みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
2.《ネタバレ》 マイク・マスカレーニャス船長、パイプス、キータ。三人の先行きは予感したとおりでした。本作でもエドワード・G・ロビンソン名人芸を堪能させてもらいました。二言目には「太平洋一の・・・・」と吠える超俺様キャラをベースに仕事師で部下思いの親分肌、そのキャラがたたって女性にはもてない。けれどキータに見せる優しさと人懐っこさ。それぞれに魅入ります。不貞現場を目の当たりにした際のパイプスに向ける視線で刺し殺せる程の怒りとキータに向ける潤んだ瞳での身もだえせんばかりの悲しみは、歌舞伎でいうところの「エドワード!!!」叫びたくなる名場面でした。リプレイタイム出来ないのが残念。また、マグロ一本釣りの模様が異様なほどに丹念に示されて、鮫の襲来と併せてもの凄い迫力であり、見どころの一つでありました。昭和7年にこのような力作が製作されているのに驚いています。 【The Grey Heron】さん [映画館(字幕)] 8点(2020-07-05 20:03:16) 1.《ネタバレ》 殊更な表現をするわけでもないのに、リチャード・アーレンとジタ・ヨハンの出会いのシーンは後に彼らが心ならずも 惹かれ合い、エドワード・G・ロビンソンを裏切ってしまうことになるだろう予感を強く感じさせる。 さらには陽気なエドワード・G・ロビンソンの邪気の無い雄弁が哀れみを誘う。 波をかぶる船側で漁師たちがマグロを次々と釣り上げていく漁獲シーンの荒々しく、力強いショット。 そのマグロを船倉から籠で釣り揚げ、漁港から加工場へとコンベアーで運んでいくショットのドキュメンタルな迫力。 本筋そっちのけで、その瑞々しい労働シーンに魅入られ、撮り続けてしまったのだろう撮影クルーを想像して楽しくなる。 船長の風貌や、船上からのライフル射撃などのディティールはやはり後の『ジョーズ』にも受け継がれたのだろう。 【ユーカラ】さん [DVD(字幕なし「原語」)] 8点(2016-12-02 23:59:39)
【点数情報】
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