新吾十番勝負　完結篇

1960年【日】 上映時間：87分

（ 時代劇・シリーズもの・小説の映画化）

[シンゴジュウバンショウブカンケツヘン]
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公開開始日（1960-04-16）

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監督	松田定次
キャスト	大川橋蔵(男優)	葵新吾
	長谷川裕見子(女優)	お鯉
	大川恵子(女優)	お縫
	高松錦之助(男優)	真崎備前守
	岡田英次(男優)	真崎庄三郎
	月形龍之介(男優)	武田一真
	宇佐美淳也(男優)	酒井讃岐守
	丘さとみ(女優)	多加
	田中春男(男優)	白沼半十郎
	進藤英太郎(男優)	久世大和守
	明石潮(男優)	太田備中守
	北龍二(男優)	柳生飛騨守
	片岡栄二郎(男優)	由比三之助
	薄田研二(男優)	尾形乾山
	堀正夫(男優)	鳥海
	長島隆一(男優)	飯島作之進
	国一太郎(男優)	宮部長助
	月形哲之介(男優)	水谷勘十郎
	小堀阿吉雄(男優)	佐々内蔵介
	楠本健二(男優)	高井田勇蔵
	尾形伸之介(男優)	加藤与四郎
	高島新太郎(男優)	蜂須賀吉武
	市川小太夫(二代目)(男優)	安富忠太夫
	加賀邦男(男優)	北川頼母
	遠山恭二(男優)	宮島喜八
	上代悠司(男優)	田中新兵衛
	御橋公(男優)	笹本卯三郎
	花園ひろみ(女優)	秋江
	有馬宏治(男優)	菅沼新左衛門
	大丸巖(男優)	権太
	矢奈木邦二郎(男優)	水野夕馬
	水野浩(男優)	高木主水正
	目黒祐樹(男優)	宗武
	大友柳太朗(男優)	吉宗
原作	川口松太郎
脚本	川口松太郎
音楽	富永三郎
撮影	川崎新太郎
企画	中村有隣
配給	東映
美術	川島泰三
編集	宮本信太郎
録音	東城絹児郎
照明	山根秀一

【クチコミ・感想】

1．《ネタバレ》　今回は、大きく３つの部分に分けられます。最初は絵師・尾形乾山をめぐる一連の騒動。正直、たかが襖絵であそこまでやるか、と思ってしまいます。このある種のバカバカしさが、当時の時代劇の面白さかもしれませんが……。そのあとの多加とのエピソードは、まずまず興味深い。
中盤は、ある藩で打ち首になりそうな男を助けたものの、藩の追っ手のため男とその娘が斬られてしまうという話。当初は若者らしくストレートな正義感に初々しさを感じていたものの、慣れてくるとむしろトラブルメーカーかと思えてきます。まさにそういったエピソードなのですが、そこから新吾に修行の道を進ませるのはいい展開です。新吾の人間的な成長は描かれていたと思います。ただ、修行をして剣が上達したということですが、具体的に描かれていないので、見ているこちらには実感がありません。
終盤は第三部に続いて柳生一門とのいさかい。吉宗の前で剣の各流派代表者が御前試合を行うことになります。これは吉宗と新吾を対面させる目的があるのですが、柳生流の代表として武田一真が出場することになります。最後は新吾との対決で、もちろん新吾が勝つわけですが、なにしろどこがどう強くなったのかわからないので、あまりカタルシスはありません。勝負もあっさりついてしまいますが、乱戦のチャンバラではなく一対一の対決では、けっこうこういうパターンが多いように思います。
シリーズは第二部を除いて松田定次が監督ですが、ワンパターンなところも目につきます。新吾の夢に武田一真が登場するときは、必ず大仰な音楽が大音響で鳴り響きますし、斬り合いの時に２人の顔を交互に映していく（しかも次第に近づく）というのも同じです。そんなこんなで、それほど高くも評価できませんでした。一応面白かったですが。 【アングロファイル】さん [CS・衛星(字幕)] 6点（2014-04-24 21:30:12）

【点数情報】

Review人数			1人
平均点数			6.00点
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