みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
6.《ネタバレ》 ハードなテイストのスピンオフシリーズ第2弾。孤高の剣士・ゴエモンと2本の斧を振るう巨漢の闘い。超速の居合と野性のパワーが激突。生々しいのは、血飛沫の雨と人肉を切る感触。殺陣シーン大迫力。ルパン映画としては稀有な良作。 【獅子-平常心】さん [DVD(邦画)] 7点(2020-11-21 02:21:06) 5.「峰不二子という女」、「次元大介の墓標」に続く「Lupin the Third」シリーズ第三弾。 「血煙の石川五エ門」というタイトルの通り殺陣場面の血生臭さは、一般的なアニメとしては度を超えている。「新しいルパン三世」を魅せようとするこの製作チームの“気概”は相変わらずだ。 だがしかし、「峰不二子~」の常軌を逸したインモラルに狂わされ、「次元大介~」の極上のハードボイルドに陶酔し、骨の髄までこのシリーズの大ファンとなっている者としては、正直、この血生臭さ加減のみでは物足りなかった。 1時間に満たない尺の長さではストーリー的な物足りなさが生じてしまうことは致し方ない。 前作「次元大介~」もストーリー性自体は極めてコンパクトだった。ただそれでも、ラストの一騎打ち“一発”で、次元大介というキャラクターのダンディズムを最大限に表現して魅せたことが素晴らしかった。 今作においてもファンとして求めていたことはまさにそれだった。 このタイトルを掲げる以上は、次元大介と人気を二分する“石川五ェ門”というキャラクターが持つ本質的な魅力を、どこまで振り切って描き出してくれるのかということ。 前述の通り、“斬鉄剣”が敵を切り裂く描写は、過去の映画シリーズにおけるマンガ的な表現とは一線を画し、壮絶に血生臭い。 ただし、目新しさはそれだけだったとも言える。 今作の石川五ェ門は文字通り致命的な迄に痛めつけられ瀕死の状態に陥りながら、極限の状態で敵を射止めるけれど、その描写がどこか俯瞰的なままに見えて、痛みが痛みとして伝わってこない。 それは詰まるところ、「峰不二子」や「次元大介」と比べて、「石川五ェ門」というキャラクターの魅力が引き出しきれていないことに他ならない。 「開眼」する前のもっとギラついていて、危うくて、脆い「侍」が、痛みと悟りを経て「石川五ェ門」と成る姿が観たかった。 あと“ついで”に苦言を呈するならば、このシリーズならではのエロティシズムが皆無だったことも至極残念。 それは即ち峰不二子の「露出不足」が甚だしいということ。 折角、日本のヤクザ文化と時代劇文化が全面に出ている作品世界なのだから、さらしを巻いた女賭博師なり、淫靡な遊女なり、破廉恥な春画なり、前作に登場した「“変態”機械仕掛け人形」並みの和風アバンギャルド描写はいくらでも用意できた筈だ。 せめて、檜風呂での入浴シーンくらいは見せろよ!とついつい声を荒げてしまう。 まあでもね、このシリーズに対する期待感は変わらない。暗躍する“あの方”と再び相見まえる「ルパン三世」長編劇場版の「リメイク」を心待ちにしている。 【鉄腕麗人】さん [インターネット(邦画)] 5点(2018-01-03 23:43:05) 4.この雰囲気も嫌いではありません。これがルパンだと思われる方も少なくないのだろうと思います。 でも個人的には、2ndシリーズの雰囲気が好きなもので。。。 冒頭の敵キャラ登場シーンで、「狼は天使を見た」を期待してしまった私としては、こんなところでしょうか。 それとあのサメ、三平くんも真っ青でした。 【マー君】さん [DVD(邦画)] 7点(2017-07-08 18:29:33) 3.《ネタバレ》 少し前では考えられないハードボイルドなルパン三世。人体の輪切りを見られるとは思いませんでした。「シグルイ」をほうふつとさせました。それにしても、今回の味のあり過ぎるライバルキャラ、異常なタフネスと反射神経はラスボスに改造手術を施されているものと想像したのですが、特に説明はなかったですね。 【次郎丸三郎】さん [DVD(邦画)] 9点(2017-06-25 12:07:49) 2.《ネタバレ》 小池健x石井克人というタッグが織り成す、超硬派なルパンⅢ世。ちょっと生々しくも痛々しいアクションシーンが難点かとは思うが、耽美過ぎたりオサレ過ぎたりコメディ路線に逃げたりするよりかは、こっちのほうが全然イイ。ルパン一味のベタベタしない関係も、カッコつけすぎない程度でちょうどイイ。躊躇なく淡々と仕事をこなす悪役・ホークの不気味さも、秀逸。キャラデザインも動きの演出も、洗礼されていない雑な感じが、特に。 【aksweet】さん [DVD(邦画)] 8点(2017-05-06 01:58:23) 1.《ネタバレ》 生ハム食えんな〜 笑 2012年の「峰不二子という女」2014年の「次元大介の墓標」に続く ルパン三世のアダルトなリブートシリーズ「LUPIN the Third」の第3弾は、 剣豪 石川五ェ門が主役で、日本が舞台。 正確には「峰不二子」と「次元大介」の間で、多少スタッフが変わっている。 キャラクターデザイン・作画監督だった小池健が監督に抜擢され 演出・キャラクターデザイン・作画監督まで兼任し純度の高い小池健作品となった。 本作も「次元大介の墓標」に続いて、異常に緊迫感があるハードなルパン映画である! 前作通り、30分づつ前編・後編に分かれた構成で、間にタイトルが流れる。 劇場アニメとしては短くテレビシリーズ2話ぶんを意識したフォーマットらしいが そうとわかって観れば、決して物足りなくは無い。 若き五ェ門の、闘いと苦悩、そして開眼が…非常に濃厚に描かれている。 最初期のTVシリーズ(大隅ルパン)の雰囲気を基本としたシリアスなキャラ設定。 物語、演出はよりハードでバイオレント。 レイトはPG-12だが…実質R-15だと思った方がいい。 その意味で一般受けを捨て、前作以上のハード路線に舵を切った覚悟には敬服するし 作品レベルも突き抜けている。 ただ、闘いが少々生臭くなり過ぎたのも否めず、集客的には苦戦するかも知れない。 この五ェ門がヒットして次があるなら…主役は銭形だろうか?それも是非観てみたい! Blu-rayは売れそうだから可能性は十分ありそうな気がする。 唯一苦言を呈すなら、物語の骨格が・・・ 用心棒仕事の失敗→背景組織の闇→強烈なライバルの出現→主人公の苦悩と開眼→肉を斬らせて骨を断つ勝利→ルパンとの絆の成立。 これは『次元大介の墓標』と全く同じドラマ展開で、もう少し違いが欲しかった。 レビュータイトルの「生ハム食えんな〜」は、 肉を斬らせて骨を断つの部分で・・・ 映画を観たら解ります。笑 【墨石亜乱】さん [映画館(邦画)] 8点(2017-02-05 14:36:23)
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