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若大将対青大将

1971年【日】 上映時間:83分
ドラマコメディシリーズもの青春ものアイドルもの
[ワカダイショウタイアオダイショウ]
新規登録(2010-06-03)【イニシャルK】さん
タイトル情報更新(2018-11-13)【イニシャルK】さん
公開開始日(1971-01-09)


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監督岩内克己
キャスト加山雄三(男優)田沼雄一
酒井和歌子(女優)塚本節子/美人の客
田中邦衛(男優)石山新次郎
大矢茂(男優)太田茂夫
吉沢京子(女優)森山圭子
三條美紀(女優)太田春江
太田淑子(女優)富士子
小林夕岐子(女優)牧田昌子
人見明(男優)平岡課長
松村達雄(男優)石山剛造
千石規子(女優)きよ
南利明(男優)高林教授
江戸家猫八[三代目](男優)警官
脚本田波靖男
音楽萩原哲晶
作詞岩谷時子「愛はいつまでも」/「アダムとイヴのように」/「掟にそむいて」
作曲弾厚作「愛はいつまでも」
村井邦彦「アダムとイヴのように」
大矢茂「掟にそむいて」
主題歌大矢茂「アダムとイヴのように」/「掟にそむいて」
加山雄三「愛はいつまでも」
撮影原一民
上田正治(撮影助手)
製作藤本真澄
安武龍
配給東宝
美術薩谷和夫
編集岩下広一
録音東宝録音センター(整音)
照明小島真二
その他東京現像所(現像)
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【クチコミ・感想】

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4.若大将の影が薄く、青大将がクローズアップされた内容でした。かといって青大将が大活躍するわけでもなく、いつもながらの酷いセクハラが、今回は更に輪を掛けて酷かったという感じに過ぎないです。個人的には、もうちょっと青大将にもいい所を見せて欲しかったという印象です。 もんでんどんさん [CS・衛星(邦画)] 3点(2015-05-18 14:33:20)

3.《ネタバレ》 いよいよ若大将を加山雄三から大矢茂に譲る、とした作品。ついでに(?)青大将も石山新次郎から後輩に譲られた……はずなのですが、新次郎はほとんど主役級の露出度。製作側が大矢茂に不安を感じ、かといって加山雄三を前面に出せないものだから、田中邦衛におんぶにだっこしたのは明白です。しかし青大将の幼稚な言動をほぼ全編にわたって見せられては、さすがに辟易します。やはり相手になる若大将がいてこそのことで、青大将1人では笑いを取るどころか嫌味なだけ。おまけに終盤、太田に対して説教を垂れるという支離滅裂ぶりでした。社会人になってからのエロオヤジぶりも健在で、まったく魅力を感じさせません。
その一方で、田沼雄一も引いた形ながら登場します。節子さんも健在ですが、太田の相手として圭子ちゃんも出てくるので、カップル二組はさすがに見ていてめまぐるしい。おまけに最後は雄一と節子が結婚することになったで締めていて、「若大将引退」を印象づけようとしたのかもしれませんが、これでは誰が主人公なのかわからなくなってきます。
とはいえ、本作にも取り柄はあります。まず原一民の撮影が美しくてよろしい。岩内監督の演出も、鏡の効果を要所に使って面白い。ただ、「アダムとイブのように」の場面は、なぜ色を変えたのかよくわかりませんでしたが……。また、新ヒロインの吉沢京子も若くてかわいらしく、その影響もあってか酒井和歌子がちょっと大人っぽく感じられるのもプラスです。個人的には、この2人が話し合う場面が、全編のクライマックスでした。圭子の気持ちを書いて見せるのはなかなか泣かせる展開ですが、やはり太田が主人公であるのなら、圭子が鈴鹿に行って直接告白するのがスジだと思うのですが。
まあそんなこんなで不満の残る作であり、結局大矢茂の若大将はシリーズ化されずに終わってしまいました。もともと観客が見たかったのは「加山雄三の若大将」なのですから、それで当然という気がします。 アングロファイルさん [CS・衛星(邦画)] 5点(2015-02-08 16:54:11)

2.《ネタバレ》 若大将シリーズの(一応の)最終作だが、これ本当に最終作のつもりで作ったのだろうかと思うほど適当なつくりで、岩内克己監督自らが「ブラボー!若大将」のオーディオ・コメンタリーで忘れたい作品と語っていたのがよく分かる映画になってしまっている。トップ・クレジットは大矢茂となっていて、前回登場した太田茂夫に田沼雄一から若大将のニックネームが譲られるのだが、冒頭に青大将の卒業式のシーンが描かれていたり、青大将の実家が登場するなど映画の中心人物として描かれているのは明らかに青大将で、加山雄三は出番が少なく、主人公が誰かすらもよく分からない状態。青大将がヒロイン二人を口説きまくるのだが、いくらなんでもそれがしつこく、演じる田中邦衛もイヤイヤやったんじゃないかと思うほどだ。田能久のメンバーが江口すらも一度も登場することがないのは「男はつらいよ」シリーズでとらやとその周辺の人物が一切登場しないのと同じようでさびしい。この10年後にもう一本作られているとはいえ、一応最終作として作ったなら田能久のメンバーもちゃんと出すべきだったんじゃないかな。 イニシャルKさん [DVD(邦画)] 3点(2012-02-29 18:29:22)

1.《ネタバレ》 1962年に始まったシリーズも、1971年製作の本作で中締め(草刈正雄が主演した2作は除く)。10年後にもう一作「帰ってきた若大将」が制作されたようだけど、実質的なシリーズ最終作にしてはなんとも適当な作り方。はっきり言うけど、ここまでのシリーズ17作で最低でした。主人公が誰か分らないくらいにストーリーが散漫。いつもの若大将の家族に代わり、青大将の親父や乳母が何度も出てきて、青大将が主人公のスピンオフでも観ている錯覚さえ覚える。青大将が酒井和歌子や吉沢京子にアタックを続け、それがテーマと思えるほどしつこい。でも内容はセクハラのオンパレードでコメディだとしても不快が残る。当の若大将にはこれといった見せ場もなく、逆に若大将のニックネームを後輩に譲ったりする。主演をその後輩に変えてシリーズを続けようとでも思ったのだろうか。常連の若大将の家族が一人も出演しないところを見ると、急遽シリーズを締める事情があったのかも知れないが(あるいは前作で打ち止めだったとか)、こんなもので終わって欲しくなかった。とても残念。■軽くシリーズを総括すると、「若大将」というキャラクターがその後の加山雄三のイメージを不動のものにしたのは良く分る。というか、たぶん彼はあまり演じていない。あの屈託の無さや鷹揚な態度は素のキャラクターだろう。それはいわゆる「天然」のスター性で、長嶋茂雄さんと同類ですね。「若大将」シリーズも青春映画の部類に入ると思うけど、若さゆえの苦悩を問いかけるよう深刻な色彩は無く、憧れを覚えるスタイルをベルトコンベアで流し続けた印象です。スポーツ万能で歌と楽器に精通して女性にモテる。同時期の日活の青春映画などとは好対照です。予定調和な娯楽作品として気楽な時間が過ごせる楽しいシリーズだったと思います。もうひとつ、主人公の祖母役の飯田蝶子さんが好きでした。何があっても孫の味方という態度を崩さない役作りがとても温かで微笑ましかったです。 アンドレ・タカシさん [CS・衛星(邦画)] 1点(2011-07-30 20:16:22)(良:1票)

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【点数情報】

Review人数 4人
平均点数 3.00点
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1125.00% line
200.00% line
3250.00% line
400.00% line
5125.00% line
600.00% line
700.00% line
800.00% line
900.00% line
1000.00% line

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