みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
11.《ネタバレ》 阪本順治監督はいったいどこへいっってしまうのか? 「どついたるねん」でがつんと一発食らうほど魅了され、「王手」「ビリケン」もそのテイストを継続し「顔」「KT」「クラブ進駐軍」も悪くなかった。しかし、佐藤浩市、仲代、ギャロ、トヨエツ、森山未來といった多才な(香取とありさを除く)面々をぶち壊しにするような、思わせぶりなくせに行き当たりばったりなストーリー、鍵となる話や人物の存在がすぐに置き去りにされ、PDA(なつかしいなあ)技術が世界を救う(???)とかいうよくわからないゴール、そして民放BSでよくやってるユニセフCM風の映像を見せただけで感動の渦に包まれる国連に集まった人々。。。。あああ、あああ、金と時間を返してくれ。救いは森山未來のアクションシーンくらいかな。 【いそろく】さん [DVD(字幕)] 4点(2018-08-01 22:23:07) 10.導入部分が重厚でこれは面白い話になりそうだ・・・。 と思わせただけでしりすぼみでしたね。 【デミトリ】さん [DVD(邦画)] 3点(2016-12-02 09:59:57) 9.《ネタバレ》 つまらない。単純につまらないという表現を使うのは好みではないのだが、まさにこれ。 序盤で森山が東京でやってたアクションは良かったのだが、終盤のアクションはカメラワークのひどさや敵の本気で殺そうという動きに見えないなどマイナス面が目立って×。 わざわざ東京の地下通路を映したかっただけにしか見えない序盤の展開(なんであの建物に呼び出したの?)とか、ストーリー展開がよくわからんのがマイナス。 ロシアのロケも頑張っていたものの、結局主人公が解決するんじゃなくて、お前が出てくるんか!ってところもオチが締まらないなぁとがっかりしましたし。 そのうえ、多大な(?)犠牲を払って行ったことと言えば、国連で「闇金じゃぶじゃぶ投入して買った携帯で僕たちの記念写真を撮ったよ!今後とも僕たちをよろしくね!」というだけである。 資本絶対優位の現状を打破し、資本より大事なことがあるんじゃないか!?と資本絶対優位のアメリカに喧嘩を売った意図はわからんでもないんだが、そういう夢物語を実現させる手法が結局「金」なのである。日本軍が集めた闇の金。そこにウォール街が打撃を受けるほどのものなのだろうか?また資本主義に警鐘を鳴らすといっても、その資本を持って物事を訴える様は、いろんな「反○○団体」をほうふつとさせる滑稽さだ。 主張したい内容の是非はともかく、その内容と手段がマッチしてなくて、「やっぱ金の力には勝てなかったよ・・・」という状態。まあ金に変わる手段を「情」で訴えられるよりはなんぼかマシではありますけどね。「情」だけで物事を動かそうとすると、オールウェイズみたいな「ファンタジー」でない限りは嘘くさく感じるからね。 ロケやアクションでがんばりは見せているものの、見せ方や脚本が悪すぎて「つまらない」作品で終わってしまった。 これが邦画の限界なのか・・・とがっかりした映画。 金のかけ方とダメなところがアマルフィに似てるよねぇ。 【みーちゃん】さん [CS・衛星(邦画)] 2点(2016-02-24 15:34:44) 8. 佐藤浩市が好きなので最後まで見ましたが、時間の無駄だったようです。2時間には入らないような内容を無理矢理つめこんだので展開が早すぎ。脚本が悪いのか、編集が悪いのか、全くつながっていないような気がしました。 【海牛大夫】さん [CS・衛星(邦画)] 4点(2014-11-17 20:18:59) 7.《ネタバレ》 期待しないで見たが、なかなかよかった。ただし、話のもっていき方はあまりよくなかった。もっと敵をわかり易くするべきだ。しかし、主張は共感するものがある。今世の中は物騒になってきている。その元凶はアメリカの金融資本主義であると私も考えているからだ。ここに正義がないのだ。戦争をすれば、核戦争となり世界は滅びる。わかっているのに、動き出すロシアや中国やイスラエル。アメリカには止める正義がない。それを知っているのだ。金で金をもうけることをギャンブルという。それが株主になり、一番もうけている。ここには正義がない。1%の収入と99%の収入がイコールのアメリカ。民主主義なら政府は転覆しているはずだ。しかも、それを真似ようとしている国がある。そして国民は政治に興味がない。徴兵制が来ることもしらずに。 【matan】さん [DVD(邦画)] 8点(2014-07-23 23:48:53)(良:1票) (笑:1票) 6.《ネタバレ》 原作を読む前に、映画を見てみた。 最後の国連総会での演説は良かったと思うが、全体的に青臭い正義感が鼻につく、陳腐なストーリーだと言わざるを得ない。これが、映画化の問題なのか、原作の問題なかのかはわからないが・・・ 【あきぴー@武蔵国】さん [DVD(邦画)] 4点(2014-05-31 22:37:30) 5.《ネタバレ》 泣いたよ、俺は・・。こんな志の高い監督が日本にいたのかと・・。阪本順治監督は「KT」以来、注目してたけど、どこかキネ旬の優等生という感じがしてた。でも、違う。この人はホンモノです。でなきゃこんな格調高い社会派経済映画が撮れるものか!何故この作品が、2013年度のキネ旬ベスト10に入らないのか?憎みつつ一緒にいるみたいな変なラブストーリーが入ってるくせに、なぜこんな本物が入らないのか?それにしても日本には世界に誇るものがまだあった、と思った。社会派ドラマだ。アクションの合間に最近の時事問題がちりばめられてる程度の娯楽社会派ではない。正統派社会派ドラマだ。エンドロールを観てたら、原作は福井晴敏さんだった。「亡国のイージス」以来、このタッグはいいね。最後の国連の演説は、僕にはルメットの「評決」のようにも思えた。青臭くて何が悪い!最高のキャストで、最高の見せ場で、これこそ映画ですよ。まだ阪本順治監督が、この国にはいた!ラストのラストは、阪本順治監督の次回作にでもとっとてほしかった。日本財政破綻のドラマを創ってくださいよ、そしてキネ旬ベスト1取りましょうよ!阪本監督!!! 【トント】さん [DVD(邦画)] 10点(2014-05-11 00:47:22) 4.《ネタバレ》 うーん。なんで観ちゃったんだろうと相方と珍しく後悔した一作。森山君の演技は良かったし、最後の演説も泣かせてくれるんだけども何せ内容が薄っぺらい。久々辛口でつ。 【ゆみっきぃ♪】さん [映画館(邦画)] 3点(2014-02-09 04:32:09) 3.《ネタバレ》 本作では異常なまでPDAが大プッシュされています。 なぜPDAなのかという説明が素っ頓狂で、耳を疑いました。 「スマートフォンの時代にあえてPDA。あのような場所では、スマートフォンだと砂や塵で簡単に壊れてしまうのですよ。まあ、機能を詰め込みすぎて少々デバイスは大きくなってしまいましたがね」 どこからツッコめばいいんだ。 スマートフォンとPDAの違いって通話機能のあるかなしかくらいなもんだろ? その通話機能は防塵機能とは全く無関係だろ? 機能を多くした→大きくなっちゃったって今の技術ナメてんじゃねえぞ! なにが最悪って、PDAを選んでいることが、事前の森山未來の主張と矛盾していることです。 それは「世界の人口の7割が電話をかけたこともないのを知っていますか。電話を持たない者がたった1000円のために体を売ることもあるんです」という、弱者=電話を持たない者が搾取されていることへの批判でした。 で、実際に発展途上国の人に持たせたいと提示されたのが通話機能のないPDAなのです。ふざけろよ。 だいたい貧困の地域に必要なのは、経済的な援助、または食料の供給や教育体制の確立なのではないでしょうか? PDAや携帯電話よりも、先に提供するべきものがたくさんあるはずでしょうに・・・ あと村のみんなが国連で演説をする森山未來のために写真を送っているということは、wi-fiも完備されているってことですよね。あはは。 【ヒナタカ】さん [映画館(邦画)] 2点(2013-12-18 23:12:18) 2.《ネタバレ》 原作未読。福井晴敏原作の映画(「ローレライ」「亡国のイージス」「戦国自衛隊1549」等)って、大体の作品で設定はすごく面白そうなのに、実際見てみると「うーん」という出来が多いのですが、本作もその例に漏れず、といったところで… 表題の一部にもなっている「M資金」については早々にテーマから離れ、貧民にPDAを配布して発展途上国を救うという、ひたすら青臭い正義感で貫かれた陳腐なストーリーに変化します。前半のロシアを舞台にした詐欺なんかは、そこそこ面白かったんですが(ちょっと安易だったけど)。佐藤浩市の詐欺師は合ってました(阪本監督と佐藤浩市の組み合わせというと真っ先に「KT」が思い出されますが)。アジア系の顔を持つ森山未來を東南アジアの孤児役にしたのも面白い着眼点。ただストーリー的には…ちょっと物足りない作品でした。 【蛇蟇斎狐狸窟】さん [映画館(邦画)] 5点(2013-11-10 23:13:24) 1.「青臭い」 映画のラストで、“悪役”のヴィンセント・ギャロが、悔しさと憎しみを滲ませながら言うのだが、映画の脈絡に反して、正直、彼の台詞は正しくて、その一言に尽きる。 現実社会に即した経済サスペンスとして描かれてはいるが、映画としては、青臭い表現と青臭い帰着を見せる稚拙な映画だと言わざるを得ない。 原作は未読。元々の物語はもう少し骨格がしっかりしているのかもしれないが、映画化の脚本にも監督の阪本順治と共に、原作者の福井晴敏が名を連ねていたので、概ねこういう話なのだろう。 世界を股にかけて陰謀と真実を追究する大規模なサスペンスが描きたかったのだろうけれど、娯楽としての表現力の部分で、圧倒的に力の無さを感じた。 画的な迫力の無さにおいては、製作費の限界も勿論あるのだろうけれど、それよりもそもそもの技量が足りていないように思えた。 登場するキャラクターの人物描写も根本的に希薄なため、物語に深みが出てこない。 佐藤浩市演じる主人公の詐欺師は、行動論理がいちいち曖昧で軽薄で、最終的に「こいつ何か主人公らしいことしたか?」と思ってしまう。 謎のフィクサーとして登場する香取慎吾は、ビジュアル的にそれなりの雰囲気を出してはいたけれど、行動の真意が早々に露になるので、重要人物になり得てない。 観月ありさの“回し蹴り”は意外と良かったが、やはり彼女にこの手の役を演じさせるのは無理がある。 森山未來は、キーパーソンとなる“外国人”を持ち前のパフォーマンス能力でしっかりと演じており、頑張っていたと思う。 しかし、映画の「青臭さ」は最終的に彼が演じるキャラクターに集約していってしまうので、結果的には頑張りが空回りしている印象を受けてしまった。 映画としてやりたいこと、伝えたいことは分かる。どういう類いのエンターテイメントに仕上げたいのかも想像はできる。 が、あまりに巧くなく、故にどうしようもなくダサい。 ヴィンセント・ギャロは何で出たのか?役柄的にも完全にミスキャストだったと思うが……。 【鉄腕麗人】さん [映画館(邦画)] 2点(2013-11-10 23:02:27)(良:1票)
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