みんなのシネマレビュー |
|
|
|
ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
9.《ネタバレ》 超一流の職人は凄い!シビアな世界を知る事ができた。 二郎氏の職歴は75年。85歳の今でも現役 で毎日改善を繰り返すという。謙虚、モチベーションがミシュランで3星を得る事になったのではないか。三つ星を取るまでは世間で注目もされない存在だったと二郎氏はいう。なぜあの店が選ばれたのか?他店は疑問に思われたのではないかともいう。酒は出さない、店での会話もなく淡々と寿司を出すだけの店。シンプルなんだけれど食べたら納得だという。顧客の為に毎日改善を繰り返すということが大切だということを学んだ 【ホットチョコレート】さん [DVD(字幕なし「原語」)] 8点(2022-08-22 17:39:21) 8.とにかく映像と音楽が美しい。監督がどういう素性の人かは知りませんが、「和」を前面に押し出すでもなく、かといってけっしてアメリカンでもなく、日本の職人の平凡な日常を忠実に表現していたように思います。よくあるテレビのドキュメンタリー番組のように、針小棒大に〝ドラマ〟を作って盛り上げようとしないところも好感が持てます。 誰もが「小野二郎」や長男氏のように一流になれるわけではありませんが、その真摯な姿勢や心意気に共感する人は多いのではないでしょうか。 【眉山】さん [インターネット(字幕)] 8点(2019-12-23 01:19:56) 7.二郎さんと息子のよしかずさんを中心とした最高級のお寿司を提供する銀座のお寿司屋さんのドキュメンタリーです。スローモーションと早送りを効果的に使い、音楽もクラッシックでうまくまとめています。81分という尺もちょうどいい感じでした。しかし、全ての人が絶賛する味なのでしょうが、一人3万円からのお任せコースのみで早いと15分で終わってしまう、、、というお店には自分は行けそうにありません。。。なお、江戸前寿司だから仕方ありませんが、大トロ、赤身、ハマチ、アナゴから貝に至るまで全ての握りにタレをつけますが、自分はタレがついていない握りが好きなので、そこまで美味しそうには思えませんでした。。。 【みるちゃん】さん [DVD(字幕なし「原語」)] 6点(2019-12-16 14:10:55) 6.《ネタバレ》 十数年前ですが、ボスのお供で一度だけ数寄屋橋の次郎に行ったことがありました。もう衝撃でしたね、今まで自分が食べてきたお寿司はいったい何だったんだろうか?まだミシュラン東京版が出る前でしたが、このお爺さんのどこからこんな味を創作するパワーがあるんだろう、としげしげと次郎さんの顔を見つめてしまいました。 お寿司って考えれば不思議な食べ物ですよね。子供のころは、寿司は酸っぱいご飯の上に刺身をのっけたものだと思っていました。寿司をトコトン因数分解してゆけばあながち間違っている定義ではないかもしれません。でもそれがあの芳醇な料理にまで昇華するんだから、ほんとに不思議なことです。 もちろん世界一有名な日本人料理人である小野次郎がこの映画の主人公ですけど、実はともに店を切り盛りしている長男氏がダブル・センターとして重要な役割を果たしていることを見事に喝破しています。彼は次郎さん亡きあとに店を継がないといけない、いわば日本で最もきつい重圧を背負った一人なんじゃないでしょうか。その彼が店のいわばコンサート・マスターであると見抜いた監督の眼力は素晴らしいし、背後に流れるクラシック音楽がこの視点とよく調和していました。そして登場する築地の仲買人や米屋さんなどの取引先が、みんなほれぼれするようなプロぞろいなことにも感銘を受けます。次郎さんも、とても80歳を越えているとは思えない滑舌と豊かな表情なのが観ていて愉しいです。 米国人監督の日本料理と職人に対する深いリスペクトが伝わる一編でした。きっとホワイトハウスのスタッフも、オバマ大統領が来日する前にこの映画を観て研究したんだろうな。 【S&S】さん [CS・衛星(字幕なし「原語」)] 9点(2017-08-17 01:05:21) 5.《ネタバレ》 これは想像以上に素晴らしい作品でした。 美味しいお寿司を紹介するだけのグルメ作品かと思ってたけど、人間ドラマを織り込んだ深みのある構成に感心しました。 美味しいってどういうことなんだろう?って哲学的なことを考えさせられます。 意外だったのは食材選びは業者に丸投げという点。 寿司を握るプロではあるけど、食材選びはプロの業者を信用するという姿勢は合理的。 そういった信頼関係があるから、良い食材が安定して供給されるんだなって納得しました。 その最高級の食材を丁寧に手間暇掛けて仕込むんだから美味しくなるのも当たり前ですね。 寿司ってただ握ってるだけのシンプルな料理かと思ってたけど、ここまでやるんだなぁって感動しました。 お寿司が美味しそうというレベルを超えて、美しい芸術品のようでした。 【もとや】さん [DVD(字幕なし「原語」)] 9点(2017-02-04 14:42:22) 4.《ネタバレ》 ただの寿司屋さんドキュメント。「すきやばし次郎」という三つ星寿司店(一人3万円で予約一か月以上待ち)の店主、小野二郎さんを中心に店を追う。 寿司をクラシック音楽とともに美しく映す。 店主も息子も見習いも普通のことしか言わない。シンプルでいいなあ。 これからも最高の寿司を作り続けてください。 あと。ビールを飲むときの「あー」と風呂に入るときの「あー」は同じ、ってのは名言だったな(笑)。 【JF】さん [DVD(邦画)] 7点(2016-02-16 14:07:57) 3.《ネタバレ》 演出・構成ともに優れていると思う。インタビュー音声は流れるものの、基本的には映像と音楽で見せる映画。映像はスローモーションをうまく使っているし、1度しか使われない早回しも効果的だ。クラシカルな音楽を使用するのにもちゃんと理由があり、よく考えられているんだなと感心する。すきやばし次郎のドキュメンタリーであるためにどうしても小野次郎氏を描くのが中心になる。長男メインの買い付け等のシーンも常に氏の存在を意識させられるので、氏が逝去した後のすきやばし次郎はどうなるのか?ということが描かれはするものの、長男が脇役に回らざるをえない。しかし、最後の山本益博氏のインタビューで実は長男が主役のドキュメンタリーだったのだ、と気付かさせる構成!素晴らしかった。海外で高く評価されているのもうなずける。決してオリエンタリズムだけを評価しているわけではない。 【カニばさみ】さん [インターネット(字幕)] 8点(2015-09-06 23:21:30) 2.内容としてはBS等でよくやっているドキュメンタリーと同等なものなのですが、音楽がいい。この音楽の使い方で、何となくテレビ番組ではなく映画を見ている気になる。また、映像もスローを効果的に使い、寿司自体が美味しそうというよりも、むしろ美しいアートのようなかんじに映し出されている。だからといって、1貫1500円の寿司を食べてみたいという気にはなれないが、これが逆にフランスのチョコレート職人の話だったりしたら、フランスにいったら高くても食べてみたい!とかなりそうなので、この映画を観た外国人はこぞってすきやばし二郎にいくんだろうなと。ミシュラン3つ星というのは、そういうものなのだろうと思う。 【シネマファン55号】さん [インターネット(字幕)] 6点(2015-01-28 17:26:05) 1.《ネタバレ》 銀座で鮨店を営む二郎さん。 彼はミシュランの三ツ星シェフだ。 寿司屋さんとして見ると、最低三万円からという 値段以外はいたって普通のお店に見えるけど、 ミシュラン三ツ星のお店として見ると、 かなり独特なんだろうなと思う。 なんたって、四角い器に握ったお寿司が一貫だけ 乗せられて、それをお客さんは黙々と食べるだけという、 それも早ければ15分で食べ終わっちゃうっていう。 確かに寿司は昔はファーストフードという認識 だったと思うけど、世界の三ツ星レストランと比較すると その「シンプル」さが実に特異に感じる。 で、究極的にシンプルなのに、食べると 「なぜこんなにも奥深いのか」と驚かれるそうな。 映画を見ると、お弟子さんの大変さ、そしてその大変さを ずっと何年も続けてようやく二郎さんに認めて もらえるものが作れるっていう、まさに職人の世界が 見て取れる。でも二郎さんも自分が完璧だと思ってなくて、 どうすればもっと美味しくなるかってそればかり考えてる。 そういう熱心でシビアな職人の世界が、 シンプルな中にも奥深さを感じる寿司に 繋がっているのかなと思う。 【あろえりーな】さん [DVD(字幕)] 6点(2013-10-22 19:53:02)
【点数情報】
|
Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS