みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
26.マーゴット・ロビーが好きだ。 いまやハリウッドのトップ・オブ・トップの女優に上り詰めたと言っても決して過言ではないこの俳優の魅力は、リアルな“叩き上げ感”とそこから溢れ出る強かな人間性そのものだろう。 1990年生まれ、「ウルフ・オブ・ウォールストリート」で、主演のディカプリオの妻役としてマーティン・スコセッシに抜擢されたのが22〜23歳頃だろうから、若くして成功した俳優の一人であることは間違いないが、オーストラリアから裸一貫でのし上がった苦労人でもある彼女には、俳優・映画人としての天賦の才と、生きる上での聡明さが備わっている。 そんな人間的な厚みが備わっているからこそ、マーゴット・ロビーという女優は、セックスシンボルにもなれるし、馬鹿にもなれるし、イカレ女にも、痛い女にも、ミューズにも、ヒーローにもなれる。 本作「フォーカス」で彼女が演じている詐欺師のジェスも、まさにその適性に合ったキャラクターであり、ベストなキャスティングだったとは思う。色仕掛けとスリを得意とし、詐欺師としての才能を開花させていくヒロイン像は、ハマり役と言えよう。 そのヒロインを圧倒的な詐欺師の技量で魅了していくのが、主演であるウィル・スミス演じるニッキー。 常に相手を騙し続ける凄腕詐欺師のキャラクター造形は主人公らしく、ウィル・スミスの多才さとも相まって悪くはなかった。 が、しかし、その完璧だった詐欺師像が、魅力的なヒロインの出現によって乱れ、崩れていく。 まさにその天才詐欺師に生じた不協和音こそが、本作のストーリーにおけるミソなわけだが、最終的にはその綻びが綻んだまま、少々グダグダな展開のまま終着してしまった印象を受けた。 ヒロインに対して恋愛感情を抱いてしまった主人公が、詐欺師道を貫くために、彼女から離れる展開までは良かったが、その後再開してクライマックスとなる大仕事に挑むくだりが、中途半端で盛り上がりに欠けた。 詐欺師映画である以上、映し出されるすべてのシーンに何かしらの意味があって然るべきで、“騙す相手”は、大富豪のボスなどではなく、スクリーンの外側の観客であるべきだと思う。 無論、本作においても、最終的にアッと驚く仕掛けを用意しているつもりであろうが、結局のところ主人公がヒロインに対してただただメロメロになっているようにしか見えず(実際彼女の本質を見抜けていなかったわけだし)、カタルシスを得るまでには至らなかった。 まあ、そういうグダグダな雰囲気は、往年のヨーロッパの娯楽映画を観ているようでもあり、おしゃれでキッチュな落とし所は嫌いではないけれど、主演のウィル・スミスが、作中のキャラクター的にも、俳優としての支配力的にも、マーゴット・ロビーに喰われているなという印象は拭えない。 それならば、マーゴット・ロビー演じるジェス側に、すべてを覆す思惑や計画を持たせて、名実ともに主人公と観客を“支配”してほしかったところだ。 【鉄腕麗人】さん [インターネット(字幕)] 5点(2023-10-29 23:16:07) 25.前半の緊張感が後半も続けばいいのに。 【TERU】さん [ブルーレイ(字幕)] 5点(2023-09-02 21:27:38) 24.無理が多すぎ。観客を騙すことに注力しすぎてて、映画としておもしろいかどうかがおざなりになっている。スティングには遠く及ばない。 【センブリーヌ】さん [インターネット(吹替)] 5点(2023-01-09 23:52:29) 23.前半はハラハラドキドキしたけど,後半は失速気味. ウィル・スミスは,ヒーローでいてほしいと思ってしまった・・・ 【あきぴー@武蔵国】さん [DVD(字幕)] 5点(2021-05-04 23:15:38) 22.深みはないけど、とりあえず最後まで飽きずには観られた。 ウィル・スミスはミスキャストな気がする。影を持つ役があまり似合わない。 【くろゆり】さん [地上波(吹替)] 6点(2020-12-21 18:56:52) 21.いいコンビの二人だと思った。Focusという題があまり生きてこないし中だるみがあり、少々期待しすぎたのかもしれない。 【HRM36】さん [インターネット(字幕)] 5点(2020-10-11 18:19:15) 20.《ネタバレ》 観てて特に退屈はしないけどなんか物足りないんですよね、これはウィル・スミスが主演の映画に私が共通して抱く感想でもありますけど。本作でも「俺ウィル・スミス、なんか文句あっか!」てな感じの存在感ばかりが目立って、とても腕利きの詐欺師には見えない。前半はフットボール場の賭けを含めて(もっともこれは詐欺と言えるのか?)騙されっぱなしだけど、スミスの騙す演技と素の状態の演技がほとんど一緒なので(監督はこれがコン・ゲーム映画のストーリーを際立たせると思っているみたいだけど、それはどうかな?)イマイチ観てる方としては乗り切れない。そして後半になるとガラッと趣が変わる感じですが、まさか最後のオチがオスカー受賞したあの名作コン・ゲーム映画の再利用とは驚きでした。マーゴット・ロビーの女スリのキャラも謎めいて引っ張ろうとする演出でしたが、まさか単なるバカだったというのはサプライズ。でもねえ、ウィル・スミス、あんなことされちゃあ普通死ぬでしょ(笑)。 【S&S】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2020-07-27 21:32:53) 19.ストーリーはとっ散らかっていて何を伝えたいのかが良く分からない。ただマーゴット・ロビーを愛でる映画として観ればグッド! 今時あまりいないゴージャスな女優さんですね。 【kaaaz】さん [インターネット(字幕)] 7点(2019-05-12 00:28:32) 18.詐欺話は観てる側も一緒にだまされて「やられたー」と快く驚くパターンが好きです。伏線の回収がキレイであればあるほど良し。 で、こういう観点から見れば、アメフトの観客席での大一番、ここが本作のピークと言えましょうか。何故か時も舞台も移しての後半は、ちまちました騙しの仕掛けが多すぎてややこしい。ばたばたと切り替わる画像挿入も理解しやすいとはいえない演出で、戸惑うことが多かった。ゆえにカタルシスも大きく削がれることに。この急な失速っぷり。前半と後半では違うスタッフが手がけたかのよう。 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2018-07-02 23:56:47) 17.なんだか邦画もしくは日本の安ドラマっぽい。一応サスペンスの体ながら、ウィル・スミスが何をするにも余裕がありすぎて、まったくドキドキ感がありません。そのへんのジャニタレあたりが演じたら、ピタリとハマるんじゃないでしょうか。何があったか知らないが、前半と後半ではまるでテイストが違うし。 だいたい登場人物を騙すならいいが、観客まで騙そうという気満々です。こういうスタイルは、個人的にあまり好きではないので。 【眉山】さん [CS・衛星(字幕)] 3点(2018-05-16 02:12:07) 16.《ネタバレ》 前半でさんざん、人の視線のFocusがどうのこうのという話をしていて、その実戦部分を描いて、タイトルにまでしているんだから、後半もそれで勝負してくださいよ。あれだったら、さらに巨大な敵やラスボスが現れて、しかし指テクやチームワークでそれに対抗する、という展開を、誰もが期待するんじゃない?競技場のギャンブル対決はまだしも、その後は本来の設定が全然関係ありませんでした。●後半、ここぞというところで、イッツ・ア・ビューティフル・デイの"White Bird"という選曲のセンスは素晴らしい。 【Olias】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2018-04-03 02:17:17) 15.《ネタバレ》 ありがちなストーリーといってしまえばそれまでだが、エンターテイメントとしてとても楽しめた。あまりにも仕掛けた詐欺がぴたりとはまっていくので、ストーリーが進んでもどこまでが想定外なのか、どこまでが仕組んだことなのか常に疑いながら観ちゃうね。オチについてはニッキーが撃たれた瞬間に「ああそういうことか」とすべて分かる。ここでニッキーの身の上話が生きてくるんだね。好み40/50、演出10/15、脚本8/15、演技8/10、技術6/10、合計72/100→7/10点 【chachabone】さん [映画館(字幕)] 7点(2017-03-15 23:03:12) 14.《ネタバレ》 前半の疾走感に比べて、後半の失速感が半端ないです。3年後は蛇足でしかないのではないのかな。前半を上回る後半を持ってくることができていれば、見事な娯楽作品になっていたと思うと惜しいです。 【いっちぃ】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2017-02-13 23:08:09) 13.《ネタバレ》 まーまー面白かったです。前半は8点、後半は5点。ヒロインが凄い美人で1点(笑)前半はなんといってもアメフト観戦のシーンは見せ所。面白いし、上手い。後半のハッカーものは期待してたのに、なんかオチがないまま無一文で彼女とやり直しってありきたりな展開に残念。 【SUPISUTA】さん [DVD(字幕)] 7点(2016-12-06 23:04:54) 12.ヒロインが魅力的だと、それだけで映画って成立しちゃうんだな-。私の場合。それにしてもラストシーンははいただけない。 【木村一号】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2016-03-30 21:41:11) 11.《ネタバレ》 前半の大人数での盗みやアメフト場での賭けが一番の見せ場だった気がする。後半の展開は正直物足りなく大きなどんでん返しもなくてちょっと残念。もっと駆け引きがあればよかった。 【ぷるとっぷ】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2016-03-27 17:19:21) 10.《ネタバレ》 面白かった。テンポもいいし、ウイル・スミスも天才詐欺師って感じでかっこいい。車で逃走しようとするウイルが、車を突っ込まれて捕まるシーンがあるが、追跡する男が車を突っ込む前にシートベルトや首に装具を付けてヘルメットをかぶり、マウスピースをするところが一番笑えた。ラストはちょっと残念。どうせならスマートに仕事して立ち去って欲しかった。その方がスカッとしただろうに。 【ぽじっこ】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2016-03-21 16:41:35) 9.《ネタバレ》 思いもよらぬオチを用意するだけでなく、直前までオチの存在に気付かせないこともドンデン系の映画には必要だと思いますが、その点で本作は完全に赤点。本編中に盛り込まれた仕掛けの数々は確かに凄くて、よくぞこれだけ考えたものだと感心したし、伏線の回収にも成功していて決して甘い作りの映画ではないのですが、冒頭から小細工の連続では観客側もすべてを疑ってかかるため、ドンデンをかまされても「ああ、そうですか」としか思えません。そもそも、これだけウソが横行し、「さっきのやりとり、実は○○でした」みたいなことを短時間のうちに何度も何度もやられてしまうと、映画を真面目に見ようという気が失せてしまいます。私の集中力が継続したのは前半のニューオーリンズパートまでで、後半のブエノスアイレスパートになると完全に飽きてしまいました。 本作には詐欺師とカモとの間でのウソと、詐欺師同士のウソのふたつがありますが、後者のウソはドンデンまで伏せておくべきでした。詐欺師同士の会話では真実を語っていると見せかけておいて、最後にこれをひっくり返す。こういうメリハリが必要だったと思います。 また、ロマンティックコメディとしてもイマイチ。せっかく詐欺師を主人公にしているのだから、いくら相手に思いを伝えても額面通りに受け取ってもらえないというすれ違いのドラマにすればいいものを、主人公二人はアッサリと恋に落ちてしまうため、これといった見せ場がないのです。一般人にとっては感情移入の難しい詐欺師カップルがくっついたり離れたりを何度か繰り返して、最終的に一緒になれてめでたしめでたしというお話では、何の面白みもありません。 最近パッとしないウィル・スミスは得意とする伊達男役に復帰し、22歳も年下でフェロモン全開のマーゴット・ロビーの隣に立っても見劣りしないほどの色気を漂わせているものの、映画の出来がこれでは、せっかくの彼の存在感と必然性がないのに執拗に強調される肉体美がムダになっています。 【ザ・チャンバラ】さん [ブルーレイ(吹替)] 4点(2016-01-04 15:48:24)(良:1票) 8.《ネタバレ》 物語のピントがよく分からない物語でした。盗賊会社のようなお話かと思えば、デレデレの恋愛進行に話が収束していくし。中盤のスタジアムでのカケのくだり以降はただ、だまされないぞ、みたいな意気込みで観ていました。引っかけ問題ばっかりのクイズの本みたい。鼻白むよ。ホントは、気持ちよくだまされてなんぼのモンなんですけどね。 【なたね】さん [DVD(字幕)] 4点(2015-12-13 22:08:11) 7.もっとこう詐欺師の騙し合いみたいなの期待したのでイマイチかなぁ~。 ウィル・スミスは天才詐欺師に見えないし、物語にもあまり緊張感がない。 ちょいとお洒落な映像と、美女を出しておけば食いつくと思ったら大間違い。 【ヴレア】さん [DVD(吹替)] 3点(2015-09-29 09:20:43)
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