みんなのシネマレビュー

鬼火(1963)

The Fire Within [米] /A Time to Live and a Time to Die [英]
(Le Feu Follet)
1963年【仏】 上映時間:108分
ドラマモノクロ映画小説の映画化
[オニビ]
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2021-11-13)【イニシャルK】さん
公開開始日(1977-08-06)


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監督ルイ・マル
キャストモーリス・ロネ(男優)アラン・ルノワ
ジャンヌ・モロー(女優)エヴァ
アレクサンドラ・スチュワルト(女優)ソラーニュ
アンリ・セール(男優)フレデリック
脚本ルイ・マル
撮影ギスラン・クロケー
配給フランス映画社
美術ベルナール・エヴァン
編集シュザンヌ・バロン
あらすじ
アランはベルサイユの豪華な精神病院でアルコール依存症の治療を受ける30歳の男性。パリで送った疾風怒濤の青春は去り、今はニューヨークに住む資産家の妻と離婚の話が持ち上がっている身。医師から退院が告げられ、パリの昔の仲間たちを訪れに行く。そこで、アランが見るのは、残酷な時間の経過…。

みんな嫌い】さん(2010-01-08)
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【クチコミ・感想】

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22.《ネタバレ》 むかし、多感だった頃にみた時はその独特のシュンとした雰囲気に惹かれたものだが。。
いま観返してみると、ちょっと痛い男のモヤモヤで終始支配されていて、観ていて辛い。
afoijwさん [ビデオ(字幕)] 6点(2014-03-28 01:43:34)

21.「君達は僕を愛さず、僕も君達を愛することが出来なかった」主人公の男の本作の最後の言葉。君達とは、数年ぶりに再会したパリに住む友人達を指していながらも、彼の周りにあった社会全体を指していたのでしょう。療養所の人間模様も、パリの街の描写も、ひたすら主人公の男の孤独感が全編を支配する映画でした。そんな男を演じたモーリス・ロネの静かなる名演技を堪能しながらも、生への執着や熱さのようなものも感じられず、その結末に鑑賞後は気が滅入りそうになる作品でした。 とらやさん [CS・衛星(字幕)] 5点(2012-11-06 23:05:43)

20.ところどころ、あーいい雰囲気だなと思うところはあるけど、、自分にはダメでした。 nojiさん [地上波(字幕)] 2点(2011-10-29 20:26:33)

19.《ネタバレ》 なんともいえない空しさによる自決は理解できるのだが内容が退屈。フランス映画にしては分かりやすかったのとラストのあっさり感は良かった。 すたーちゃいるどさん [DVD(字幕)] 6点(2011-09-19 13:11:09)

18.《ネタバレ》 主人公を横切る自動車や自転車の群れ、見向きもせず追い抜かしていく子供たちの演出が、やけに印象的。

精神的不感症者の絶望、ねぇ。そんな遺書を残した友人が居ても、私は「そういやアイツ、死んだねぇ」で済ましてしまいそうだ。(というか、友達になれそうもありませんが)

友達甲斐も無く、薄情で鈍感な人間(私含む)には、ちょっと不向きな映画なのかも。 aksweetさん [DVD(字幕)] 5点(2011-05-31 00:54:45)

17.主人公の鼻もちならなさと苦悩みたいなものは伝わってくるが、それが絶望としては、感じさせられない。時代の雰囲気のフィルターを通さないと、伝わってこないものがあるのか。
エリック・サティも、著作権が切れて、角川映画で使われるような音楽になってしまい、手あかにまみれた感が強い。
ジャンヌ・モローは、うまい、と思わせるのだが。 みんな嫌いさん [DVD(字幕)] 6点(2010-01-08 22:54:13)

16.《ネタバレ》  始終、アランの苦悩がそこかしこに漂う。
 
 全てが苦悩で埋め尽くされているのだが、なぜかその中に、うっとりするような哀愁が仄かに香る。

 
 なんて香しい映画だろう。 タックスマン4さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2009-04-03 02:48:27)

15.《ネタバレ》 芸術の都パリで情熱的に生きてた彼が確実に経っていく時間と現実に、鬱病になり、金も名誉もなくなり、男としての自信もなくなってしまう。かつての仲間も勝ち組、負け組といろいろ。観てて、痛かった。死ぬ事で愛する人に烙印を残そうとする。もう無様な姿は見せたし、この世の中をどうやっても動かせない、そんな絶望が彼の中に生まれてしまって、これ以外のラストはもう無いのか、と少し哀しくなった。・・・でも、それでも!!なんとか頑張ってくれよ!と思った。 トントさん [ビデオ(字幕)] 8点(2008-04-16 23:29:10)

14.暗い。暗すぎる。 にじばぶさん [ビデオ(字幕)] 4点(2007-09-03 16:24:10)

13.所有する事も人間関係も関心無くなってしまって・・・虚無感を感じる人間にこそ見える社会の歪みってのは絶対あるよな。社会の中にいて人間が必死にしがみついてるものの価値なんか実は何の価値も無かったりする。そんなもんでも捨ててしまえば社会から切り離されてしまうから、みんな必死にしがみついてる。次第にみんなそれに慣れてきて疑問すら感じないまま社会を形成していく。切り離された人間はそんな社会にもっと馴染めなくなるし、歪みが妙に鮮明に目に映る。結局一人では生きていけないし、でも誰からも理解されないし、嘲笑されるわな。孤独で胸が苦しくなった。淡白な演出がいっそうこの作品を狂気じみたものにしていた。画面と自分との間の空間が徐々に不穏な空間に変わっていくのが本当に恐かった。 ハッシーふりかけさん [ビデオ(字幕)] 10点(2006-04-19 23:22:21)

12.映画としての感想なんて何も言えない。辿り着いてしまったモノの見方に真摯に誠実に正直に唯一の道を映し出してしまった。諦めていたはずなのに、もしかして別の道を提示してくれるのでは、と期待してしまった。おれには無理やけど、もしかしたらフランス人のお前には何か浮かぶんじゃねーの、カタツムリ食べちゃおうとか思い付くくらいやし、とか思ってしまった。鏡を見るような感覚でこの映画を鑑賞した人はどのくらいいるのだろうか。いても必死に隠しとんのやろなー、きっと stroheimさん [ビデオ(字幕)] 10点(2006-04-16 01:36:29)

11.イケメンでしたねぇ。それにしてもこういうストーリーだったんですね鬼火。見る前はどんなストーリーなのかドキドキでした。セリフもところどころ詩的な面もあり。。オチは誰もが予想できるようなオチ。しかし、内容が内容だからそんなの気にならない。こういった社会というか大人の社会みたいなのになかなか馴染めない男、といった人物像やはり魅力的です。むしろ感謝でした。 アンリさん [DVD(字幕)] 6点(2006-03-09 21:30:34)

10.《ネタバレ》 「欲するものがない」だとか「アホどもが下劣な仕事に精を出している」だとか「怖い、怖い、怖い」だとか。そういう甘えとも取れる悲しい言葉の波。社会に馴染めない、適応できない孤独感、あるいはその中で生きていく苦しみをクールに表現していると思う。でもアランは、街を歩けばいたるところに知り合いがいる。もう少しがんばって欲しかった。やっぱりそれしか答えがないのか?と、気が滅入ってしまった。 ぷりんぐるしゅさん 6点(2004-05-18 13:58:09)

9.感情表現がほぼゼロで、何の盛り上がりも無い平板で退屈な映画。難しい理屈をいくら並べられても、会話の場が社交場である限り、何も心に響かない。いかにもフランス映画って感じはするけれども。 ラーションさん 2点(2004-03-29 01:29:41)

8.主人公が自殺を決断し、決行するまでの心理を淡々と描く。絶望感がなんともリアルでやるせない。ただ、出会う人みんながやたら哲学的な会話をしているのに不自然さを感じる。フランスの人たちは一般的にああいう会話をしているのかもしれないが。 R&Aさん 6点(2004-02-05 12:26:49)

7.学生の頃、青春真っ只中だった自分が、最も深く共感できた作品。深夜のテレビで、この作品にたまたま巡りあえたことで、引きこもりにも犯罪者にもならず、何とか社会人として暮らしていられるのかも知れない。アランの絶望ほど、自分にとってリアルな心理描写はなかった。個人的に最も客観的に評価できない映画。この点数はあまり他人の参考にはならないかも知れない。 眠い悪魔さん 10点(2004-01-27 01:40:49)(良:1票)

6.主人公が自殺する作品が好きなので、じつにうれしい一本です。ただ背景で流れるエリック・サティの音楽が、いまではあまりにも有名で幅広く使われているので、画面に集中することを阻害しているような感じがしました。本来はこの作品にぴったりの音楽だとは思いますが(かつて精神を病んでいたという人―複数―が、サティの曲をたいそう嫌っていましたが、なんとなくわかる気もします)。昔は自殺した主人公のような人間も、いまでは死ぬ前に他人を殺しそうな気がして、なんか不気味です。気のせいかな。。。 バッテリさん 9点(2004-01-16 21:55:14)

5.《ネタバレ》 アランが自殺するまで印象的な音楽とともに淡々と描かれていて、アランの心情が訥々と語られていた。「誰からも愛されなかった、誰も愛せなかった」昔の自分を思い出し、見ていて悲しくなった映画。 The Grey Heronさん 7点(2003-12-09 01:05:44)

4. STYX21さん 5点(2003-12-04 23:59:20)

3.現実と同じ流れで時間が流れていくところに妙にすごいなあと思ってしまいました。ちょっと身につまされました。 omutさん 6点(2003-07-28 03:02:08)

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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 22人
平均点数 6.27点
000.00% line
100.00% line
229.09% line
300.00% line
414.55% line
5418.18% line
6836.36% line
714.55% line
829.09% line
914.55% line
10313.64% line

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