みんなのシネマレビュー

白く濁る家

2019年【日】 上映時間:45分
ホラー
[シロクニゴルイエ]
新規登録(2023-05-30)【かっぱ堰】さん

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キャスト斎藤嘉樹(男優)良典
藤本泉(女優)香苗
あらすじ
同棲中の婚約者の香苗とともに、久々に郷里に帰った良典。弟の悟が事故死して以来、実家では母親の悦子が独りで暮らしていた。母親と疎遠だった彼は、弟の七回忌のために帰郷したのだ。母親には香苗と二人で帰ることを事前に知らせていなかったものの、彼女は2人を優しく迎え入れてくれた。しかし、どこか不自然な悦子の様子。良典は過去を振り返り、母親にある疑念を抱くのだった。

タコ太(ぺいぺい)】さん(2025-03-11)
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【クチコミ・感想】

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3.《ネタバレ》 幸せな未来が約束されている筈なのに何か暗い影が感じられるカップル。二人を出迎えるどこか不自然な表情や態度の母親。真新しく洒落た一軒家ではあるものの昼夜を問わず薄暗い雰囲気の実家。怪しげな効果音とBGM。雰囲気は決して悪くありません。寧ろ、これから起きるである不穏な出来事を予感させてくれるに十分な設定。そして、短めの尺に収められたストーリーは、とりたてて目新しいとか奇抜とかいうことはないものの、しっかりと纏められていて破綻することなく一気に魅せてくれます。

でも、何か物足りない。無難に過ぎるのかも。ラストシーンにしてもお約束どおりと言うか、結局秘法に則った儀式による母親の祈りは通じ、亡き次男の魂は長男に転移したわけですね。そして、良典の様子から異変を察した香苗は甘んじてそれを受け入れてしまう。予定調和的と言うかストレート勝負なエンディング。

登場人物が少なくても、まるで舞台劇のような限られた空間のみでの展開であっても、もう少しだけヒネリがあれば一気に魅力的なホラーに化けるのでは?と思えてしまう少々残念な1本でした。

ところで母親はどうなったのでしょう? タコ太(ぺいぺい)さん [インターネット(邦画)] 4点(2025-03-12 00:13:56)★《更新》★

2.《ネタバレ》 雰囲気はいいんですけどね。
撮り方や音楽、屋敷の感じなど、海の向こうのホラー映画を模した作りで味わいがある。
ただ内容がしょうもない。いやしょうもないというか、やっぱり45分じゃ短いわね。
構成を膨らませてバックグラウンドも作り込んでいけば良い作品になったかも。 あろえりーなさん [インターネット(邦画)] 5点(2024-12-03 09:51:57)

1.《ネタバレ》 登場人物が3人の低予算映画である。前年公開の米ホラー映画に似ているという噂のようで、確かに屋根裏部屋とか窓に何かがぶつかるとか唐突な顔写真といった個別の要素が共通するところはある(ゲゲゲハウスは出ない)。それより題名が「黒く濁る村」(2010韓)の真似だとすれば、それと同様の雰囲気で小スケールという意味になる(見たことがないので不明)。
ホラーとしては発想の独自性があまり感じられない。怖がらせの仕掛けとしては主に背景音楽での脅しだったように思われる。

話の本筋について無理に考えると、男は母親に一生懸命歩み寄ろうとしていたが結局裏切られ、またその婚約者が「完璧な家庭」を優先して、理不尽な結末を受け入れたことでも裏切られた形になり、踏んだり蹴ったりで存在を抹消されて悲劇に終わったということか。ほかに兄弟は腹違いではなかったのかとか、父親が死んだ時の経過についてなど、想像が広がる可能性もあるだろうが特に立ち入る気にはならなかった。
いろいろ考えがあるようで緩いようでもあり、中途半端な感覚で終わる映画だったが、構想段階ではもっと長かったのを短縮したというような事情でもあったのか。とりあえず最後の覚悟の表情が大事だと思っておけばいいだろうとは思った。

出演者に関して、藤本泉という人は「通学シリーズ 通学電車」「同 通学途中」(2015)の高校生役(ユカちゃん)しか見たことがなかったが(「鬼談百景」にも出ていたが映像が暗い)、今回見ると目に迫力があって華もあり、この人の存在が映画全体の価値を高めていた気がする。その相手役も「人狼ゲーム」シリーズで見た時の印象は残っていた。今後一層の活躍を期待する。 かっぱ堰さん [インターネット(邦画)] 4点(2023-06-10 10:00:09)

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【点数情報】

Review人数 3人
平均点数 4.33点
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5133.33% line
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