みんなのシネマレビュー

アデュー・フィリピーヌ

Adieu Philippine
1962年【仏・伊】 上映時間:110分
ドラマモノクロ映画青春もの
[アデューフィリピーヌ]
新規登録(2008-07-22)【ユーカラ】さん
タイトル情報更新(2011-08-22)【にじばぶ】さん
公開開始日(2010-01-23)


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監督ジャック・ロジエ
脚本ジャック・ロジエ
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【クチコミ・感想】

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6.《ネタバレ》 明日の朝、卒業とかこの街を出るとかで、
一夜のアヴァンチュールを楽しむ映画は多い。
古くは「アメリカングラフティ」から最近のでは「ブックスマート」など。

この映画は兵役に行く男が、何日間一緒になった女の子たちとの三角関係が描かれる。
女性同士の友情みたいな、やっかみみたいな、複雑な気持ちの入り混じった関係が面白い。

ラスト、兵役に出る青年に、腕がちぎれんばかりに腕を振って、別れのあいさつをする
彼女らに、ただただ好感しか感じ得ない。
最高! トントさん [DVD(字幕)] 8点(2023-09-08 00:02:07)

5.あふれる生命力に気圧されるも、いまいち乗りきれないまま終了。クライマックスの「青春の終わり」感はとても好き。 カニばさみさん [映画館(字幕)] 5点(2016-05-31 00:35:56)

4.《ネタバレ》 兵役につく運命が待ち受ける男。そんな男にとって、二人の魅惑的な女性は最高の「現実逃避」だった。繰り返される他愛ない日々は、劇中で永遠に続くかのように続く。だが、運命はやがて男に訪れる。男にとっての「最後の晩餐」・・・それほどの輝き、それほどに儚く過ぎ去る一瞬の青春。男を送り出す彼女たちも、何処か寂しそうな表情を見せる。 すかあふえいすさん [DVD(字幕)] 9点(2014-04-10 21:53:35)

3.《ネタバレ》 さんざんヌーヴェル・ヴァーグの作品を観てきたが、実はジャック・ロジェ監督の作品は未見だった。

ジャック・ロジェの代表作にして、ヌーヴェル・ヴァーグの代表作でもある本作を、ついに観ることができた!
ジャン=リュック・ゴダール30本をはじめ、数々のヌーヴェル・ヴァーグ作品に魅了され翻弄されてきた私とヌーヴェル・ヴァーグとの関わりは、一つの区切りに到達したような気がする。
それだけ本作は、ヌーヴェル・ヴァーグのひな形を観るような、純粋でとっつきやすい青春のふきだまり作品だった。

ただ、自分の好みのヌーヴェル・ヴァーグ作品というわけではなかった。
フランソワ・トリュフォー作品のように、都会人が都会で闊歩し、男が女をナンパするような作品が好みであるが、本作は、都会人がバカンスに出かけ、そのバカンス先での出来事を主な構成としているからだ。

ひたすらバカンスを楽しむ男女。
どこか在りし頃の日活青春映画を想起させる。

主人公の男は男前。
んでもって、その男とつるむ女二人はそれなりだ。
内容もバカンスを描いた部分がメインで、少々疲れを感じる。
そうだ!最近、自分がバカンスしてないからだ。
だから、疲れるんだ。 にじばぶさん [映画館(字幕)] 6点(2011-08-20 02:10:32)

2.《ネタバレ》 始まってしばらくは男がメインで映されている。時はアルジェリア戦争6年目。兵役につくまでの限られた時間といっても若者のすることはいつでもどこでもどこか無駄で怠惰に過ぎ去ってゆくものだ。共同購入した自動車を走らせ女の子を口説き。この口説かれた女の子二人組みが徐々に画面を支配してゆくと映画はどんどん面白くなってゆく。ベッドの上で戯れる二人の女の子はまるで『男の子の名前はみんなパトリックっていうの』(監督ゴダール、脚本ロメール)の女の子。一人の青年をめぐって何かを企み何かを企まれる。が、秘かであるはずの企みはあっけらかんと陽の下にさらけ出され、譲ったり譲られたりのロマンスという名のお遊びが展開する。男はたまったものじゃない。若いってことはもうそれだけで罪。映画はその罪の瞬間をしっかりと映しきる。やがて眩しい一瞬を切り取ったバカンスが終わる。成年が乗る船がゆく。ふたりが手を振り走り出す。その手の振り方が、走る速度が大きくなる。散々弄んでってこともないが、楽しんでおきながらなぜそこで必死ともいえる動きをするのか。唐突に思いだす。青年は兵役につくのだと。それとも単なる眩しい一瞬が過ぎ去ろうとすることへの購いなのだろうか。 R&Aさん [映画館(字幕)] 7点(2010-08-02 16:23:14)

1.《ネタバレ》 冒頭のテレビショー収録現場の活気に満ちた描写から始まり、全編がひたすら新鮮味あふれるショットの連続。開放的なロケーションの中で横へ横へ、奥へ奥へとカメラが自由奔放に進み行く快感。二人の女性が披露する、演技の枠を超えたナチュラルな表情や身振りの圧倒的な素晴らしさ。ダンス場面での謎めくようなカメラ目線、微妙な嫉妬心を覗かせる硬い表情、港へと走る車の後部座席でみせる純真そのものの破顔一笑などなど、他愛ない仕草の中に浮かび上がる人間味が劇の進行と共に魅力を増す。埠頭での別離の場面は、最高潮の情感に満ちた素晴らしいロングショットの連らなりに揺さぶられずにいられない。船上と対岸に別れた三者を、船上の位置から交互に収めていくカメラの距離の見事さ。前半ではアフレコが効果的に使われているが、ここでは逆に現場録音と思われる雑踏の喧騒と汽笛によって彼らの別れの台詞は聞こえない。それだけに表情と視線が雄弁さを増す。防波堤を駆け登り、手を振りながら走る二人の姿が最高に美しい。 ユーカラさん [映画館(字幕)] 10点(2008-10-13 19:45:46)

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【点数情報】

Review人数 6人
平均点数 7.50点
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【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 10.00点 Review1人
2 ストーリー評価 9.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 9.00点 Review1人
4 音楽評価 9.00点 Review1人
5 感泣評価 9.00点 Review1人

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