みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
9.《ネタバレ》 実際に起きた未解決の事件ですから、もちろん脚色もできないし、映像作品として限界はあるんでしょうけど。でも、極力作り手の主張、怒りとか理不尽に対する糾弾の姿勢とかがもっと発露されるべきです。 この作品の場合、少年3人を殺害した犯人に怒っているのか、容疑者の少年2人を冤罪に追い込んだ閉鎖的な田舎町の気質を批判したいのか、それすらはっきりしません。 コリン・ファースという、客も呼べる演技巧者を呼んだわりに「調査員」というハンパな身分に置いたのも良くなかった。彼は裁判が始まるとただ傍聴するしかない。なぜ弁護士の役にしなかったのか。 見てるこちらは「こんな事件あったのか」と思うばかり。少年の所持していたナイフのくだりをもっと掘り下げてくれるのかと期待を最後まで持ちましたが、映画は終わってしまいました。 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2017-03-31 00:11:06) 8.コリン・ファース、リース・ウィザースプーン共演に期待するも客寄せの存在にガッカリ。事件の背景を掘り下げること無く顛末を淡々と見せるだけの製作者の姿勢にもガッカリ。 【The Grey Heron】さん [DVD(字幕)] 3点(2016-12-30 11:31:42) 7.《ネタバレ》 有名な事件のようですが、本作で初めてこの事件のことを知りました。 保守的で宗教色が濃いアメリカ南部の州アーカンソーの小さな田舎町で起こった、少年が被害者となった殺人事件。 悪魔崇拝者とされた10代の若者が容疑者とされる。異端と見なされると徹底的に偏見の目で見られ排除されてしまう。 捜査も裁判も町の人々も社会全体で結論ありきの空気が出来上がっていく恐ろしさ。 そんな空気が作られていく事件から捜査を経て中盤以降の多くの時間を占める裁判の過程が 抑揚も無く淡々としていますが、じっくりと描かれていきます。 主演コリン・ファースが演じる私立探偵。この裁判の時間帯は1人の傍聴者でしかなく、 これは仕方がないところもありますが、彼が機能していない時間帯が多くなってしまっているのは残念。 南部の閉鎖的な小さな町にあって、イギリス人俳優ファースの存在は違和感がありますが、 その彼の存在は、この状況で1人事件に正面から向き合う、孤立した探偵の姿と巧く重なり合います。 ラストの字幕で語られる、事実上真犯人を名指した事件のその後の顛末に何とも言えない恐ろしさを感じる告発映画です。 【とらや】さん [DVD(字幕)] 6点(2016-04-23 20:20:26) 6.《ネタバレ》 殺人事件を機に、法廷を使った新たなる無邪気な殺人が行われようとする話。という感想を持った。いつの時代の話なのかと、魔女狩り並みに頭の悪い人々が裁判を動かしていく様に目や耳を疑いたくなる。その救いようのない実話を淡々と見せられるだけの映画なので、さらに救いがない。真犯人もわからないし、気になるトイレの黒人も行方が分からぬまま終わる。実話ベースといっても、映画である以上、もっとエモーションが欲しい。愚かな警察や弁護士や証人を淡々と描くだけなんて、気分サイテー。やっぱり映画は表現物であるし、表現者としてのなんらかの主張が(正義を伴ってきちんと鑑賞者に伝わるレベルで)あって欲しいと思いました。 【だみお】さん [DVD(字幕)] 4点(2015-12-30 10:28:46)(良:1票) 5.3人の子供が無残な遺体として発見された実際の事件を映画にしたノンフィクション。この事件の真相はいまだに闇の中なので、この映画の結末も全く正解を出していません。なので、オチが気になる方には面白くない映画かもしれない。さらにゆーと映画の内容のほうは、ほとんどが裁判でのやりとりで、淡々としているし、テンポをあげるためか、映画全体がわかりにくくなっていて、そこらへんも評価が低くなる原因かもしれません。僕には子供がいるので、子供が歌って母親と楽しそうにしている姿から事件にいたるまでの経緯で、悲しみの共感度が半端なく、涙なしでは見ることはできませんでした。この世でもっとも美しく素晴らしいものは母親と子供が楽しそうにしている姿だと僕はいつも思うのです。だから犯人への憎しみもものすごく湧いてきて、いや、それ以上にこの母親と子供があまりにもせつなくて。でも、だからといって、なんの確証もない者を犯人として憎しみの対象に仕立て上げ、死刑としてしまっていいのだろうかとも思うのです。よく裁判では、真実を言うことを宣誓します。偽証罪は重い罪の一つです。でも裁判で真実を語るとゆう確証はどこにもない。多くの人を前にして、平気で嘘をつく政治家なんかをテレビで見るにつけ、人間ってのは、完全に平気で嘘をつきとおせる生き物なんだと僕はいつも思うのです。それは裁判でも同じです。人間社会ってのはほんと嘘だらけの醜くおぞましいもの、でもそれに真っ向から戦おうとする人たちも必ず存在し、そして母親と子供のただよりそう姿は完璧なほど美しいもの、人間ってのはほんと矛盾だらけなのです。だから生きて戦う価値があるのかもしれません。そんなことを映画を観ながら考えてました。そーゆうこと色々考えれたので僕は退屈はしませんでしたが、一般的にはあまりおススメしません。 【なにわ君】さん [DVD(字幕)] 7点(2015-12-19 02:58:51) 4.《ネタバレ》 痛いなぁ~ 川から裸体男児死体・・・ 予告で「あなたは犯人を見抜けるか?」って、最後まで謎ですね。 これは、もう見たくない映画です。 【新しい生物】さん [DVD(吹替)] 1点(2015-10-25 04:33:36) 3.《ネタバレ》 実話の映画化って面白くないのが多い、って印象なんだけど これも見事にそうでした。淡々として進むばかりで見せ場が無く、面白くない。 主人公があんまり関係してないような・・・彼がいてもいなくても結果に変化は無いんじゃないかな。 そう思ってしまうぐらい、いる意味がわからない。 【虎王】さん [DVD(吹替)] 4点(2015-09-09 11:35:12)(良:1票) 2.《ネタバレ》 実際の事件を基にしたノンフィクションなのですが、それが足かせになっていたかなと思います。確かにアメリカではデリケートな事件、安易な脚色は出来なかったでしょうし、するべきでは無いのかも知れませんが、ちょっと今回の映画では単純に平板で面白くない。名優コリン・ファースを起用していますが、元々イギリス俳優なのでアメリカの私立探偵という設定にも少し違和感を感じますし、何より余り魅力的なアクティングは見られなかった。リース・ウィザースプーンも田舎訛りで話す姿は上手いと思いますが、それ以上の魅力は残念ながら感じられなかったです。 【民朗】さん [映画館(字幕)] 6点(2015-08-04 06:56:43) 1.《ネタバレ》 起・承・転ときて結を放棄している映画。こういうことがありましたというだけの内容で、そこに製作者の意志や思惑が何もない。何故彼らはそこまで一方的に疑われたのか、何故裁判が公正なものになりえなかったのか、何故警察はきっちり捜査しなかったのか。それらの疑問点に製作者なりの考察を加え、事実をベースとしたフィクションとしてでもしっかり結論を導き出さないと、とても興業と呼べるレベルにはならない。また、序盤の細切れの編集が何の効果もなく、ただ判りづらくて鬱陶しいだけ。こんなもんNHKのドキュメンタリーのレベル。しかも出来のよくない方。 【ふじも】さん [映画館(字幕)] 3点(2014-11-27 21:22:46)(良:2票)
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