みんなのシネマレビュー

徳川女系図

The Shogun and Three Thousand Women
1968年【日】 上映時間:90分
時代劇エロティック
[トクガワオンナケイズ]
新規登録(2007-11-30)【にじばぶ】さん
タイトル情報更新(2024-08-06)【にじばぶ】さん
公開開始日(1968-05-01)


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監督石井輝男
キャスト吉田輝雄(男優)将軍綱吉
南原宏治(男優)柳沢出羽守
小池朝雄(男優)牧野備後守
富永佳代子(女優)おたえ
御影京子(女優)おみつ
三原葉子(女優)お伝の方
三島ゆり子(女優)雪岡
賀川雪絵(女優)おさよ
喜多川千鶴(女優)桂昌院
牧淳子(女優)駒尾
岡田千代(女優)お静
丸平峰子(女優)おつた
脚本石井輝男
内田弘三
音楽八木正生
撮影吉田貞次
製作東映
企画岡田茂〔東映〕
天尾完次
配給東映
編集神田忠男
録音野津裕男
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【クチコミ・感想】

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3.《ネタバレ》 記念すべき(?)“東映ポルノ”シリーズ第一作にして、大手映画会社が製作した初の成人指定映画なんだそうです。実は日本で“ポルノ”と銘打った映画を初めて撮ったのは東映で、日活ロマンポルノより早かったんですよ。こんなことになったのは当時の東映社長がボウリング場経営などのレジャー分野進出に熱心で映画製作に興味を無くしてしまい、映画部門を制作本部長の岡田茂に丸投げしたからなんです。当時のピンク映画の隆盛を目の当たりにして「これからはポルノでゆくぞ!」の鶴の一声、ヒットが続いてとりあえず路線変更は軌道に乗りましたが、ふつう東大出の重役がこんなことしませんって。それまで散々時代劇を製作してきた東映ですから衣装やセットはストックがあり、ピンク映画じゃ真似できない豪華なエロ映画が誕生したわけです。 五代将軍綱吉時代の大奥が舞台ですから、とうぜん出演者はほとんど女優。エロの方は試写を観た岡田茂に「期待したよりもおとなしい」と言われちゃうぐらいですから、大したことない。でも凄いのはエキストラ的な役柄の大奥のその他大勢の女たちで、当時のピンク映画界隈の女優を大挙出演させています。その女優たちがオッパイ丸出しで繰り広げる乱痴気騒ぎが見もので、これほど大量のオッパイがスクリーンに映ったのは日本映画史上で初の快挙(?)だったそうです。でもそこそこ名が通った女優は肌や太ももを見せるぐらいでほとんど脱ぎがないというのは、女優格差があからさまで笑っちゃいます。 ドラマ自体は石井輝男が監督だけあって、綱吉の下々からすれば贅沢な苦悩をテーマにして割とカッチリ撮られています。荒唐無稽なストーリーながらも将軍綱吉の伝わっている故事がさりげなく散りばめられた脚本かと思います。ラストは御台所信子が綱吉を刺殺するトンデモ展開ですが、実は俗説のなかに“綱吉・信子、無理心中説”があるそうなので、良く調べてるなと感服いたしました。 「(二つの)丘を下れば林もございます、お疲れになったら川の水も飲ませて差し上げます」、この意味深なセリフは綱吉に愛撫される女中が発するものです、こういうセンス好きです(笑)。 S&Sさん [CS・衛星(邦画)] 6点(2021-05-10 22:21:50)

2."東映ポルノ"のスタートで石井輝男監督の"異常性愛路線"と呼ばれるエログロ映画第1作、だそうで。
今観るとぬるいお色気シーンに時間が割かれストーリーがなかなか進まず退屈。
でも意図的にやってんだから文句言う方がおかしいよな。広い心でパイオツ丸出しの女相撲などを楽しむべきか。 ガブ:ポッシブルさん [CS・衛星(吹替)] 4点(2015-08-16 11:58:07)

1.石井輝男監督の、一連の“徳川モノ”は、どうも面白さが理解できない。
そして、むやみに疲労感も残る。
本作では、橘ますみが出ていない分、見所もなく・・・ にじばぶさん [映画館(邦画)] 5点(2007-11-30 10:00:47)

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【点数情報】

Review人数 3人
平均点数 5.00点
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