みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
2.《ネタバレ》 ゾンビがほとんど出てこないゾンビ映画。でもゾンビの存在をはっきり身近に感じることができます。 ほとんど自宅内でのみの撮影なので、予算もほとんどかかってなさそうです。 にも関わらず、世界の終末感がしっかり表現されています。 子供を死産したことがきっかけで、離婚寸前の夫婦。そこに突然訪れるゾンビパニック。 ゾンビ系でいつも思っていた『なぜわざわざ家から出るの?』とゆーことをこの夫婦はしません。ひたすら籠城を決め込みます。 そりゃそうだ。自分が同じ立場だったら、この夫婦と同じ選択をします。そして事態が鎮静化するのを待ちます。 自分と同じ考えだから共感できます。 困るのが食料。離婚寸前だったからか、備蓄がほとんどないこの夫婦。きりつめても2日で食料は底をつく。シンプルですが、籠城を決め込んだ二人を強制的に家の外に出すのに十分な理由。 しかし食料の調達は失敗。逃げ帰ってきて、しかも妻は噛まれてしまいます。 妻のために自分の血を飲ませる夫。とても離婚寸前だったとは思えません。 助けを求めてきた隣人夫婦ともひと悶着アリ。 ほとんど家の中だけでの出来事なのに、なかなかドラマ性に富んでいます。 そしてとにかく結末が気になる映画です。 個人的には二人には生還してほしかったのですが・・・そこだけが残念。 ・・・・それから、奥さんはもう少しきれいな人が良かったな・・・ 【たきたて】さん [DVD(字幕)] 7点(2024-01-18 03:24:27) 1.《ネタバレ》 街に、いや世界中にゾンビが急増殖し(ちなみにこの作品の場合、正確にはゾンビではなくて感染して狂暴化した患者ですね)、街はおろか自宅からも全く出ることが出来なくなってしまうというソリッドシチュエーションゾンビドラマはこれが初めてと言う訳ではありませんが、孤立してからのエピソードには様々工夫があって変化を楽しめました。 倦怠期にある夫婦が、突然生命の危機に直面する中で互いのことを見つめ直し再び愛を確かめ合うという、ラブストーリーを核としたヒューマンドラマかと思いきや、真面目一方と思っていた奥さんが麻薬やら武器やらを横領して隠し持っていて、しかも躊躇うことなくそれを慣れた手つきで使用したり、押しかけて来た隣人夫婦を、常軌を逸した対応の果てに殺してしまっても動揺ひとつせず冷静に死体を処分したりと、前半はブラックコメディ系作品の匂いがプンプンと漂います。 ところが後半に向けて自然な流れの中でシリアスになって行き、前半では、いくら何でも人間そんな急には変わらないし、極限状態のなり始めだからっていきなりそれはないでしょ的だったことも、後半では、この状況ならこうなっちゃうよね、みたいに受け入れてしまいました。強盗を躊躇うことなく殺害するシーンなんかは拍手喝采。通常の作品ならば主人公は躊躇いますよね。でもって躊躇ってるうちに逆襲されちゃうとか。そんな回り道をしない決断力に清々しささえ感じます。 そして極めつけはラスト。倦怠期をクリアして愛を確かめ合った二人ですもの、そりゃあ同じ道を歩みますよ。現実だったら、自分だったら、それは無理!と思わないこともないけれど、やっぱりこのラストで納得です。 その結末に敬意を表しての8点献上です。 ちなみに、感染者が群がる雰囲気の原題より、ちょっとノリは軽くてもストレートにテーマに沿った邦題がしっくり来ます。 【タコ太(ぺいぺい)】さん [インターネット(字幕)] 8点(2022-12-05 21:10:55)(良:1票)
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