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アンテベラム

Antebellum
2020年【米】 上映時間:106分
ドラマサスペンス
[アンテベラム]
新規登録(2022-07-17)【Yuki2Invy】さん
公開開始日(2021-11-05)


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ブログに映画情報を貼り付け
キャストジャネール・モネイ(女優)ヴェロニカ/エデン
ジェナ・マローン(女優)エリザベス
ジャック・ヒューストン(男優)ジャスパー司令官
カーシー・クレモンズ(女優)ジュリア
ガボレイ・シディベ(女優)ドーン
配給キノフィルムズ
衣装メアリー・ゾフレス
あらすじ
新進気鋭の人気作家かつ社会学者のヴェロニカは、理解ある夫と最愛の娘とともに、充実した幸せな日々を送っていた。しかし、彼女は夜な夜な悪夢にうなされていた。一方、南北戦争の時代、アメリカ南部の巨大なプランテーションで一切の自由を奪われ日々綿花畑で過酷な労働を強いられている黒人女性エデン。彼女は只管に耐え、地獄からの解放のタイミングを待ち望んでいた。時代も身分も全てに異なる二人の黒人女性。そしてある日、二人の運命を大きく揺り動かす出来事が起きるのだった…

タコ太(ぺいぺい)】さん(2023-06-08)
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未見の方は注意です!




【クチコミ・感想】

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9.《ネタバレ》 こいつはすげぇもんを見た。
あらすじは目を通したはずだが、そのあらすじを忘れている鳥頭の自分をこんなに自画自賛したくなったのは久々。
「これは昔が舞台の映画だな。また黒人差別系か・・・」から
「この二人は子孫で、先祖の記憶を夢で見てるんだな」となり
「ってことはここからストーリーどうすんの・・・?」と思ってる内にスマホ登場。
と本筋ははほぼ完璧で面白かった。
最後馬駆るや否やすぐそこが生活圏なのは笑ったが。

だが、所謂「ステレオタイプの黒人」をわざわざ挟む意味はあったのか。
レストラン予約の対応なんて無気力受付の可能性も大いに有るし、席案内だって単純に予約順の可能性の方が高い。
いけ好かないデブの黒人を入れ込むことでこっちサイドにどんな感情を植え付けたいんだろうか。
「こんな人間も温かい目で見てね」って思わせたいのか?
「今いけ好かないって思ったよね!思ったら共犯!共犯な!」なのか? 悲喜こもごもさん [インターネット(字幕)] 8点(2024-05-15 11:31:30)

8.目隠シストさんを始め高得点を付けられている方と全く同じ感想です。難しいかもしれませんがこのサイトのあらすじも読まずに鑑賞なさることをお勧めします。
幸いなことに予備知識がほとんど無い状態で観ることができました。結果幻惑されて椅子から転げ落ちそうになるほどの驚きが2度ありました。それもストーリー上の意外性ではなく、作品世界の構造そのものの意外性によるショックです。このような経験は初めてで制作者の果敢なチャレンジ精神に感動しました。 皮マンさん [インターネット(字幕)] 10点(2024-01-15 17:12:05)

7.《ネタバレ》 ネタバレ禁止系の作品ですね。とは言えネタバレなしではレビューが書けない作品でもあります。だからネタバレで書きます。

ひさびさに予想を覆されました。将軍のスマホまで全く気付きませんでした。てか、気付けないように作り込まれている訳ですが。

あのスマホが鳴るまでは、「夢オチ系」「実は死んでました系」「タイムスリップ系」「パラレルワールド系」あたりで想像しながら観ていたのですが、まさかのド真ん中直球勝負だったとは。

考えてみれば同一の女優が二役をしているのを見せられた段階で既にネタバレされている訳ですが、普通そんな風には受け止めない訳で、裏の裏をかくような演出と展開には降参モノです。

もっとも、始めっから直球勝負ですよと宣言されているならば単なるB級ホラーと扱われかねない。結構リスキーな企画かも知れず、よくぞ勝負したと称賛を贈りたい思いです。

と、ここまでは10点満点的に褒め称えている訳ですが、冒頭のエデン登場シーンとその後に続くヴェロニカ登場シーンの繋ぎ方がイマイチ腑に落ちません。

南北戦争期の悲惨な情景はヴェロニカの悪夢であるかの如く語られているのですが、しかしどうやら実体験、あくまでも夢ではなく記憶のようです。つまりは誘拐・軟禁されていた記憶。ホテルに届くフラワーアレンジのカードから、ヴェロニカは既にプランテーションに連れ去られていた過去があるようには思えますが、そこは一切語られていません。だいたいからしてそんなことがあれば既にあのプランテーションはないだろうとも思え、だったらやっぱり今回の誘拐が初めて?

単に私の理解力不足なのか、どうもそのあたりの力技的に時系列を脇に置いたような構成が今ひとつスッキリしません。

それと、エデン部分の悲惨さ(過去の歴史的事実)とヴェロニカ部分の力強さ(現在の社会情勢)が前面に強烈に押し出されていることが、本作が骨太な社会派サスペンスなのかそれともエンタメ色の濃いミステリアスなスリラーなのか、どこにテーマを追って良いのか観終わっても迷ってしまいます。

これも単に私の理解力不足なのでしょうか?やはりスッキリしません。

これは素晴らしい作品!と言い放ちたいだけに妙なモヤモヤ感が残ってしまい7点献上に留めます。 タコ太(ぺいぺい)さん [インターネット(字幕)] 7点(2023-06-08 13:01:46)

6.《ネタバレ》 これは完全にアイデア勝ちでしょうね。途中でいきなり現代になり、そしてあの時代でいきなりスマホが出てきたり。最後の方でああそういう事かと分かりました。この映画は予告編も観ない状態で観たほうがインパクトがあって良いと思います。 珈琲時間さん [インターネット(字幕)] 8点(2023-05-24 15:04:59)

5.《ネタバレ》 (注意!)ネタバレ厳禁映画です。胸糞悪い要素もあるため鑑賞者を選びますが、もし興味がおありであれば、予備知識無しでご覧になることをお勧めします。

久しぶりに「もの凄いもの」を観ました。トリック自体は極めて単純なのに、いやだからこそ完璧に騙された気がします。伏線の張り方、台詞選びのセンス、描写に演出、どれをとっても本当に丁寧でツボを抑えていたと思います。真相が明かされてもなお魔法が解けきっていない感覚が不快でありながら心地よくもあり。地に足が付かない感じとでも申しましょうか。主人公が疾走するクライマックス。彼女が飛び込んだ先、その驚愕の風景に思考は一時停止させられます。「ここは一体何処(何時)なんだ?」感は絶品でした。
かなり胸糞ですし、政治的、風刺的要素は個人的にはマイナス査定となる要素ですが、それを補って余りある衝撃とカタルシスがありました。傑作だと思います。 目隠シストさん [インターネット(字幕)] 9点(2023-05-11 01:52:20)(良:1票)

4.《ネタバレ》 南北戦争真っただ中のアメリカ南部の田舎町。白人に誘拐され綿花農場で奴隷として働く女性エデンは、横柄な白人に日々虫けらのような酷い扱いを受けていた。日中はいつ倒れてもおかしくない過酷な労働を強いられ、夜は白人の主人に無理やり夜の相手をさせられる。少しでも抵抗しようものなら激しい制裁を受けることに。北軍が勝利しまがりなりにも奴隷が解放されるのは、まだ先の話。エデンは、生まれてくる時代を間違えたのだと自分を納得させるしかない。それでも彼女は希望を捨てず、残してきた大事なもののため密かに農場脱出を図るのだが――。一方、現代のニューヨークに生きる社会学者ヴェロニカは、黒人で女性という自身のアイデンティティ解放のために日々活動を続けている。優しい夫にも支えられ、愛する娘と充実した毎日を送るヴェロニカ。だが、そんな彼女を疎ましく思っている保守派のまなざしは、彼女が成功すればするほどより厳しさを増してゆく。ある日、仲の良い友人たちと久しぶりのディナーを楽しんでいたヴェロニカに怪しい影が忍び寄ってくる……。過酷な時代を生きたある無名の黒人奴隷と現代に華々しく生きる黒人社会学者、一見何の繋がりもない二つの物語はいつどこで交わることになるのか?実力派女優ジャネール・モネイがそんな異なる時代を生きる女性を演じたことでも話題となったサスペンス・スリラー。とにかくこの監督のセンスに尽きると思います!冒頭、不穏な音楽をバックにワンカットで撮られた農場のシーンで掴みはバッチリ。これから何かとてつもなく嫌なことが起こりそうな息詰まるようなこの空気感を、開始10分で作り出せるのは大したものだと思います。その後、主人公の黒人奴隷としての不条理極まりない現実を延々描いた後で、突如として現代の洗練されたニューヨークへと舞台が移るのも素晴らしい演出。正反対の立場にいる女性たちを同じ女優が演じることで、これまで黒人が受けてきた不当な差別の歴史を浮き彫りにさせることに成功している。彼女たちは違う時代に生を受けた生まれ変わりなのか――。そう思わせといてからのことの真相の明かし方ももはやセンスしか感じません(スマホの音!)。まぁ肝心の真相は荒唐無稽でリアリティ皆無のものだったのですが、ここまでセンス良く見せられると素直に受け入れられちゃいますね。社会派映画として充分良く出来ているのに、サスペンス映画としても普通に面白いのも大変グッド。主人公に徐々に迫ってくる危機の見せ方なんてぞくぞくする怖さがありました。特にタクシーの中で主人公が暴行を受けてるのに、隣を走る友人たちは知らずにはしゃいでるシーンは「あぁぁぁ!」と変な声が出ちゃいましたわ。この監督の知的で品のいいセンスはこれから要注目。次作が楽しみな才能にまた出会えてしまいました。 かたゆきさん [DVD(字幕)] 8点(2023-02-10 07:31:08)

3.《ネタバレ》 エデンの子孫がヴェロニカなのか? ブレイク将軍がスマホ??? 激しく混乱したまま迎えたラストの「アンテベラム」に時間軸が同じな物語だったというのに無限へぇ!! と共にいくら何でもな差別思想に無理筋を感じた(-1点)ところです。 The Grey Heronさん [DVD(字幕)] 7点(2022-08-12 22:57:31)

2.《ネタバレ》 アメリカの南北戦争時代の南側のプランテーションで、黒人が奴隷として働かされ、殺され、レイプされ、酷い扱いを受けてるくだりがまず描かれ、その後、現代の時代で、黒人女性のヒロインが黒人の差別問題などに関して自分の主張を論じる学者としての日常が描かれるんだけど、その現代のヒロインとプランテーションで奴隷として日々を送る黒人の女性が同じ役者なので、なんなん、この映画とドンドン世界観に引き込まれました。後半には、その謎が突然、解けるのですが、そっからはドキドキが止まらんかったなー。なるほどあの行為はそのためやったんやとか、色々、伏線が回収されてゆくのも面白かったです。ただ、前半はやっぱ観てるのが辛かったし、ちょびっとだけ冗長でした。あくまで、ちょびっとだけやけど。 なにわ君さん [インターネット(字幕)] 7点(2022-07-24 14:36:48)

1.《ネタバレ》 うーん…社会風刺的な側面を抜きにすれば、結局「オチ=2つの話をどうリンクさせるか」のクオリティに全てが掛かってくるという作品かとも思うのです。が、個人的には率直にソコの出来はイマイチ(=幾らナンでもド直球すぎるでしょ)という感じに思えましたかね。重ねて、トリック自体のクオリティと、またエデンのお話が徹頭徹尾陰惨極まりないコト、或いはヴェロニカのお話の方とて(社会風刺的なフレーバーがごく強めという意味で)終始居心地はかなり悪いモノであるコト、ソコら辺も含め、やはりちょっとシンプルすぎる(⇒その上にシンプルに終始ネガティブすぎる)という感じに思えたのですね。言い方を変えると要は、別にそんなに長くない映画なのに観ていて妙に疲れてしまった…ケド種明かしでもあんましスッキリできんかった…と。映画自体のクオリティはかなり高度につくり込まれていたとは思うのですケドね。 Yuki2Invyさん [DVD(字幕)] 5点(2022-07-18 01:43:42)

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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 9人
平均点数 7.67点
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400.00% line
5111.11% line
600.00% line
7333.33% line
8333.33% line
9111.11% line
10111.11% line

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