みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
11.お父さんと伊藤さん、そして語呂悪く題名から除外された娘さん。(山中彩34歳) 同居しながらも、心のうちを見せず、心のうちに踏み込まず、ほどよい距離感・緊張感が持続する心地よい120分。部外者であるはずの伊藤さんによる機転・気配り・先回りによって、何とか成立していた父娘の関係性。きっと、彼は人生を2周目なんだろう。だから、何でも知ってるんだろう。もちろん、2周目の余裕からもう仕事にこだわるようなことなどしないし、欲もない。うん、そういうことにしておこう。(ファンタジーだし) お父さん74歳、伊藤さん54歳、山中彩34歳。 どうりで、父娘の間にピッタリおさまる伊藤さん。でもこう並べると、(彼に) 14歳の隠し子がいそうな予感の今日この頃。 【タケノコ】さん [インターネット(邦画)] 7点(2024-01-15 19:24:05)(良:1票) 10.《ネタバレ》 頑固で厳格なお父さんが子供たちとの同居を選択しているというのがわかりにくいのだが、要するに「寂しい」ということなのかもしれない。スプーンも「団欒」の象徴であり、家族愛に飢えていると考えれば辻褄が合う。嵐や火事等の災害を経て家族が再生していくという展開には『岸辺のアルバム』的な既視感もあるが(スプーンがアルバム的なキーアイテムというか)、佐藤さんの存在感にもインパクトがあり心に残る作品ではある。 【東京50km圏道路地図】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2023-06-05 01:13:54) 9.伊藤さんの不思議な存在感があるからこその映画なんだろうけど、何となく消化不良。家族間の話とかは結構リアルなんだけど。 【noji】さん [インターネット(邦画)] 5点(2020-03-29 08:39:02) 8.登場人物のおかげなのか、何かフワッとした印象が続く映画。 気持ち良ければずっと観ていたいような感じだし、つまらなくて飽きてしまうこともありえる。どちらになるかはその人次第。 【simple】さん [インターネット(邦画)] 4点(2018-11-14 22:06:39) 7.《ネタバレ》 「ぐるりのこと」を再見した後、リリー・フランキー見たさに鑑賞。ずいぶん、カメラ慣れしちゃったなあという印象。でも、このおだやかな感じは変わらないよねという安心感。残念なのは物語が、伊藤さんの思いもかけない強いチカラで動いちゃうところ。ずいぶん世間知に長けているじゃん。そういうところから、かけ離れている方だと思って見ていたものですから。 【なたね】さん [インターネット(邦画)] 6点(2018-04-26 10:27:42) 6.伊藤さんは一体何者なのか? 伊藤さんの生活感、その場への馴染み方が半端ない。 この映画は答えを見せない。 見る人に考えさせる映画。 不思議と最後まで観ていられる、そんな感じ。 でも自分は答えほしい(笑) 【あきちゃ】さん [DVD(邦画)] 5点(2018-03-22 09:49:24) 5.《ネタバレ》 観てられるわぁ。 自分も同居してるような錯覚さえ覚えました。 伊藤さんの立ち位置がたまらない。 これはもうリリーさんの真骨頂ですね。 生活感でリアルな感じ、不思議なことでサスペンス的、ファンタジー的な面白さ。 観るものへ与えられる解釈の幅と余韻。 いずれもわたしの好きな映画のパターンで、堪能できました。 【ろにまさ】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2018-01-15 00:07:26) 4.定年後のお父さんの悲哀ばかりが感じられ何だか悲しくなりました。子供たちが父親の面倒の押し付け合いは、よくあることなのでしょうが、現実的でちょっとウンザリします。そんな嫌な雰囲気を軽くしているのが伊藤さんです。彼の独特な雰囲気が、映画全体を優しく包んでいて、深刻な問題もゆるーく感じさせている、そんな映画でした。お父さんの昼間の行動と箱の中身の謎は結局意味が分かりませんでした。 【ぽじっこ】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2017-12-03 11:06:00) 3.ねっころがっているときの上野樹里の足動きとか渡辺えりのあの一言とか好きなところです、ほっこりしますが誰もが抱えるかもしれない問題でもあるので軽くないテーマだと思います。やっぱりあの箱のなぞはわかりませんでした・・・ 【HRM36】さん [DVD(邦画)] 7点(2017-01-05 10:38:26)(良:1票) 2.タナダユキ監督で上野樹里主演ときたら見逃せないので観に行ってきた。 物語は年老いたお父さんの面倒を誰が見るのかという兄妹のよくありそうなドラマだが、そこに「伊藤さん」という異分子が加わる事によって何とも面白おかしいユーモア溢れる物語になっていた。 お父さん、伊藤さん、そして娘という3人の織り成す掛け合いが絶妙で、終始予測不能な展開が待ち受けていた。 なんと言っても伊藤さん演じるリリー・フランキーが胡散臭くて良い。上野樹里はまさに適役だし、藤竜也は厳格だけど弱さも秘めている絶妙なお父さんの心情を凄く巧く演じていた。 ただ観終わって色々と謎も残る。私の理解力が足りないのか・・・なんでお父さんはあれを集めていたの?誰かおせーて!はい、ウスターソースを買って出直して来ます・・・。 【ヴレア】さん [映画館(邦画)] 8点(2016-10-12 20:14:18)(良:1票) 1.《ネタバレ》 食事シーンの沢山ある映画はいい。上野樹里、リリー・フランキー、藤竜也の三人がテーブルを囲むフィックスのショットに流れる時間の 何とない気まずさとぎこちない対話、やがてドラマの進行と共にそこには温かみが感じられてくる。 出される料理はシンプルながらも上野の手料理で、柿を剥いたりフライを揚げたりの調理もさりげなく描出されているのが監督のセンスだ。 古屋敷で夜を明かすシーンも、酒を燗することから微妙に変わっていく場の空気がショットの中に捉えられている。 上野が一人で酒やビールを呷る、その飲みっぷりの良さや、リリー・フランキーがウスター派の藤の前で遠慮がちに 中濃ソースをトンカツにかける仕草なども微笑ましい。 食事や、家で寝そべってのくつろぎ、庭いじり、本屋でのアルバイトの描写。それら生活行為の丹念な積み重ねによって キャラクターが少しずつ肉付けされていく作劇がじんわりと楽しい。(伊藤さんの素性は謎のままだが) ラスト、藤を追って走る上野はカメラ移動によって前向きのショットで捉えられる。素敵な笑顔と共に。 【ユーカラ】さん [映画館(邦画)] 7点(2016-10-10 00:33:27)
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