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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です!
【クチコミ・感想】
2.《ネタバレ》 前に見た「かんざし小判」はずいぶんとおちゃらけた作品だったわけですが、これはまた正反対。同じシリーズでここまで違うかというほど、まるで別物。なにしろ今回敵の親玉は由比正雪ですから。彼ら一味が紀州藩の家臣を次々謀殺している……というのが始まり。とにかく人が死にまくりで、それもチャンバラでその他大勢が斬られるというのとはわけが違います。正雪一派では主役格の丸橋もその妻も最後は自害。それ以外にも、紀州藩の侍のみならず、直接関係ない人物まで殺されるという、なかなか殺伐とした話になっています。この大事件を前にお七親分がうろうろしていると、やはり違和感ありまくり。なにしろ、最初のクレジットにも「主題歌」が見えないくらいですから。やっぱり美空ひばりにこういうのは似合わないでしょ、というのと同時に、たまにはこういうのもいいかと、も思ってしまいます。少なくとも、「かんざし小判」よりはよほど見られるのは間違いないです。 【アングロファイル】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2015-04-25 22:09:38)
1.美空ひばりが例によって一人二役、いや正しくは「一人二役」役というべきかな、男装姿と女装姿を披露。とくればもう、唄に踊りに剣劇に、娯楽満載のお祭り映画を想像する訳ですが、そしてまたおそらくは元々、そういう企画だったんじゃないかと思われる訳ですが、、、そうは問屋が卸さない。何しろ、工藤栄一監督。美空ひばり映画なのに、唄や踊りは控えめで、後の集団抗争時代劇の萌芽がそこかしこ。クーデターを計画する由比正雪とその一味は、テロリスト集団のように描かれ、冒頭から様々な怪事件が連続して発生、これじゃなかなか落ち着いて唄ったり踊ったりしてる場合じゃない。そして、クライマックスではもう、集団抗争劇の“萌芽”どころか、まさにそのもの。我らが十四郎サマが大暴走、ひばり映画にあるまじき、悲壮感あふれる一大死闘を繰り広げちゃいます。TPOをわきまえず、ここまでやるか、十四郎サマ。と言う訳で、ひばりファンには「ちょっと、これ、違うんじゃないの~」と言われるかも知れませんが、全国の隠れ十四郎ファン(隠れる必要があるのか?)にとっては、まことにタマラない作品となっております。 【鱗歌】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2014-10-22 22:25:29)
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【点数情報】
Review人数 |
2人 |
平均点数 |
6.50点 |
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