みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
8.《ネタバレ》 私の大叔母は、私が中学2年生の時に乳癌で亡くなりました。 昭和初期生まれの方でしたが、当時では珍しいほどの「巨乳」だったそうです。 大叔母の姉である私の祖母も「決して小さくない人」だったそうです。 時は流れます。 私の伯母は「小さめ」ですが、私の母も「大きい」部類だったようです。 そして私も、どうやら一般的に見ると「巨乳」だそうです。 俗説では「巨乳の方が乳癌になりやすい」とよく耳にします。 私は、隔世遺伝的に我が身に乳癌の恐れがあるのではないかと、内心震え慄いています。 妹や従姉妹たちを見回しても、皆わりと「小さめ」な為、不安感の増幅は半端ありません。 遺伝ってすごい。そして恐ろしい。 …無駄話をして申し訳ありません。 つまり、私にとってこの映画は、他人事では済まされない大きな衝撃を残したのです。 私は、もし自分が乳癌になっても、あのような決断を下せる自信がありません。 大叔母の最期を目にしているだけに、恐らく、私には出来ないと思います。 乳癌の痛みは、それはそれは酷いものだそうです。 もし、サトエリのように死ねるなら… 痛いは痛いのかもしれませんが、あのように我慢出来て、綺麗なままで逝けるのなら、 私も、愛する人の為に死を覚悟出来るかもしれません。 しかし、多分現実は、もっと酷で壮絶だと思います。 だからこそ、サトエリのような決断を下せる女性は、フィクションだとしても尊敬に値します。 乳癌や婦人科系の病気は、女性の精神にとても大きな傷を残す病だと思います。 特に「乳房」は、身体的に判りやすい「女性としての特徴、また象徴」でもあるだけに、 それを残して死を選ぶという決断は、同じ女としても頭が下がる思いです。 でも、いったい世の中の女性の何人が、サトエリと同じ決断が出来るかな?と考えると、 限りなく少ないのではないかな…と思います。 女だからこそ解る苦しみや苦悩が、本作では描ききれていないのです。 もう少し女性としての葛藤を見せてくれていたら、また違った印象だったのかな…と思いました。 と言うことで、5点とさせて頂きました。 余談ですが、最近では乳癌になって切除を余儀なくされたとしても、 お尻、お腹、太腿などの余分なお肉を使って、乳房を再生することが出来るそうです。 この朗報を二人が知っていたら、どうなっていたのかな…と、余計な思いを馳せております。 【港のリョーコ横浜横須賀】さん [DVD(邦画)] 5点(2012-04-28 22:18:17)(良:1票) 7.《ネタバレ》 いい映画でした。「愛」の映画。言いたいことは、だいたい目隠シストさんが書いてくださっていました。競馬場で松に壷の事を「そんなパチモンで病気が治るわけ(ない)」と言われた寺ちゃんが、「治るかもしれないじゃないですか!」とは言わずに、「治ったらどうしますのん!」と言ったところでハッとしました。 【コウモリ】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2011-12-09 18:10:54) 6.近年の日本映画はあんまり最後まで見ることが出来ない性質の自分ですが、これは舞台が大阪という事もあって楽しく鑑賞できました。軽いのりながらも身近な人の死の辛さはよく伝わってきました。 【白い男】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2011-10-24 22:48:56) 5.まず一番に言える事は、全然秋が深くない。 前半、一緒になる所までのテンポと発病後のテンポが違いすぎて困惑。ここ一番の演出が非常にベタ。もっと笑って泣ける話に出来たのでは? 芸達者な八嶋智人と佐藤浩市に自由に演技してもらって演出が無い感じ、監督のこだわりは飛行機の飛ぶ背景の色合いぐらいじゃない、室内のシーンが暗すぎるのもいかがなものか。実は両親に丁寧な手紙が逐一届いていたという部分はホロリとさせるが、それだけって感じ。 器用な役者を揃えたので、あっと言う間に撮影が終了して拍子抜けの雰囲気が画面から溢れている。駄作ではないが凡作。 【カーヴ】さん [DVD(邦画)] 4点(2010-05-04 11:51:21) 4.《ネタバレ》 前半は心温まる感じで良かったが、乳癌になってからの展開が…。なぜ手術を受けないのか、怪しい壷に頼って競馬にはまり、最後は焼身自殺!? わからん。 【Q兵衛】さん [CS・衛星(邦画)] 4点(2010-03-31 08:53:51) 3.《ネタバレ》 「オッパイを失うくらいなら死んでもいい」ではなく、「どうせ死ぬならオッパイを残しておきたい」が一代の気持ちだと受け取りました。彼女は自分の死期を悟っていた気がする。手術でボロボロになって寺ちゃんを悲しませるより、治癒の希望を夫に抱かせたまま死にたいということ。ブラを焼き捨てたのは生還出来ない事を知っていたから。自らの選択のケジメでもある。胸が痛みます。自分は当初、「オッパイを切らないで頑張ってみたい」という一代の言葉を、寺ちゃんは鵜呑みにしたのだと考えていました。その結果、狂って暴走したのだと。だから腹が立った。少しでも長く彼女の傍に居てやれ。一刻も早く手術を受けるように説得しろ。殴って目を覚まさせてやりたかった。でもラストの寺ちゃんの顔を見て、それが勘違いだった事に気づきました。あれは悔いのない人間の顔。彼はちゃんと一代の想いを受け止めていた。何もかも承知で彼女の我侭を許したのだと感じます。それがどんなに辛い決断だったことか。励ましの言葉をかけるのは容易い。でも「無理しないでいいよ」は愛していなかったら言えません。彼は間接的に“このまま死にたい”という一代の願いを叶えたのだと思います。勿論、ガソリンを飲んでも助からないことや、壷がインチキだってことは百も承知。でも、奇跡を願わずにはいられない。それが人の心。後追い自殺だけは許せませんが、彼の精一杯の足掻きを自分は批難できません。終末医療については様々な考え方があると思います。自分自身、当事者になってみないと判らない。でも最期は自分で決めたいと思う。秋深き。冬支度の頃。少しでも穏やかな冬が我が身に訪れんことを、心から願います。 【目隠シスト】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2010-01-19 20:25:16)(良:2票) 2.《ネタバレ》 これは純愛もの、というジャンルの映画なのだろうか。このカップルがお互いを必要としているのは分かったけど、男の嫉妬深い性格の描写に随分と時間が割かれていて爽やかさが無い。サトエリのバストが無くなったら私も悲しいけれど、男が胡散臭い壷を買おうと奔走している間に、乳癌が転移して死んでしまうストーリーってどうなの? それって純愛なの? カタチの良いバストは命よりも大事なの? サトエリの爛漫な演技と豊満なバストに助けられてます。それが無かったらもっと点数少なかったです。 【アンドレ・タカシ】さん [CS・衛星(邦画)] 4点(2009-11-04 00:52:30)(良:1票) 1.おっぱいは見るものじゃなくて、触るものなんですね。 冒頭から妙にエロくて説得力がありました。 腑抜けの佐藤江梨子はイメージぴったりの嵌り役でしたが、この作品でも逆の意味で嵌ってたように思います。 何しろ佐藤江梨子ですからね。 僕は99.9%信用してませんでしたから、まんまとやられてしまいました。 確実に裏切られるだろうと思ってたんですけどね。 まあ、ある意味では裏切られたわけですが・・・。 感動というほどではありませんけど、なかなか味わい深い作品に仕上がってるんじゃないでしょうか。 【もとや】さん [DVD(邦画)] 7点(2009-10-28 02:23:49)
【点数情報】
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