みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
33.《ネタバレ》 中二病チックな展開で、思春期の心情に戻って鑑賞できるかがポイントの映画だと思いました。 良いと思った点は石原さとみのかわいさ、BGM、日本の地方都市の空気感、丁寧な伏線の回収等。 柳楽優弥は関西弁のキャラではなくて、大人しいもの静かな青年キャラの設定の方が、あのビルの屋上での行動に深みがでたのではと思います。そして、『刺した理由』が薄すぎて、とても残念でした。 個人的には、もう一工夫で良作だったのになーといった感想です。 【まっか】さん [DVD(邦画)] 6点(2019-06-22 09:52:28) 32.《ネタバレ》 『なんか思っていたより暗い映画借りちゃったなー。こりゃ失敗したかなー。』と思って見ていたら、包帯クラブ発足あたりから次第に面白くなり始めました。 『部活』や『サークル』といったノリで、『心の傷』を治療するというプロット。ささやかで、単純だからこその良さがあります。ワラやテンポが、『ばかばかしい』『何の意味があんの』と最初から賛同するわけではないのが良い。包帯クラブのメンバーが、それぞれ心に傷を抱えていて、活動を通して少しずつ自分たちの心の傷を軽くしていくのがまた良い。 心の傷は千差万別。『失恋』『オウンゴール』『逆上がり』『カットの失敗』のように、他人から見れば些細なこと。『レイプ』『性的虐待』『友人同士の刺傷事件』など重いもの。当事者にとっては程度の差は関係ありません。どの心の傷も平等に癒していくメンバーたち。そしてその活動の楽しそうなこと。誰かのために行動するっていうのは、かくも楽しく喜ばしいことなんだと、理屈ではなく感覚で共感させてくれるのが嬉しい。 ディノ、ワラ、ギモ、リスキー、それぞれが抱える『心の傷』が明らかにされるタイミングが絶妙。その順番も良い。ひとつひとつのエピソードは短め。ですが短いながらも、過去のシーンを必ず挿入し、丁寧に描写してくれたのが凄く良かった。個人的には『レイプ』の『お葬式』による供養がかなりぐっときました。自分自身辛い過去があるので、みんなが炎の前で祈ってくれている姿に涙がでました。そしてディノのエピソード。彼の秘密と彼が抱える『心の傷』に、ワラが寄り添ってあげたのが、ちょっとクサかったけど泣けました。 軽すぎず重すぎず。ちょっとドラマチック。ちょっと笑えてちょっと泣ける。後味爽やかな青春ムービー。 ※石原さとみがかわいすぎるので、2割増しくらいで高評価。『ドンマイ』。 【たきたて】さん [DVD(邦画)] 8点(2019-05-30 12:23:12)(良:2票) 31.《ネタバレ》 監督が堤幸彦で、原作が天童荒太。 「この組み合わせ、上手くいくのかな?」と不安に思っていたのですが、杞憂に過ぎませんでしたね。 どうしてもコメディタッチな作風になってしまうんじゃないかという不安は「鬱屈とした展開が続いても、どこか可笑しみがあって、重苦しくならない」という形で、良い方向に昇華されていましたし、真面目な場面はキチンと真面目に撮るという切り替えが、しっかり行われている事にも感心。 職人監督と呼ぶに相応しい、手堅い仕事ぶりだったと思います。 幾つか不満点もあったのですが、その一つとして主人公達の身勝手さ、まだ未熟ゆえの「厨二病」っぽさが挙げられて、そこは観ていて痛々しく感じられましたね。 青春映画には付き物な話だし、だからこそリアルなのだとも考えられるのですが 「上から見下ろしてモノ言ってんじゃねぇよ」 「アンタが世間の何を知ってるって言うんだよ」 と不良娘が金持ちの友達に説教するシーンでは、どう見ても不良娘の方が「上から目線」で「世間知らず」じゃないかと思えたりして、感情移入し難いものがありました。 学校側に包帯クラブの活動がバレた際に、自分達がやった事じゃないとしらばっくれて「私達のこと信じてくれないんですか?」と泣き真似する件なんかは、正直言ってドン引き。 騒動を巻き起こして警察に捕まった後に「親父さんが偉い人だから釈放してもらえた」というオチが付く辺りも、凄く恰好悪かったです。 また、原作者の著作に関しては「家族狩り」と「永遠の仔」くらいしか読んでいないのですが、その二つに続いて子供の性的虐待が扱われていたものだから「またかよ」と、少々食傷気味になってしまう気持ちもありましたね。 それらに対し、良かった点はと言えば、まず「包帯クラブ」の活動を行う姿が、とても楽しそうであった事が挙げられます。 ともすれば「癒し」「許し」「救い」などのイメージばかりが先走って、宗教的な画面にもなってしまいそうなのに、あくまでも「若者達のクラブ活動」である事を忘れておらず、観ていて「自分もやってみたいな」と思わされるような魅力がありました。 特にお気に入りの「鉄棒に巻き付けた包帯を逆上がりさせる」件が、実は伏線であり、ラストシーンにて鮮やかに回収される流れなんて、凄く嬉しかったですね。 飲食店に皆で集まって、美味しそうに料理を頬張りながら「将来の夢」を語り合うというのも、微笑ましくて良い。 「誰も知らない」で抜群の存在感を放っていた柳楽優弥が、立派に成長した姿を見せてくれるのも嬉しかったですね。 彼が演じるディノが経験した事件と、その後の顛末に関しては「被害者だけでなく、加害者も、難を逃れた第三者さえもが、傷を負っている」という形になっており、色々と考えさせられるものがありました。 罪悪感を乗り越えて、久し振りに再会した男友達と交わす会話の内容が「包帯クラブに所属している女の子達は可愛いかどうか」なんていう下世話な内容である辺りも、実に良い。 「包帯も自分で巻けるようになった」という台詞によって、彼が自力で立ち直ったのだという事を、端的に示す辺りも上手かったと思います。 包帯そのものには傷を治す力なんてなかったとしても「自分の事を想って、包帯を巻いてくれた人がいる」という事実によって、人が癒される事もあるのだなと、しみじみ感じられる。 ちょっぴり痛みも伴うけれど、それ以上に優しい映画でした。 【ゆき】さん [DVD(邦画)] 6点(2017-01-25 13:30:07)(良:1票) 30.《ネタバレ》 包帯クラブのメンバーが、みなそれぞれ心に傷を負っていることはよくわかります。その心の傷に対しては、私は包帯を巻いてあげたい。しかし、街中あちこちに包帯を巻いてそのまま放置、マンションの屋上(ヘリポート?)に侵入して大声で叫びまわる、といった彼らの行動には賛同できません。心の傷を癒し合ったり、仲間同士友情を確かめ合いたいなら、他人に迷惑をかけない手段で行うべきでは?と思いました。 【タケノコ】さん [DVD(邦画)] 4点(2014-03-11 21:54:16)(良:1票) 29.天童荒太は読んだ事ないのでその世界観はよく知らないのだが、引き込まれるストーリだ。これは包帯がポイントになるので映像化によってより楽しめる作品になっているような気がする。多少クサくて極端な演出もあるし、主役の女の子2人がちょっと屈託無く明るくて心の闇が無いのが物足りない感じもするが、よくできた話で、原作の力と映像の力が上手く組み合わさってる稀有な作品に思える。地方都市の学生話ってのは東京の自分はよくわからないひとつのワールドがあって興味深い。 【東京50km圏道路地図】さん [地上波(邦画)] 8点(2013-04-13 18:28:39) 28.包帯を巻くということ自体はいいと思うけど、テンポの自殺騒ぎやディノのエピソードなどは、ちょっと違和感あり。 【noji】さん [地上波(邦画)] 5点(2013-01-02 14:53:51)(良:1票) 27.薄っぺらいと言ってしまうのはあんまりかも知れないけど、高校生ぐらいが考えたようなストーリーで、観ていてやや恥ずかしくなる感じでした。出演者は割といいんだけど、積極くささが鼻につく。 【なこちん】さん [地上波(邦画)] 4点(2012-04-21 23:15:15) 26.石原さとみに3点。 【真尋】さん [地上波(邦画)] 3点(2012-01-09 18:04:03) 25.テレビ放映されていて何の気なしに観たら、意外にも良かったです。 【*まみこ*】さん [地上波(邦画)] 6点(2011-12-11 17:50:13) 24.地元民が観ても、くだらない。 【ダルコダヒルコ】さん [地上波(邦画)] 2点(2010-05-03 23:46:06) 23.地元がロケ地なので、別の楽しみ方が、ありました。 【がらんどう】さん [DVD(邦画)] 5点(2010-01-17 21:26:10) 22.思っていたよりもいい映画だった。 【アスモデウス】さん [DVD(邦画)] 7点(2009-10-11 03:18:57) 21.《ネタバレ》 テレビドラマのケイゾクやトリックなどで才能の煌きをみせていた堤幸彦(続編以降はともかくとして)。でも、その後これといった作品がなく、正直「包帯クラブ」にも期待していなかった。けど、これは素晴らしい、堤監督見直しました。自分の知る限りでは堤作品のベストだと思う。 人生にはハードでシビアな現実が厳然としてあり、その流れに抗うことは個人の力ではなかなかできない。それを承知で「何もしなければ何も変わらない」と行動すること、そのパワーこそが青春なのだという堤監督のメッセージがすがすがしい。 柳楽優弥がよかった。石原さとみは意外なくらいよかった。 (ちなみに自分は群馬の住人ではないけど、ロケ地周辺にはかなり土地勘がありその点で楽しめたことにプラス1点。ラストの余計なシーンにマイナス1点) 【kainy】さん [地上波(邦画)] 8点(2009-06-22 10:28:01)(良:1票) 20.青春注入されました。 【フッと猿死体】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2009-05-10 21:11:28) 19.《ネタバレ》 初めのうちは、非現実的なグズグズ映画なのかと思っていましたが、それは誤解でした。最後まで見るとウルっとくるような場面もあって、私としては高評価です。 【海牛大夫】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2009-05-05 21:34:20) 18.《ネタバレ》 予備知識なしにレンタルしてきて、たまに「これ当たり!」と思える作品に巡り合う。この作品はそんな一本です。大好きな映画だな。「堤さん、こんなの作れるんじゃん」って感じ。ひどく暗い始まり方で、もっとシュールで破滅的な映画なのかと思いきや、軽すぎず、重すぎず、バランスのいい作品でした。東京の若者が日本の若者の代表みたいに描かれることが多いけど、実はこういう地方都市こそが日本の現実だよね。そういうとこうまく描けてると思う。石原さとみ、今まであまり見たことなくて、いいお嬢さんの役をやるような娘だと思っていたので、ちょっと見直しました。これなら、いろいろな作品にチャレンジできるね。柳楽優弥、年齢以上に大人の役者ですね。ただ、彼の自殺騒ぎの時には、やっぱり、病院の屋上で死を語るディノを思い出してしまった。窪塚の時の『ピンポン』のように・・・。あと、最後の包帯クラブメンバーの写真には、ツッコミも入れて欲しかったな、車イス姿でもね。 【フラミンゴ】さん [地上波(邦画)] 7点(2009-03-09 17:04:04)(良:1票) 17.《ネタバレ》 母の白髪に気付くシーンが好きです 【osamurai】さん [DVD(邦画)] 4点(2009-03-04 13:29:22) 16.イマイチコンセプトが良くわかりません。きれいに終わりにしたなという印象です。ただ石原は女優としての魅力はあまり感じないなぁ。大体スカートにジャージ履いてるようじゃだめ。でもこの人はきっと10年後はもっと美人になっていると家族とか学校生活とかがほとんど描かれてなく話し自体が薄めていると思う。 【たかちゃん】さん [CS・衛星(邦画)] 3点(2008-11-23 08:13:02) 15.爽やかな青春ストーリーといった所だが、やはり柳楽の存在感なくしては語れない作品だろう。包帯が大きな意味をもったかは別として、思春期の難しい感情をうまく描こうとしてると思う。うまく出来すぎた展開も「青春」という設定が全てを自然にすることを改めて証明する作品。 【Andrej】さん [DVD(字幕)] 5点(2008-10-31 03:18:37) 14.《ネタバレ》 シュガー&スパイスでの痛々しい柳楽くんのお芝居が気になって観てみましたが、おせっかいな心配は無用でした。柳楽優弥は見事に殻を破っていて、ツッコミとの再会シーンの涙には、思わずうるうるしてしまいました。 所々過剰と思える演出(前半での挿入歌の多用や新しいマンションに咲くお花、包帯を巻いた若者に対する警察の反応など)が気になり感情移入し辛い映画ですが、堤監督の作風なのでしょう。エンドロール後のいかにもな紛争地帯(?)でのディノのカメラマンっぷりも必要だったのでしょうか?それらがなければ7点ですが。。若い人にオススメの映画です。 【ポテサラ頂戴】さん [DVD(邦画)] 6点(2008-09-12 14:28:11)
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