みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
4.高評価が続く中で申し訳ないが、私にはイマイチでした。まず高齢者が主役になること自体は、すごくいいコンセプトだと思います。日本は高齢者天国なので、マーケティング的にもこの手の作品がもっとあってもいいはず。 しかしコメディという割には笑えず、サスペンスというほどのサスペンスもなく、正直なところかなり退屈なストーリーでした。見どころがあるとすれば2点。高齢者が仲間内で楽しそうにしているところと、他の作品なら主役を張るような役者が〝友情出演〟的にチョイ役で出ているところ。日本映画によくあるパターンですが、要するに内輪で勝手に盛り上がっているだけという感じで、傍からはものすごく閉鎖的に見えてしまう。すいませんこういうの苦手なんです。 【眉山】さん [インターネット(邦画)] 4点(2022-02-19 02:01:09) 3.《ネタバレ》 「ハードボイルド」というジャンルそのものをダシに使った大人向け激渋喜劇。ブラック&ビターな人生ドラマに心地よく酔いしれました。とくに印象的だったのは妻の言葉です。『私はきちんと生きてきた。これからもちゃんと生きていきたい。だから汚さないでよ!』これは痛い。痛過ぎます。ぐうの音も出ません。主人公は確かに一度も銃を撃っていないかもしれませんが、妻を後ろから撃ち続けていたも同然なワケで。この手の裏切りは、火遊びやギャンブルの比ではない重罪と言えましょう。何人も、自分の人生が自分だけのものだと思ったらイカンのであります。また玉淀の台詞にも痺れました。『ずっと騙し続けられればそれは詐欺とは言えない』確かにそうかも。しかしそうは問屋が卸さないのが人生であります。ゴール目前にして、市川はすっ転びました。もう昨日までの平凡で幸せな日常はありません。全く別ものの明日が始まる事でしょう。でも男は黙ってやせ我慢。それがハードボイルドの流儀ってもの。タバコをふかす市川がラストカット。かつて当たり前だった路上喫煙が許されぬ世の中になりました。ハードボイルド同様、時代に取り残された男の行く末や如何に。 【目隠シスト】さん [インターネット(邦画)] 8点(2022-02-07 19:06:52)(良:1票) 2.《ネタバレ》 これは、感慨深い。■松田優作の「探偵物語」や大泉洋の「探偵はBARにいる」系のコメディなハードボイルドなんだと思います。喜劇要素全開の予告編にいい意味で裏切られました。■石橋蓮司氏の代表作になるのではないか。伝説のヒットマンなのに、一発も撃っていない。ヒモで書けない売れない小説家なのに、ダサかっこいい。■桃井かおり氏がまた、S K IIのCMを捨てたかのような吹っ切れた感じ。樹木希林の後釜を狙ってるなと思うのだけれど、それも確かにアリだ。■定年を迎える編集長を演じる佐藤浩市氏に、釣りバカ日誌での父上の面影があったが、それもいつか行く道だ。■シニア系のハードボイルド。なんかいろいろ狙ってる感じがあざといんだけど、嫌いになれない。■脚本の丸山昇一さんの映画なのだと思う。■絶対に「2」の企画が進んでいると思います。 【なたね】さん [DVD(邦画)] 8点(2021-04-15 21:50:09)(良:1票) 1.《ネタバレ》 最高! これは阪本順治ワールドを楽しめるかどうかで、評価が分かれると思う。 チャンドラー風ハードボイルドの世界を彼がどう料理したか・・ チャンドラー風だから、派手なアクションシーンがないのは当然。 しかしここに阪本順治のツボがどう収まるかが最大の見せ場。 そして、それがあのバーでのにらみ合いになるのだ。 どんなジャンルにも、阪本順治のセンスが光る。 スゴイです! イブモンタンの真夜中の刑事、観た~い! 某レンタル屋の発掘良品でやってくんない? 【トント】さん [DVD(邦画)] 9点(2021-03-13 17:03:06)
【点数情報】
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