みんなのシネマレビュー

猫と庄造と二人のをんな

1956年【日】 上映時間:136分
ドラマコメディモノクロ映画動物ものロマンス小説の映画化
[ネコトショウゾウトフタリノヲンナ]
新規登録(2007-08-31)【にじばぶ】さん
タイトル情報更新(2021-05-04)【イニシャルK】さん
公開開始日(1956-10-09)


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監督豊田四郎
キャスト森繁久彌(男優)庄造
香川京子(女優)福子
浪花千栄子(女優)おりん
山田五十鈴(女優)品子
横山エンタツ(男優)国粹堂
三木のり平(男優)友川
谷晃(男優)魚屋
田中春男(男優)萩村
山茶花究(男優)添山
三好栄子(女優)城川夫人
環三千世(女優)多美子
萬代峰子(女優)たばこ屋のおかみ
原作谷崎潤一郎「猫と庄造と二人のをんな」
脚本八住利雄
音楽芥川也寸志
撮影三浦光雄
製作佐藤一郎
滝村和男
東京映画
配給東宝
美術伊藤熹朔
録音藤好昌生
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【クチコミ・感想】

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4.《ネタバレ》 香川京子目的でずっと観たかった映画。
優等生でお嬢様女優のイメージが、気の強いわがまま言い放題のキャラに変わる。
又、思っていた以上に大胆で刺激が強い衣装・・ほとんどの場面太腿むき出しの体当たりの演技。
いや~、びっくりしました。これだけで一見の価値がある。
内容的には、山田五十鈴と香川の最後の修羅場は壮絶。1年後に黒澤の「どん底」で置屋のおかみ(毒婦)とけなげな娘役で共演しているが、今回の香川の役はまるで対照的で面白い。
とにかく出てくる女性がみんな怖い。山田、香川に加え、浪速千栄子の母親も底意地の悪い相当えぐいキャラやし。
森繁の猫に対する異常なまでの愛情はその裏返しだといえる。全体的にコメディ調であるが、誰も信じられなくなり人間世界に絶望し、猫を抱いて一人放浪するラストはリアルである。 とれびやんさん [インターネット(邦画)] 7点(2023-02-23 21:02:20)

3.浪花千栄子のスットボケたおかあちゃんぶりが絶品で、この演技は“上方的なもの”を煮詰めた国宝級であろう。テキパキした嫁を追い出してグータラな娘を入れ、ダメ息子を支配している。追い出された嫁、山田五十鈴のひきつった笑いももちろんすさまじいが、浪花のネットリしたおかあちゃんの凄さに圧倒される。彼女は、小津の『彼岸花』ではおしゃべりオバサンのユーモア、溝口の『祇園囃子』では女将の冷酷と、上方人の明と暗をクッキリと見せており、またその能面顔の造作は黒澤の『蜘蛛巣城』で忘れ難い不気味な印象を残した。本当にすごい役者だった。カイショなしの男をやらせると森繁がこれまたツボに入り、ややこしいことを避けて猫に没入している庄造を、こういう役はまかしとけ、という感じで自在に演じている。映画における俳優はしょせん監督の素材という見方もあるが、こういう作品を見ると、役者の力も絶対無視できないと思う。仲人をはじめ脇の面々もよかった。この浪花・森繁・山田三人との共演で、しかも慣れない役柄とあっては、香川京子もプレッシャーきつかったであろう。意外と長回しが多く、海岸で森繁と香川がいちゃつくとことか、家での猫との三角関係の場とか、ネチネチした感じがカットを割るとあっさりしてしまうからだろう。ただ庄造に、まとめのような賢げなセリフを言わせるのはどうか。あくまで猫のことしか頭にない“愚か”に徹することで、彼は輝かねばならないはずだ。猫との再会の場、ああこの匂いこの匂い、というあたりで見せた愚かの骨頂が、女たちに対する庄造の返答でなければならない。 なんのかんのさん [映画館(邦画)] 9点(2009-06-25 12:12:22)

2.うわぁ~噂には聞いてはいたけど、こりゃ、何という豪華な顔ぶれ!森繁久彌に三木のり平、山茶花究と日本を代表する名喜劇役者が勢揃い!更に演技力抜群の山田五十鈴に浪花千栄子、そして、そして、そんな豪華な顔ぶれの中にあって、香川京子!こんなアクメ顔の香川京子、全編のほとんど水着姿で思い切り笑ってるあの顔、なんなんだ!あたしゃ、もう、見ていてクラクラしっぱなし!そんな香川京子の身体を撫で回す森繁久彌めっ!くそう~羨ましいぞ!にじばぶさんが書かれてるけど、これは人間の本質を捉えていて、人間と猫との大きな違いを喜劇役者達の名演技で見せてくれる。人間なんて、いかに愚かな生きものなのだろう!この映画を見ると理性というものを抑えきれない人間のだらしなさ、まるで川島雄三監督の喜劇でも見ているような感覚に陥る。それにしても香川京子ですよ。あの顔、たまらんわ!あの大きな口に噛み付きたくなる。森繁久彌が何とも羨ましいたらない。 青観さん [ビデオ(邦画)] 8点(2008-01-01 12:12:03)

1.本作を選んだ理由、それはもちろん大好きな香川京子目的。
しかもハスッパで不良な役を珍しく演じていると評判の作品なので、ずっとレンタルするのを楽しみにしていた。
そして監督は豊田四郎。
恥ずかしながら、初見の監督だ。
なので、こちらも楽しみであった。
いつもながら、初見の監督の作品を観る瞬間というのはワクワクする。

主演は40代の頃の森繁久彌。
雰囲気としては、渥美清のキャラクターに間寛平のシャベリを混ぜ合わせたノリ。
(例えが適切でないと思いますが、分かりやすいかと思い、敢えてこの表現でいかせて頂きました。)

その母親役に浪花千栄子。
何度か観たことのある女優だが、相変わらず小気味がよくて切れ味のある凄い演技をする女優だ。
あっぱれ。

そしてその妻役(先妻)に山田五十鈴。
これがまた陰険な役を自然な感じで演じており、凄いの一言。
口元をひきつらせつつ、嫌味を言うところなんぞ、気持ち悪いくらいに自然に演じている。

そしてそして、森繁の後妻役に香川京子。
いやー、本作を観て良かったぁー!
終始、下着か水着です。
その露出の多い肌を、森繁が撫で回す。
うーん、いいねー、いいなー。
つい先日、75歳になる彼女のトークショーに行ってきたばかり。
そんな彼女の若い頃の作品を観るにつけ、古い作品を観た時にしか感じることのできない、“時間の経過が織り成す不思議な感覚”を堪能することができた。

本作は、終始喜劇的なノリで進んでいくのだが、最後はとても恐ろしい顛末へと向かっていく。
それでも表面的には喜劇的体裁。
だけど、それだけに余計に怖い。
感情むきだし欲望むきだし意地むきだしの女性3人を前にして、森繁はこうつぶやく。

「やっぱり畜生(猫)が一番だよ」

と。

人間の愚かさと狡猾さを、猫と対比しつつ、喜劇的な手法で表現してみせた本作。
豊田四郎監督の凄さを一発で体感できた。
しかし最後は怖かったなー・・・ にじばぶさん [ビデオ(邦画)] 8点(2007-09-01 00:19:03)(良:1票)

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【点数情報】

Review人数 4人
平均点数 8.00点
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7125.00% line
8250.00% line
9125.00% line
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