みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
4.《ネタバレ》 1899年大晦日から1932年大晦日迄の英国上流階級マリヨット一家の歩み。ラストの老夫婦に、監督とリアルタイムで観た観客の平和への願いを感じ取る。1933年1月にヒトラーが首相になった事に歴史の無情を思います。無情と言うと長男最期の演出が忘れられないものとなるでしょう。オスカー作品賞も納得の良作です。 【The Grey Heron】さん [DVD(字幕)] 7点(2020-06-08 15:23:01) 3.《ネタバレ》 探し回った結果、まさかの本屋で見つけたレアな1933年米アカデミー作品賞受賞作。ボーア戦争、タイタニック号沈没事故、第一次大戦、世界恐慌と激動に満ちた時代を生きた英国の一家。彼ら共に波乱の時代を追体験できます。英国への愛国心がしみじみ伝わってきました。 【獅子-平常心】さん [DVD(字幕)] 6点(2012-12-01 00:44:56) 2.《ネタバレ》 英国の名家マリヨット家を中心に話が進みますが、敢えて言うなら主人公は時代の変化そのもの。マリヨット家はその中の一例にすぎず、さまざまな階級の家庭にそれぞれのドラマがある……というところでしょうか。ストーリーの進行は時代に沿ったエピソードの羅列であり、全体として統一された物語はありません。が、時を経るにつれ一家も山あり谷あり。その道のりをたどるだけでも面白味があります。 映画全体を貫くものとしては、戦争の存在があります。序盤はボーア戦争で、一家の主も召使いも、アフリカに送られます。男の子は単純に戦争を楽しんでいますが、残された妻たちは悲しみにくれる。ここは、階級は違っても同じような光景が展開するところがミソでしょうか。 その後時代が進むと、第一次世界大戦がはじまります。もともと舞台劇なのでここはどう処理するのかと思ったら、いかにも元が舞台劇らしい扱いでした。しかし、これはこれでありでしょう。ここでも、「残された妻の悲嘆」が繰り返されます。しかも、今度は子供まで戦争に行ってしまうことで、嘆きがより強調されています。その後戦争が終わって「現代」、つまり1933年の正月を迎えて映画は終わるのですが、終盤は当時の情勢不安を反映してか平和への祈りを強く感じさせます。このため見終わると反戦映画という印象が強く残ります。が、そうしたメッセージがなくとも、マリヨット夫妻が歩んだ道のりを堪能させてもらって、かなり楽しみました。満足です。 【アングロファイル】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2010-01-18 20:22:18) 1.《ネタバレ》 1900年から1933年までを描く大河ドラマです。 イングランドを舞台にひとつの家族を中心に据えて各時代のエピソードを綴ったまさに年代記。 時代は移ろい人びとの状況は変化していきます。 メインの家族に関していうと、1900年には少年だった息子ふたりが失われて夫婦に大きく影を落とします。 映像の集積はさながら走馬灯。 長編ですが非常に散文的で、つながりや展開を楽しむ部分はほとんどありません。 基本的な内容が「この年にはこんな出来事がありました」なので見所は要所要所でのエピソード。 リアルタイムの観客には自分や家族と重ね合わせるシーンが必ずあったはずです。 そうした、過去を覗く鏡のような効果が作品の元もとの狙いでもあります。 従ってその時代に生まれてすらいない現在の鑑賞者が価値を見出せるかは疑問。 「蛍の光」の流れるシーンが印象的で、各時代を彩る多彩な音楽も魅力です。 33年作としては撮影技術、フィルム状態ともにハイレベル。 【昌兵衛】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2010-01-13 10:31:19)
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