みんなのシネマレビュー

マローボーン家の掟

Marrowbone
2017年【スペイン・米】 上映時間:110分
ドラマホラーサスペンスミステリー
[マローボーンケノオキテ]
新規登録(2019-04-04)【たろさ】さん
公開開始日(2019-04-12)


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ブログに映画情報を貼り付け
キャストジョージ・マッケイ〔男優・1992年生〕(男優)ジャック
アニヤ・テイラー=ジョイ(女優)アリー
ミア・ゴス(女優)ジェーン
トム・フィッシャー(男優)
音楽フェルナンド・ベラスケス
製作総指揮フアン・アントニオ・バヨナ
配給キノフィルムズ
衣装ソニア・グランデ
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【クチコミ・感想】

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8.冒頭から映画の中に引き込まれる。
ただ怖いだけの映画ではなく、ただ哀しいだけの映画でもなく、観終えてから「これいいよ」って人に勧めたくなる映画だった。
一切の予備知識なく鑑賞されることをお勧めしたい。 roadster316さん [インターネット(字幕)] 8点(2022-08-17 08:57:25)

7.素晴らしい映画としか表現のしようがありませんでした!序盤早々から結末に至るまでほとんど文句のつけようがなく、本来、映画とはこういった美しく完成度の高い作品のことを指すべきだと感じ入るほどでした。ストーリーと映像表現は大変美しく、ホラー&サスペンスのベールをまとっていて実は。。という話の転換も非常にスマートで素晴らしい。ロケーションも最高に美しくて最小限かつベストなキャスティングと相まって、どの場面を切り取っても芸術的で美しくまとまっていました。(まるで絵にかいたように!)

ネタバレ厳禁なのでほとんど何も書くことができませんが、序盤最も盛り上がる銃撃シーンから暗転して6か月が過ぎる演出など、ストーリーの運び方が非常に巧みです。さらに鏡を含め多数の伏線が効果的に扱われていて、6か月の間に一体何が起きたのか?奇妙な掟の理由は?(掟というより彼らの中で話し合った独自の決め事)など、恐怖心と共に色んな部分に興味が湧く展開は本当に文句のつけようがありませんでした。そして、そのまま自然な形でアリー(アニヤ・テイラー=ジョイ)の視点を通し「our story(日記)」が語られるシーンには心底感動します。不覚にもアリーの涙と共に私もウルっとさせられてしまいました。(天候の変化も非常に上手く機能しています)
一点だけ、他の方もおっしゃっている通り、殺人鬼である父の扱いが惜しいと感じました。アリーとの絆を深めるという意味では今回の決断で正解だったのかもしれませんが、全てが幻想だったという流れのほうがより素敵だったかもしれません。

深読みせずに鑑賞したほうが100倍素敵な映画なので、素直な気持ちで鑑賞することをお勧めいたします。予告動画もNGだと思われますので、出来るだけ予備知識無しで本編に直行してください。久しぶりの大当たりでした! アラジン2014さん [インターネット(字幕)] 10点(2022-04-14 23:56:56)

6.《ネタバレ》 ネタバレありありです。
ミステリアスな導入部、古い屋敷、隠された鏡、深い森と海。これだけ舞台装置が揃っているのだから、ああこれはゴシック・ホラーなのだなと思い込んだのが間違いのもと。現実では連続殺人鬼が報じられ、おやこれはクライム・サスペンスなのか?とその辺から困惑してしまいました。どうもジャンル分けの難しい作品です。多重人格まで動員されてはサイコサスペンスの要素も入ってくるしで。
なんとしても幻想系ホラーで押してほしかったなあ。個人の好みですが。屋根裏のイカレ親父が生きていた、というオチには心底がっかりしました。殺人犯がしつこく生き延びていただけか。生きていては実体があるわけで幽玄のはかなさも耽美も何もない。
鑑賞するにあたって、監督が脚本を手掛けた前作「永遠のこどもたち」の印象を引きずり過ぎたかもしれないです。 tottokoさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2021-05-22 00:19:56)

5.《ネタバレ》 「成人になるまでは屋敷を離れてはならない」「鏡を覗いてはならない」「屋根裏部屋に近づいてはならない」「血で汚された箱に触れてはならない」「“何か”に見つかったら砦に避難しなくてはならない」――。自らに課した、そんな五つの掟を守りながら、慎ましやかに暮らしているマローボーン家の四人兄妹。イギリスからアメリカ郊外の山の中に佇む古びた洋館に越してきた彼らは極力外部との接触を断ち、恐ろしい何かから身を隠すように静かに暮らしていた。そんな折、持ち上がった館の相続問題。期日までに親権者である母親のサインがなければ、兄妹は離れ離れになってしまう。だが、彼らの母親はアメリカへの旅路で体力を使い果たし、帰らぬ人になっていた。何とかして事態を打開しようともがく兄妹たち。同じころ、末の弟が館の中で不穏な何かを目にするようになり……。果たしてこの館に隠された驚くべき真実とは?どうして彼らは鏡を覗いてはならないのか?そして、兄妹は無事に成人になる日を迎えることが出来るのか?古びた洋館でひっそりと暮らすマローボーン家の兄妹を襲う、そんな数々の不穏な出来事をダークに描いたゴシック・ホラー。制作を務めるのは同じくゴシック・ホラーの傑作『永遠のこどもたち』を撮った、J・A・バヨナ。いかにも彼らしい不穏な空気に満ちた、なかなか見応えのある作品に仕上がっておりました。取り敢えず、「何か裏がある」というのは冒頭から分かるのですが、観客を導くミスリードの仕方が抜群に巧く、最後まで全く気が抜けません。ことの真相は途中で半分くらいまでは予想できるものの、完全には分かりませんでした。この屋根裏の〇〇は〇〇で実は〇〇ていたというのは何とか予想できたものの、〇〇たちは実は〇〇の〇〇だったとは……って決定的なネタバレを避けるあまりもはや検閲文書みたいになってしまいましたが(笑)。それはさておき、普通にホラー映画としてかなり高い水準に達しているのが素直に素晴らしい。館の中に居る何かが徐々に兄妹たちを追い詰めていく描写の禍々しさといったらない。最後までずっと不安感が拭い切れないのはいいホラーの証ですね。そして、最後は切なく哀しい余韻を残してくれるのもこの監督ならでは。なかなか完成度の高いゴシック・ホラーの良品でありました。 かたゆきさん [DVD(字幕)] 8点(2020-01-03 04:01:07)

4.《ネタバレ》 これも「今までのは全部幻覚でしたあ」系というか、どうにもアンフェアな気がして(個人的に)絶対的に嫌いなジャンル。ただ、その部類ではかなり良く出来てる方(まだ許せる的な)だし、件のトリック以外にも様々な優れた工夫が施された上質なシナリオも、また、実はサイコスリラーで若干ホラーな演出の切れ味の鋭さも、更にはラストのほの寂しくも爽やかな悪くない余韻にしても、そこそこ高水準で観て損は無い(少なくとも暇潰しには十二分)。若手の役者が揃って頑張っていて好印象だが、次弟と妹は年齢にやや違和感が有る。 Yuki2Invyさん [映画館(字幕)] 6点(2019-11-20 21:31:50)

3.何かこの家には掟が色々有って、それを破ると大変な事になるというのが基本なんだけど、しかし重要なのはそこでは無くて、色々と予想外な展開もありつつ実はヒューマンドラマで、単なるホラーじゃないのが意外性あって良かった。洋画特有の無意味な恐怖演出もあまり無くて、意味が分かると怖い系の恐怖なのでこれは好きなホラーだった。あんまり書くとネタバレになりそうなのでこの辺で。 ヴレアさん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2019-10-03 07:34:01)

2.この作品「見とくか」程度の認識で入ったんだけど、思いの外出来が良いんで驚いた。「ホラーの怖さは人間の怖さ」を味合わせてくれる良作。あの日、マローボーン家で何が起きたのか、そこには恐ろしくも悲しいドラマがあった。予備知識は一切なしで見た方が良い。おすすめ。 ぴのづかさん [映画館(字幕)] 8点(2019-04-20 14:24:43)

1.《ネタバレ》 日本公開は1年半くらい遅かったんですね。 忌まわしい過去から逃れるためアメリカにやってきた家族。優しかった母親が病にかかり亡くなってしまい、5つの掟を守り人里離れた森にある古い屋敷でひっそりと暮らしている4人兄妹の物語。 良い出来だった『永遠のこどもたち』を監督したJ・A・バヨナが製作総指揮で脚本を担当したセルヒオ・G・サンチェスが今作も脚本しつつ監督デビューということなので、タイトルとポスターと軽いあらすじだけ確認して観に行きました。鑑賞後に予告編など見てみましたが見なくて良かったなと思いましたね。 純真でひたむきに生きている仲良し4人兄妹はそれぞれ強さと脆さがあり、友達になったアニャ・テイラー=ジョイ演じるアリー含めてとても可愛く、巧妙なストーリーと上手い演出もあって引き込まれました。散りばめられていた謎と伏線が収束していくさまは見事だったし想像のもう一歩先を行かれましたわ。お兄ちゃん頑張ったな。スペイン産のホラーやスリラーは面白い発想のモノの多いですね。 ロカホリさん [映画館(字幕)] 8点(2019-04-17 01:12:19)

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【点数情報】

Review人数 8人
平均点数 7.75点
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8562.50% line
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10112.50% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 10.00点 Review1人
2 ストーリー評価 10.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 10.00点 Review1人
4 音楽評価 10.00点 Review1人
5 感泣評価 10.00点 Review1人

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