みんなのシネマレビュー

裏切りの荒野

Man, Pride And Vengeance
(L'uomo, L'orgoglio, La Vendetta)
1967年【伊】 上映時間:101分
ウエスタン
[ウラギリノコウヤ]
新規登録(2017-07-24)【Olias】さん
タイトル情報更新(2018-04-11)【イニシャルK】さん
公開開始日(1968-06-23)


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監督ルイジ・バッツォーニ
キャストフランコ・ネロ(男優)ホセ
ティナ・オーモン(女優)カルメン
クラウス・キンスキー(男優)ガルシア
納谷悟朗(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
池田昌子[声](日本語吹き替え版【フジテレビ】)
千葉耕市(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
八奈見乗児(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
西川幾雄(日本語吹き替え版【フジテレビ】)
脚本ルイジ・バッツォーニ
音楽カルロ・ルスティケリ
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【クチコミ・感想】

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3.《ネタバレ》 邦題からするといかにもマカロニウェスタンなんですけど、実際にはサッパリ西部劇じゃなくって、雰囲気は何だか、なんちゃってアート系のお色気映画。だけど濡れ場が無くって(もう一息でそっち方面に行きそうなんだけど・・・)その代わりに中盤にちょっとしたアクションシーンを加えてみました、ってな感じ。マカロニ的な期待感を持って見ると、どうも物足りないんですが、それでも崖を爆破したりしてみせるのはなかなかに大胆です。
で、男の名前がホセ、女の名前がカルメン、そんでもって冒頭からのこの展開、とくると、まさかこれは「カルメン」なのか、とイヤな予感が。そういやたまにオペラ「カルメン」の一節を思わせる音楽も挿入されるし。たしか出演者の中にクラキンの名前があったけど、中盤までなかなか登場しないし、まさかまさか、クラキンがエスカミーリョ役なのか。そんなバカな。⇒と思ってると、さすがにそんな事は無くってホッとします。もっとも、何しに登場したのかよくわかりませんが。
「カルメン」を下敷きにしつつ、物語はどんどん離れていって、オモシロくなる方向ならいくらでも離れてくれて結構なんですが、ツマラナイ方向にどんどん離れていっちゃう。一体この先どこまでツマラナくなるのか、と思うと、逆に何だか楽しくなってきたりして。
終盤、突然、闘牛シーンが登場し、製作側もこれが「カルメン」だったことを急に思い出したかのような。だいじょうぶ、我々はちゃんと覚えてますから。だから、わかりきったラストをわざわざ見せてくれなくてもいいんです。ラストのやりとりがいちいち、クドくてしょうがない。その埋め合わせなのか何なのか、ホセも波打ち際で絶命してみせてくれるのだけど、私の横で観ていた子供が冷たい声で「全然死んでないやん。お腹動いてるやん」。ネロさんしっかりしてくれ。死ぬシーンで息を止めるのは、基本です。 鱗歌さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2017-10-01 11:49:13)

2.《ネタバレ》 全然「西部劇」らしくない作品でしたね。銃撃シーンがあるわけでもないし。
最後には、愛した女を刺し殺しちゃうし。なんだか切ないだけで終わる。
全体としてあまり面白くなく、長尺に感じてしまった。 あろえりーなさん [CS・衛星(字幕)] 5点(2017-08-21 21:21:41)

1.《ネタバレ》 冒頭、なぜかYシャツの男が砂漠を追われている。逆光のシルエットでインサートされる追跡陣、そして大地形の中を逃走する男を遠景で捉えるショット。ここだけで何かただごとでない予感が湧いてくるが、本編に入ると一転して「これってウエスタンじゃなかったっけ?」と思うような都市型変形ラブロマンスが展開される。さっきのは何かの幻影だったんだろうか、と思っていると、ラストでしっかりそこに着地する見事さ。●人物造形としては、何よりもカルメンに尽きる。こいつがナチュラルな天性のウソツキだということは序盤で明示されるのだが、あの大きなくりくり瞳でのぞき込まれると、主人公同様、「もしかして本当はいい人なのでは・・・」とつい期待してしまう。そしてあとはいつしか、翻弄され、振り回され、必然のラストに至るのである。全体を知ってから最初の出会いのシーンを見ると、その背後にある人間関係としての黒さというか禍々しさに、何ともいえない気分になる。●途中、物語を侵略せんばかりの勢いで現れるガルシアも、いい存在感を放っています。 Oliasさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2017-07-25 23:14:32)

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【点数情報】

Review人数 3人
平均点数 5.33点
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