みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
2.《ネタバレ》 本作を見て、通学電車がなんで駄目だったのか答えが出た。 カルシウムが足りなかったんだな。 相変わらず酷い演技のキャストが再登場するし、ストーリー展開も陳腐。 それでも、森川葵が添加されただけで、作品のグレードが一気にアップした。 こんなアホみたいなシナリオでも、森川葵の魅力だけで応援したくなる。 終盤はちょっと泣いてしまいそうだったよ。 ラストの絵はどうかと思ったけど、会いたいから会いに来いというイケメンの発想には感服しました。 あと、森川葵のお陰で心が穏やかになったので、通学電車に低い点数を付け過ぎたんじゃないかと反省して見直してみたんだけど、やっぱり点数はそのままにしておくことにしました。 【もとや】さん [DVD(邦画)] 7点(2017-05-29 14:15:45) 1.《ネタバレ》 前作「通学電車」と同じ作者の携帯小説である。前作は「通学シリーズ」の1作目、これは4作目に当たるが、「通学」という言葉ばかりが目立って区別しづらい。劇中世界は前作と同じで時間経過もほぼ同じ、登場人物もかなり共通している。ストーリー中で「西高」「北高」「東高」が出るが、学力としてはこの順で高・中・低だったらしく、今回の主人公は西高であって進学校の生徒というのが人物像にも表れている。この辺は原作段階でいろいろバリエーションを出していたということらしい。 前作からの登場人物のうちナナちゃんは当然悪役だが、今回は意外にもユカちゃんがヒロインを迫害する人物になっている。学力面の劣等感丸出しで中傷するとか自分はバカだからといえば免責されると思っているとか何をやっても一目ぼれなら仕方ないと言い訳するなど目に余る勘違いぶりで、ヒロインとは人格レベルにかなり差のある設定になっている。 今回ユカちゃんのやったことは社会的な許容限度を超えていた(犯罪だ)が、それでも周囲の男連中や心優しいヒロインのおかげで全部許されて、最後はしあわせな世界へ導かれるのは著しく都合のいい展開であり、まるで悪の淵から救済されるユカちゃんが真の主役のように思われた。こういう人物を見ると自分などは同情する気も失せるわけだが、もしかすると本来の読者/観客からはこれで一定の共感を得られる人物像なのかも知れない。男は正邪を峻別したがるというだけのことで、女子ならこの悪役とヒロインの間で心が揺れ動くのだろうと想像する。立場や性格が違っても、女の子同士でわかりあえるはずというのが落としどころだったのかも知れない。 ところでヒロインに関しては、外見としては地味でも目の印象が非常に強く、部屋で彼氏と語り合う時の穏やかな表情は心の深みを感じさせる。彼氏の立場になってみれば、この人と心を通じあわせたい、人生を共有していきたい、と思える人物像がちゃんとできているのが感動的で、一緒にいると楽しくて悲しい、という言葉にも非常に共感できるものがあった。 そのような理由で、この種の映画としては異例だが、ヒロインと主演女優のためにここは少し高い点を付けておく。ちなみに個別の場面としては、黙って部屋に入って来て“わっ”と驚かそうとした場面が好きだ。また北極星からアイスにいきなり発想が飛躍するのもよかった。 【かっぱ堰】さん [DVD(邦画)] 7点(2016-03-27 00:25:25)
【点数情報】
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