|
表示切替メニュー |
レビュー表示 |
その他作品(無) |
心に残る名台詞(投稿無) |
エピソード・小ネタ情報(投稿無) |
心に残る名シーン(投稿無) |
【新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順】 |
【ネタばれ表示】/【ネタばれ非表示】
|
【通常表示】/【改行表示】 |
【通常表示】/【お気に入りのみ表示】
|
|
ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です!
【クチコミ・感想】
2.《ネタバレ》 カーク・ダグラスに「才能はあるけど君はクソったれ野郎だ!」とこき下ろされたスタンリー・キューブリック、人嫌いで狷介なエピソードには事欠かない天才監督。天才のもとで働くことは大変な重圧が襲いかかってくるものですが、『キューブリックに魅せられた男』のレオン・ヴィタリと同じように三十年もキューブリックに仕えた人がいたとは驚きです。このエミリオ・ダレッサンドロはレオン・ヴィタリと違って映画製作には全く関わらずにキューブリックの運転手兼雑用係として仕えて、終いには主従と言うよりも完全に友人関係になっています。イタリアから60年代に英国に渡ってきてレーサーを目指しながらタクシー運転手をしていたエミリオが、最初にキューブリックと関わったのが、『時計仕掛けのオレンジ』で使われたあの有名な巨根はり型をタクシーに載せて運搬することだったというのは興味深い。彼はヴィタリと同じようにキューブリックと関わった資料を大量に保存しており、“S”の署名で終わる自筆の指示書というか走り書きが続々登場します。それが“ペットに餌をやってくれ”とか“ホームセンターに行ってこれこれを買ってきてくれ”などといいった完全に小間使い扱い。それでも元から誠実な人柄なエミリオは忠実に仕えて、キューブリックとは信頼以上の関係になります。そして遺作『アイズ・ワイド・シャット』ではキューブリックに乞われて出演までしています。トム・クルーズが秘密パーティに参加する前に立ち寄る店の主人役で、“エミリオの店”とネオンで店名が輝くのが泣かせてくれます。彼はキューブリックが死去する前夜も会っていて、キューブリックが生前最後に会った家族以外の人物でもあります。ヴィタリが俳優のキャリアを捨てたように、エミリオもレーサーの夢を諦めてキューブリックに人生を捧げたわけで、自分勝手な人間だけど自分にとことん尽くす者には彼なりの愛情を示す天才なりの人間性が見られたと思います。 エンドロールが終わってのラスト・カットのエミリオの回想、キューブリックに「自分の映画でどれがいちばん良かった?」と尋ねられて『スパルタカス』と答えたそうです。すると渋い顔したキューブリックは「アレはたいした映画じゃないよ」と答えたそうです、やっぱりね(笑)。 【S&S】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2022-05-15 22:44:31)
1.《ネタバレ》 映画作りに忙しいキューブリックが専属運転手を雇いました。自分の都合に沿って、自分が望む場所へ自分を運ぶための手段として、です。 で、雇われた男性は運転のプロでした。運送屋やタクシー運転手ではなく、レーシングドライバー。その選別眼に、キューブリックらしい偏執的なこだわりが見えて嬉しくなります。 本作はほぼ100%、このドライバーの独白で構成されています。それを通して語られらるキューブリック像は、映画制作の現場から少し距離を置いた生活の様子が多くて興味深い。キューブリックが飼う犬猫の世話とか、キューブリックが食べたいものを買ってくるとか。映画制作に直接関わるのは「バリーリンドン」撮影時にロウソクを大量に買い占めてくることくらいだったと思います。 この方が「アイズ…」の制作前に一身上の都合でキューブリックから暇を貰います。その時に時間が取れて、初めてキューブリックの映画を観たらしい。つまり、それまでは身近で働きながらもキューブリックの映画を観たことが無かった訳ですよ。鑑賞後の感想は「この人はやっぱり天才だったんだ」です。笑えるエピソードをもうひとつ。キューブリック本人から「どの映画が良かった?」と聞かれた時の回答が「スパルタカス」。キューブリック曰く「あれはそんなに良い映画じゃない」。(「スパルタカス」の現場はカーク・ダグラスに支配されていて屈辱的だった、とキューブリックが語っている書籍を読んだことがあります) あくまで天才映画監督の一面が見られると云う意味合いですが、キューブリックのファンなら観て損は無いと思います。 【アンドレ・タカシ】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2022-01-16 23:28:13)
マーク説明 |
★《新規》★ | :2日以内に新規投稿 |
《新規》 | :7日以内に新規投稿 |
★《更新》★ | :2日以内に更新 |
《更新》 | :7日以内に更新 |
【点数情報】
Review人数 |
2人 |
平均点数 |
5.50点 |
0 | 0 | 0.00% |
 |
1 | 0 | 0.00% |
 |
2 | 0 | 0.00% |
 |
3 | 0 | 0.00% |
 |
4 | 0 | 0.00% |
 |
5 | 1 | 50.00% |
 |
6 | 1 | 50.00% |
 |
7 | 0 | 0.00% |
 |
8 | 0 | 0.00% |
 |
9 | 0 | 0.00% |
 |
10 | 0 | 0.00% |
 |
|
|