みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
5.出会った人間を次々と殺していく魔性の女を演じる。イザベル・アジャーニの静かなる、そして美しき怪演。 そんな彼女の美しき七変化に目を奪われる2時間です。それは見る者だけでなく、彼女を追う1人のくたびれた中年の探偵も。 依頼人もボスの指示ももはや関係ない。自分の娘とこの女を重ね合わせるように彼女にのめりこんでいってしまう。 全編を通して聞こえてくるこの男の回想のような心の声、そのフランス語の響き、テンションを抑えた品を感じさせる語り口。 これぞフランス製サスペンスという雰囲気をたたえた作品です。 【とらや】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2020-07-17 18:12:18) 4.《ネタバレ》 うん十年ぶりに再見。アジャーニが美しいです。 探偵も謎の女もどっちも最初から病んでまして、そんなつもりじゃないのでしょうけど コレってコメディ?と感じてしまうんですよ。 習慣のようにいとも簡単に殺人を犯して金品を奪う女より、探偵の行動の方が逸脱してると感じてしまう。 病み具合は探偵の方が上なんじゃないか? リメイク的なハリウッド映画「氷の接吻」(この邦題どうかと思うけど)の方がサスペンスぽいし 二人の男女の苦悩とか闇の部分が伝わりやすいとは思います。 探偵役のミシェル・セローは実際に娘をひとり事故で亡くしてるんですね。 そういう事実を知ると、探偵の行動に対してちょっと見方が変わるかな。 【envy】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2020-01-28 14:40:41) 3.めずらしく(?)狂乱しない美しきイザベル・アジャーニがただ息をするかのように人を殺してゆく。そこに狂気は見えない。狂気を見せるのはむしろアジャーニを追う探偵。ところどころちぐはぐとした物語はもしかしたら探偵の妄想・・。そうであるかのようにどこか悪夢めいている。その悪夢の住人としてあまりにはまるアジャーニ。あまりにきまるコスプレ。美しさがはかなさを助長する。切なさを増幅させる。ああ、再見したいがどこにも置いてない(涙)。ちなみに盲目の建築家だったか、彼に話した女の過去に登場する父親はムルナウ『最後の人』そのまんまだ。(『最後の人』のハッピーエンドは後から付け足されたもの) 【R&A】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2010-12-24 16:09:05) 2.イザベラ・アジャーニがとても美しいのですが、やたら影のあるヒロインを演じており、死ぬために生きているのではないかと考えさせられました。まさに「死への逃避行」 【ヨシオ】さん 9点(2002-11-18 23:53:55)(良:1票) 1.とにかく、イザベル・アジャーニーの美しさに脱帽!(かなりの思い入れです)次々と殺人を犯して行く彼女に無き娘の影を追い、守護天使となり証拠を始末していく刑事。この悲しくもスリリングな展開に引き込まれてしまいました。最近公開された「死の接吻」(I・マクレガー&A・ジャド主演)を観てほとんど設定が同じ(リメイク?)事に驚きましたが、やはりI・アジャーニーにはかないませんでしたね。何ともやりきれないラストも私の心に突き刺さりました。 【さかQ】さん 10点(2001-06-15 22:39:19)(良:1票)
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