みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
2.《ネタバレ》 身分を隠したお嬢様と一般ピープルの恋愛。秘密を打ち明けるタイミングを逃しそれが元でトラブルが起こる。なんやかんやありながらも当然最後はハッピーエンド。いや~ベタ、ベタですね~。もちろんベタだから悪いなんてことは一切無く、重要なのはその見せ方。無駄に重々しく観ていて疲れるような描写は全くなく、ハイテンポでカラッとまとめ、上映時間も91分。その中でも後先考えず船にのるメアリー、「第4の手」、理解のある伯父さま、頑固だが最後に娘をとる父など、こちらもベタなんですがしっかりツボを抑えていることでいい意味で普通に良い作品となっていると思います。 それにしても普通は「秘密を打ち明けられないまま」なのは恋愛段階までのところを秘密を持ったまま何事もなかったかのようにあっさり結婚しちゃうのはスゴイ。お国柄なのか時代なのかコメディだからなのか作風なのか・・・。ストレッチの女に興味無いキャラはどこへやら、妄想劇場(しかも長い)が始まった時はどうしようかと思いましたが、船のシーンと合わせ、全体のテンポ的に良い緩急になっていたかと思います。 なお、タイトル的に西部劇だと勘違いしてレンタルしたというのはご愛嬌。 【53羽の孔雀】さん [DVD(字幕)] 6点(2014-03-20 00:56:14) 1.《ネタバレ》 夜の霧が漂う船室のシーンは、トーランドの真骨頂。ソフトな画調に、マール・オベロンの瞳の潤いが美しい。船長室での結婚式のショットも、丸い船窓をバックにしたゲイリー・クーパーとのキスシーンも絵になっている。 一方で、尻餅をついたりプールに投げ込まれたりと、少々ぎこちないながらも可愛い仕草でコメディエンヌぶりも発揮していて魅力的だ。 ゲイリー・クーパーも朴訥で実直な役柄を好演。長身の風貌とキャラクターがよく合致している。 彼とウォルター・ブレナンらが建築中の家屋で繰り広げるパントマイムがとても楽しい。 そして結部で展開する緩急のリズムがまた素晴らしい。人物が賑やかにドアを行き来する中、いつしかマール・オベロンも交じって駆け回っている。 呆気にとられながらもドア向こうに駆けていくクーパー。母親がドアを開けると、隣室の台所では二人が熱烈にキスし合っているという畳み込み的ハッピーエンディング。 タイトでシンプルな締め方が実に粋だ。 【ユーカラ】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2011-02-17 21:21:17)
【点数情報】
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