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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です!
【クチコミ・感想】
1.《ネタバレ》 まず、皆さんにご承知おき頂きたいのが、本作の監督が井口昇氏だということ。代表作は『片腕マシンガール』『ロボゲイシャ』『ゾンビアス』『デッド寿司』。タイトルからしてアレな雰囲気が漂っておりますね。どれか一作でもご覧の方はお分かりでしょうが、◯◯◯みたいな映画を撮る監督です(勿論いい意味で、ですよ)。確実に観る人を選びます。紳士淑女の皆様には毒にしかなりません。ただ一部の好事家には、たまらない映画をつくる監督とも言えます。なお、本作は血こそ盛大に飛び散るものの、監督お得意の腸だの生首だのは出てこない安心清潔仕様です。以上を踏まえた上で、鑑賞される勇者(あるいは暇人)は、余計な事前情報を入れずにご覧になることをオススメします。以下ネタバレ含みます。ご注意ください・・・ 監督自らが新海誠監督の『君の名は。』を引き合いに出しておりますが、これは”同じタイムトラベルもの“というよりも、” 同じく監督コダワリのロマンティシズムが詰まっている“と捉えた方がしっくりいたします。それも井口監督の方が強い中二病が炸裂している分、タチが悪く、だからこそ中毒性があると考えます。一体何から語ればいいのか迷いますが、まず指摘したいポイントはヒロインのルックスでしょうか。ブサ(6)カワイイ(4)の絶妙なお顔とスタイル(失礼しました。とても感じが良い方です)が素晴らしいです。第一印象で抱く“ヒロインにしては華が無いなあ”が後々の伏線となっています。主人公のキャラ(自分のイケメンぶりに気付いていない冴えないメガネ男子)にしても同様のコトが言えましょう。彼らの下手くそなオーバーアクト(またまた失礼)にも始めは頭を抱えますが、これが最終的に良い味わいに転化します。さて、問題のどんでん返し及び二段オチについて。はっきり言って禁じ手です。ミステリーで「実はスタンド使いでした」+「やっぱり宇宙人でした」くらい、やっては駄目なこと。今まで真剣に物語と向き合ってきた観客を裏切る行為ですから。でもそれが本作における監督の主張。とんだ茶番劇と腹を立てるか、はたまた弱い自分を乗り越えていく魂の物語ととるか。それは観客の判断に委ねられています。只ひとつ間違いないのは、彩乃が言う「スレイブメンが私の現実を変えてくれた」は「私が私の運命を握っている」と同義であるということ。運命の奴隷となるか、強者の奴隷となるか、それとも自分が自分の主となるか。それはあなた次第なのです。前半と後半で主人公が交代する、いや正しくは、真の主人公が後半登場するトリッキーな構成を有する一見して安普請なB級ヒーロー映画は、深く鋭くあなたの心に刺さるかもしれません(特に弱っている人は要注意!)。『バタフライエフェクト』とみせかけた『エンジェルウォーズ』。途中で観るのを止めなくて本当に良かったです。全てを知ってから観る2周目がまた格別の味わいです。 【目隠シスト】さん [DVD(邦画)] 9点(2018-04-20 12:29:47)
マーク説明 |
★《新規》★ | :2日以内に新規投稿 |
《新規》 | :7日以内に新規投稿 |
★《更新》★ | :2日以内に更新 |
《更新》 | :7日以内に更新 |
【点数情報】
Review人数 |
1人 |
平均点数 |
9.00点 |
0 | 0 | 0.00% |
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1 | 0 | 0.00% |
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2 | 0 | 0.00% |
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3 | 0 | 0.00% |
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4 | 0 | 0.00% |
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5 | 0 | 0.00% |
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6 | 0 | 0.00% |
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7 | 0 | 0.00% |
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8 | 0 | 0.00% |
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9 | 1 | 100.00% |
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10 | 0 | 0.00% |
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