みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
2.《ネタバレ》 アキラが流れ着く→ヒロインルリ子と会う→ジョーとこぜりあう(ジョーは鼻っ柱を折られる「あいつやるじゃねーか」)→信雄が暗躍する(ジョーはしぶしぶ協力する)→ヒロインの危機・アキラが立ち向かうが多勢に無勢→ジョーが助太刀をする→信雄無様な最期を遂げる→アキラ(ヒロインと結ばれず)去って行く。ネタバレも何も、「渡り鳥」はだいたいこれで説明ができる。「アキラの法則」だ。ギターを抱え歌いながら敵中におりてくる、が周りは歌を聴いているだけで襲い掛かろうとしない(小林信彦氏もあげておられる)これも「アキラの法則」だ。斎藤監督自身は「ギターを持った渡り鳥」「口笛が流れる港町」をフェイバレットにしておられるが、世評がなぜ故この作品がシリーズの最高傑作、としているかといえばそれは俳優小林旭の持つ「スケールの大きさ」をフィルムに焼き付けた最良の作品だからという事を断言してしまおう。 後年大滝詠一+阿久悠の「熱き心に」で示された「日本離れのした風景+現実離れのした浪漫」のモチーフが、この作品には表れている。アキラには大草原と陰がよく似合う。そこが海と太陽が似合った裕次郎との大きな違いだろう。偉大なるワンパターン、だから素晴らしい。大スクリーンで見てみたい一本。 【Nbu2】さん [ビデオ(邦画)] 7点(2013-07-04 19:29:07) 1.《ネタバレ》 ビデオ屋でなにげなく手にとって、西部劇風の 古い邦画というインパクトにひかれ借りて観てみました。 小林旭、浅丘ルリ子、宍戸錠がめちゃくちゃ若い! いつ作られた映画なん?と思って調べると 1960年と書いてある。なるほど、そりゃ若いわけだ。 カウボーイ役を小林旭、アイヌ民族をインディアンに 見立ててやってるわけですが、なにより北海道の大自然には 目を見張りましたね。 この時代の北海道はほんと手つかずって感じですね~。 風景が日本じゃないみたい。 内容的にもまさに西部劇そのもので、 ピストルでドンパチやっちゃうとか、 アイヌの人たちのなんともいえない風貌とか、 全体的に非現実的な日本なんですけど、それもまた面白い。 小林旭も、なにか争いがあるとタイミングよくそこに 出くわしたり現れたりする、まさにアンパンマン的な 都合の良さ。でもそれもまた面白い。 あるいはまた、格闘シーンとか銃撃シーンがどれも 笑っちゃうほどいい加減なんですよね。 パンチが全然顔に当たってないやん! 敵が自分から吹っ飛んでいってるやん! 銃の弾が命中してる気配が全然ないやん! みたいに、見ていて失笑してしまうのですが、 そのやる気のなさもなぜか面白さに変換して 見ることが出来る。 これも古い映画のなせる技なのでしょうか。 シリーズだそうなので、他の作品も見てみることにします。 【あろえりーな】さん [DVD(邦画)] 6点(2013-07-03 22:17:26)
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