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神聖ローマ、運命の日 オスマン帝国の進撃

September Eleven 1683/The Day of the Siege: September Eleven 1683
(11 settembre 1683)
2012年【伊・ポーランド】 上映時間:120分
ドラマアドベンチャー戦争もの歴史もの
[シンセイローマウンメイノヒオスマンテイコクノシンゲキ]
新規登録(2015-03-15)【コナンが一番】さん
公開開始日(2014-04-19)


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監督レンツォ・マルチネリ
キャストF・マーレイ・エイブラハム(男優)修道士マルコ
イエジー・スコリモフスキ(男優)ポーランド王ヤン3世ソビェスキ
エンリコ・ロー・ヴェルソ(男優)カラ・ムスタファ
ピョートル・アダムチク(男優)神聖ローマ皇帝レオポルト1世
ヨルゴ・ヴォヤギス(男優)
ダニエル・オルブリフスキー(男優)
脚本レンツォ・マルチネリ
製作レンツォ・マルチネリ
配給アルシネテラン
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【クチコミ・感想】

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3.拡大するアジアの脅威(イスラム)に対して共同歩調がとれないキリスト教圏。
なんというかこのご時勢に映画にするにはなかなか対象にされそうで恐ろしい気もするが、
内容がそれほど踏み込んだものでなく、かなり中途半端な映画。

あえて映画にするのであればもっと時代に応じたつくりも出来るだろうに、
そうするわけでもなく能天気に作りきったさまはある意味お見事。

大スペクタクルはないし、盛り上がりにも欠けるが、
歴史映画が少ない昨今がんばってつくったことを評価して一応、及第点とします。 病気の犬さん [DVD(字幕)] 5点(2016-03-16 18:30:04)

2.《ネタバレ》 映像的には現代風だが、特殊効果が安っぽくスケール感もあまりない。また人間ドラマ部分が見事に軽いので心に染みるものが全くなく、登場人物が泣いてもわめいても白々しいばかりである。
ただし実際に起こった事件が題材のため、歴史的背景に関心を持って見れば一応見られる内容になっている。ベネチアの修道士、オスマン帝国大宰相、神聖ローマ皇帝、ポーランド国王といった主要人物は実在の人物であり、映画の展開も実際の歴史からそれほど外れてはいないようである。ストーリー上もオスマン帝国側とキリスト教国側をほとんど対等に扱った感じで、トルコ側の登場人物もちゃんと人間味を出していたのは現代における最低限の良心的な作りといえなくもない。しかし一方でウィーンの皇帝を貶める形にしていたのは、ポーランド国王らを相対的に持ちあげるために叩きやすいところを狙ったような感じもある。

ところで劇中では宗教がらみのことが重要な話題になっていたようだが、何が言いたいのかはよくわからない。話を聞く限りトルコ側が寛容でキリスト教側が偏狭に感じられたが、イタリアとポーランドのカトリック教徒にとってはその方が心地よいということなのか。ドラマ部分では敵味方の区別なく理解しあえる雰囲気を出しておきながら、結局はキリスト教だけが絶対正しいと言い張るのもかえって人が悪い気がする。史実としてはこれがきっかけになってオスマン帝国の領土拡大が阻止されたということのようだが、それをもって結果的にキリスト教の優位が証明されたといわれても必ずしも納得できるわけではなく、それを最大の感動要素として押し売りされて素直に同調できる観客など世界にどれほどいるかという感じだった。葬式仏教徒がいうのも何だが。

なお余談として、途中でオスマン軍に合流したクリミア・タタールの首長役は日本人俳優(Hal Yamanouchi)で、これはクリミア・ハーンの系譜を遡るとモンゴルのチンギス・ハーンに至るという知識あっての配役と思われる。ただし本当にこういう東洋人顔だったかは不明である。 かっぱ堰さん [DVD(字幕)] 4点(2015-05-23 20:44:35)

1.本作の舞台となった、ハプスブルク家の都ウィーン、その歴史的背景を知らなかったので、ふ~ん..って感じ..お金をかけた、一大決戦、歴史スペクタクル!って言うわりには、どこもかしこもショボイ..特に戦闘シーンには、ガッカリ..細かい作戦とか、兵士達の戦いっぷりなど、極少..宗教的要素が前面に出ていて、日本人には馴染みが薄い..濃厚なドラマ&戦争映画だと思って観ると、期待を裏切られる... コナンが一番さん [DVD(字幕)] 2点(2015-03-22 12:28:00)

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【点数情報】

Review人数 3人
平均点数 3.67点
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