みんなのシネマレビュー

Red(2020)

2020年【日】 上映時間:123分
ドラマラブストーリー小説の映画化
[レッド]
新規登録(2020-03-07)【Yuki2Invy】さん
タイトル情報更新(2024-07-05)【イニシャルK】さん
公開開始日(2020-02-21)


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監督三島有紀子
キャスト夏帆(女優)村主塔子
妻夫木聡(男優)鞍田明彦
柄本佑(男優)小鷹淳
間宮祥太朗(男優)村主真
片岡礼子(女優)ふみよ
山本郁子(女優)村主麻子
浅野和之(男優)村主宏
余貴美子(女優)緒方陽子
原作島本理生「Red」(中公文庫刊)
脚本池田千尋
三島有紀子
撮影木村信也
製作日活(製作幹事/「Red」製作委員会)
ポニーキャニオン(「Red」製作委員会)
読売新聞社(「Red」製作委員会)
企画日活
配給日活
編集加藤ひとみ
照明尾下栄治
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【クチコミ・感想】

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5.《ネタバレ》 失楽園に代表される“不倫”というそもそものテーマ自体に、嫌悪感や不快感を抱く方も多いと思う。そして観た後のあまりの救われようの無さ。だけどテーマと映画の出来を切り離して考えると、良く出来た映画じゃないかと感じた。
私のハンバーグは食べないのにお母さんの煮付けは食べる夫。そんな踏みにじられた人生に我慢してる多くの主婦は、この映画に共感する反面、認めたくない気持ちも強いかもしれないし、その気持は痛いほどわかる。だって子供が…って。
塔子の前に鞍田が現れるタイミングの絶妙さとか、塔子を取り巻く男が3人なのに、絡んでくる女がゼロとか、かなりご都合主義な面も観えるけど、妻夫木聡の優しそうな微笑みと、夏帆ちゃんの透明感とクリクリした目。この2人に焦点を当てた結果の省略だろう。小鷹がもっと二枚目だと話がややこしくなるし。


「でもさぁ人間さぁ、どれだけ惚れて死んでいけるかじゃないの?」

父親は女を作って出ていったと言うが、きっとその原因は母親だろう。そんな母親の生き方を否定し、裕福な家庭の優しい旦那と結婚し、専業主婦として可愛い一人娘を育てている塔子。海外出張中の父親とは円満離婚してると、嘘をついてまで手に入れた幸せな家庭。
塔子が手に入れた人の羨む裕福な家庭は、彼女自身の求めたものではなく、反面教師と言える自分の母親が手に入れられなかったものなのかもしれない。
「今がとっても幸せ!」「…君は、変わってないな」10年前もきっと、ステレオタイプの幸せ論に満足している自分の本心を見透かされて、鞍田に奥さんが居ると知りつつ、関係を持ったんだろう。塔子の女の部分、人の男を奪いたい欲求だったのかもしれない。
今度は自分に夫が居る立場での不倫。子を持つ母親でありながら、満たされない女の部分の欲求が、10年前と変わらない鞍田を受け入れる。
「…生涯で、ただ一人好きになった人と、一緒になったこと。」だから、もう夫にとっての結婚は終わってたんだ。あとはもう夫にとって妻という存在は、子を育てて家庭の幸せを維持するための道具でしか無いんだ。ここに残っても夫の道具として、村主家の為に、じわじわ死んでいくだけなのに気がついた塔子。

「鞍田さん・・・生きましょう。」 K&Kさん [インターネット(邦画)] 7点(2022-11-15 22:47:21)

4.《ネタバレ》 なんそれ!
的な。
夏帆さん妻夫木さんの濡れ場が話題?ってゲスの勘ぐりなんざ、結末のゲスさに遠く及ばんだろ。
なんとなく最後まで観れたので、悪くはないだろうが、共感できるヤツが居なすぎる。
もしこの二人がすげえ不細工カップルで、その成れの果てがこんな結末なら画にならないだろうし、その程度の話なら、こんな映画撮るなよって感じ。
ま、少し冷静になって好きなもん好きなように撮ればいいとは思うけど、わたしは嫌い。 ろにまささん [CS・衛星(邦画)] 4点(2021-08-31 23:45:08)

3.《ネタバレ》 今の結婚生活に満足していない主婦に響くような作品。かといって、昼顔ほどの劇的な展開があるわけでもなく。なんだか、せっかくの有休なのに、久しぶりに時間を返して欲しいと思った。 いっちぃさん [CS・衛星(邦画)] 3点(2021-04-19 14:33:29)

2.登場人物誰一人として感情移入できないので今一ストーリーに入っていけない。
特に妻夫木の役は全く意味不明のキモ男。
何度か出てくる夏帆と妻夫木のディープキスだけが見せ場になっている。 とれびやんさん [DVD(邦画)] 6点(2020-11-07 23:31:17)

1.《ネタバレ》 今作時点で夏帆は実年齢28歳、役柄は30代前半だが、のっぺりとした清楚で薄い特徴的な顔立ちは、一見は本作の役柄ドンピシャな人畜無害で貞淑な若妻そのものである。しかし目だけが、なんか妙に凄かったのだ。やさぐれた母親役の余貴美子のそれと見紛うまでに、とでもいうか、20代とは思えない実に陰湿な情念と深い苦悩を湛えて、更にその奥に一種の不道徳さというか、やってはいけないことを平気でやってのける様な「育ちの悪さ」をも見事に醸し出していた。今作、全体的に表情自体の大きな演技はそれ程多くなかったようにも思うのだが、夏帆のこの「目の表現力」が、まず中々に優秀だと感じたのだ。

映画の内容的には、少しは公開時期を考えろ、とでも言いたくなる様なド直球な不倫映画であり、しかも前述どおり、端的に夏帆の方もだいぶん「悪い」様な話である。率直に、人によって完全に評価が分かれる類の映画だと思うし、個人的にも100%共感できるなどということは全くなかった。しかし、妻夫木聡の存在感を消し去ってしまうかの様な夏帆の熱演ぶり、そしてそんな夏帆に必ずしも積極的に感情移入・共感させようとしていない全体の構成の奥深さ、ラストの優れた見応えを含め、かなりの良作だと感じた。結構オススメ。 Yuki2Invyさん [映画館(邦画)] 8点(2020-03-07 22:05:20)

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【点数情報】

Review人数 5人
平均点数 5.60点
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7120.00% line
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