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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
2.《ネタバレ》 現在見られるのはアメリカ向け編集版だが、オリジナル版は現地で1967.8.13に公開されている。日本ではガメラ対ギャオス、ギララ、ガッパといった大怪獣映画花盛りの年であり、この映画もガメラの日本人スタッフが特撮を担当したとのことである。 怪獣そのものは単純な恐竜型で特徴がないが、その割に火炎攻撃(ガメラ)と切断光線(ギャオス)を兼ね備えた多機能型であり、F-104K(?)戦闘機や、走行中の車が真っ二つにされていた(ギャオス)のは既視感がある。また「アリラン」アレンジの曲に乗って踊るのは、ガメラのように子どもが親しめる性質まで詰め込んだということか。ほか遠方からのミサイル攻撃もバルゴンを思わせるものがあったが、独自性の感じられた場面として、怪獣がマンホールの蓋を踏んづけたのはちょっとスリルがあって面白かった。 一方で登場人物に小賢しい子どもがいるのもガメラ仕様だが、しかし昭和ガメラに慣らされた目で見れば大して不快感はなく、かえってラストを丸く収める役を担っていて賢明な少年に見える。この子どもとヒロインが少し年の離れた姉弟というのは日本でもよくある設定だが、このヒロインのツンデレ具合がけっこう可笑しかったりもして、登場人物は総じて好印象だった。 また特に異国の都市破壊場面が見どころであり、最初に映る政府庁舎(旧朝鮮総督府)は、その後“日帝残滓”として解体されて今はなくなっているので、この時点で早々に壊してしまえばいいだろうと思ったらそうはせず、続いて出た市庁舎(戦前の建物だが現存)の方をなぜか壊していた。その次に出た南大門(多分)は国宝第1号なのでさすがに破壊せずに済ませていたが、その後2008年に自国民の放火で消失したのは大変痛ましいことだった。ほか建物や橋もこの国では自然崩壊したりするので、怪獣が壊すのとどちらが先かという感じである。 以上のようなことで、単なる和製怪獣映画とはまた違った楽しさのある映画なのだった(皮肉交じりだが)。 なお余談として、今は現地に漢字の看板などほとんどないわけだが、劇中の「怪地震対策本部」「慶祝 怪獣退治歓迎記念式場」のように、漢語はちゃんと漢字で書いてくれればもっと近隣国とも分かり合えるはずである。何で自国産の文字にそこまでこだわるのかと言いたい(これも皮肉)。 【かっぱ堰】さん [DVD(字幕)] 5点(2014-12-13 14:44:05) 1.北がプルカザリなら 韓国はヨンガリとゆうわけで韓国の古い怪獣映画です。怪獣界のヨンさまことヨンガリが地底より目覚め暴れるって映画です。知る人なら名前くらいは聞いたことがあるかもしれません。マニアには有名だし、内容は全然違いますが「怪獣大決戦 ヤンガリー」なるリメイク版もあります。日本では未公開でソフト化もされてないので、邦題は便宜上つけられてるものを採用しました。日本の特撮スタッフが特撮は手掛けています。だから、怪獣が暴れるシーンは古いウルトラマンと同じテイストです。ヨンガリもキグルミ感バリバリ、でも正直かっちょ悪いので全然燃えません。で、ドラマ部分はどーかとゆーと、こちらも突っ込みまくれるグダグダ感がすごいです。この映画は宇宙センターの責任者と科学者の二つの家族が登場人物なんですが、宇宙センターないにつねにいるオカンやらガキやらの家族集団を見ていると宇宙センターが単なるマイホームに見えてきます。怪獣退治に秘密兵器をのせたヘリで挑むのですが、こちらにもガキや妹やら嫁が乗ってたりします。ほんでもって主役の恋人の弟のガキが非常にうっとうしいのです。つねに危険なとこへいきます。で、みんなに心配かけます。そのおかげで怪獣の弱点を見抜いて得意顔。かなりウザいです。怪獣が街で暴れるとなぜか自暴自棄になりディスコで踊りまくる若者の映像やら飯を必至でがっつくレストランの映像とか パニックに陥った人の心理を描写したつもりでしょうが、これも唐突すぎて、ただ緊迫感がうすれるヘンテコ映像にしかなってないとこがせつなすぎます。ついでに怪獣もなぜかダンス踊ったりします。突っ込んで観て笑う以外にはなんのおもしろさもないグダグダ怪獣映画でした。は~、時間を無駄にしたな~。 【なにわ君】さん [DVD(字幕なし「原語」)] 0点(2008-12-24 22:05:21)
【点数情報】
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