもしれない。 けど、私だったら、どんなに愛していても、“100年の恋も冷める”じゃないけど、嫌いどころか、“可愛さ余って憎さ百倍”ごとく憎しみさえも感じることだろう。 1930年代の作品にしては、普通に最後まで楽しめたんだけど、細かい部分を言えばツッコミどころも多い。 しかし、だからこそ逆に愛嬌のある作品に仕上がっている気がするのだ。 【にじばぶ】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2009-03-16 20:16:59) 2.《ネタバレ》 ベティ・デイビスの粘っこい喋り方、シカト演技で冷酷さを引っ張り、キレまくった縦横無尽の表情のドアップが強烈なインパクト、そしてラストの瀕死の顔。若きベティ・デイビスの演技を堪能できます。ただし映画としては最初から最後まで突っ込みまくりですけど。 【よし坊】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2006-09-30 22:19:54) 1.《ネタバレ》 淀川長治さんが著書の中で、この映画のべティ・デイビスを激賞されていたので観てみました。彼女の主演作は代表作「イヴの総て」「偽りの花園」後年の怪奇路線映画を何本か既に観ていて、やけにアクが強い癖のある女優だったんだって印象。特に「イヴ」での女優プライド演技はすさまじかった!んで、この映画での若かりし頃の彼女・・・、いやあ「若草物語」のキャサリン・ヘプバーンといい彼女といい、後年まで長期間活躍した女優さんっていうのは、やっぱ輝きが全然違うわ。相手役の、線が細いだけの二枚目レスリー・ハワード氏なんか、吹き飛んでしまう毒々しい存在感、まさに彼女一色に塗りつぶされてるって映画でしたね。このヒロインってすっげー嫌な女なんです、嫌な女なんだけど・・・、ラスト醜く崩れた顔の一瞬のワンショットで、彼女の哀れさを観客に納得させてしまうほどの迫力ある名演技でした。とにかくこれは、怪女優べティ・デイビスの為に一見の価値有る作品です! 【放浪紳士チャーリー】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2006-09-26 12:05:02)
【点数情報】
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