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キリエのうた

2023年【日】 上映時間:178分
ドラマ青春もの音楽もの小説の映画化
[キリエノウタ]
新規登録(2023-08-02)【イニシャルK】さん
タイトル情報更新(2023-10-11)【イニシャルK】さん
公開開始日(2023-10-13)


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監督岩井俊二
キャストアイナ・ジ・エンド(女優)キリエ(小塚路花)
松村北斗(男優)潮見夏彦
黒木華(女優)寺石風美
広瀬すず(女優)一条逸子(広澤真緒里)
村上虹郎(男優)風琴
笠原秀幸(男優)松坂珈琲
大塚愛(女優)小塚呼子
安藤裕子(女優)沖津亜美
鈴木慶一(男優)
江口洋介(男優)潮見加寿彦
吉瀬美智子(女優)潮見真砂美
樋口真嗣(男優)潮見崇
奥菜恵(女優)広澤楠美
浅田美代子(女優)広澤明美
石井竜也(男優)横井啓治
豊原功補(男優)イッコの元恋人
松本まりか(女優)イッコの元恋人のガールフレンド
北村有起哉(男優)根岸凡
原作岩井俊二「キリエのうた」(文春文庫刊)
脚本岩井俊二
音楽小林武史
作詞小林武史「キリエ・憐みの賛歌」
アイナ・ジ・エンド「燃え尽きる月」「名前のない街」「ずるいよな」「前髪上げたくない」「虹色クジラ」
岩井俊二「ひとりが好き」
小田和正「さよなら」
米津玄師「Lemon」
あいみょん「マリーゴールド」
岩谷時子「夜明けのスキャット」
岡本おさみ「襟裳岬」
作曲小林武史「キリエ・憐みの賛歌」
アイナ・ジ・エンド「燃え尽きる月」「名前のない街」「ずるいよな」「前髪上げたくない」「虹色クジラ」「ひとりが好き」
小田和正「さよなら」
米津玄師「Lemon」
あいみょん「マリーゴールド」
さだまさし「北の国から〜遥かなる大地より〜」
いずみたく「夜明けのスキャット」
吉田拓郎「襟裳岬」
主題歌アイナ・ジ・エンド「キリエ・憐みの賛歌」(名義「Kyrie」)
撮影神戸千木
製作東映(Kyrie Film Band)
ジェイ・ストーム(Kyrie Film Band)
関西テレビ( Kyrie Film Band)
配給東映
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【クチコミ・感想】

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4.《ネタバレ》 黒木華の女性教師が、少女を探しに夜の古墳を登ってくる。かすかに響いてくる少女の歌声に惹かれるように、、。
となるはずのシーンで、肝心な彼女の歌声はBGMでかき消されてしまう。
人を惹きつける彼女の歌声、自身の人生の転機をもたらす歌声、それを印象づけるという本来ならば重要なシーンで
情景音楽のほうを優先させるという頓珍漢。
子役の歌だから、どうでもよかったのか。

とにかくBGMの垂れ流しがひどい。ヒロインの歌に割りこむようなメリハリのない用法も複数個所。
劇伴を目一杯流しておけば「音楽映画」だという音痴映画である。
 
警官との小競り合いも取ってつけたような安易さで、切実感まるでなし
ユーカラさん [映画館(邦画)] 2点(2024-02-14 00:20:58)

3.批判モリモリだったんですが、他の方の
「心が締め付けられるくらいに相変わらず美しいその鼻筋」で、自分が決して批判してはならない映画だと気づかせていただきました。 rhforeverさん [映画館(邦画)] 8点(2023-11-04 21:03:10)

2.《ネタバレ》 岩井俊二監督は,女性を綺麗に撮る監督で,結構好きな監督ですが,この内容で3時間は厳しいと思う.
アイナ・ジ・エンドは,ハスキーボイスが特徴だと思いますが,この内容には合わない気がしました.BiSHに興味もないので余計ですが.
それと,お姉さん(キリエ)と路花が出会った後で津波が来ていると思われるのだが,その状況で路花だけ助かるってどういう事? あきぴー@武蔵国さん [映画館(邦画)] 4点(2023-10-15 23:58:02)

1.野外ステージの中央を真正面から捉えた望遠レンズの向こうで、アイナ・ジ・エンドが振り向き、こちらを真っ直ぐに見据えて、歌い始める。
178分に渡るこの“音楽映画”の中で、彼女は主人公“キリエ”として、最初から最後まで歌い続け、人間の脆さと儚さ、だからこそ眩くて手放せない“讃歌”を体現し続けた。
「歌」は、彼女にとっての唯一無二の伝達手段であり、表現方法であり、生き方そのものだった。

岩井俊二のフィルモグラフィーの中で、燦然と輝く“歌姫”の系譜。
グリコを演じたChara、リリイ・シュシュとして歌ったSalyu、里中真白を演じたCocco、その中に、個人的に5年間追い続けたBiSHを終えた“アイナ・ジ・エンド”が刻まれるというこの奇跡は、私にとってそりゃあスペシャルなコトだった。

公開初日に劇場に足を運び、深い情感と共に瞬く間に過ぎ去った178分に、しばらく呆然とした。
素晴らしい映画だと思った。ただしその一方で、この映画を彩る様々な要素が、私にとって特別過ぎることからの好意的なバイアスがかかってしまっているのではないかということを否定できなかった。

決して完璧な作品ではないし、万人受けする映画でもないだろう。
演技者として専門職ではないアイナ・ジ・エンドの“異物感”は、その是非は別にして確実に存在する。
2011年の石巻と大阪、2018年の帯広、2023年の東京、時間や社会状況を超えて行き交うストーリーテリングは、時に散文的で、歪だった。
それぞれの状況における登場人物たちの言動を裏付けるバックグラウンドを映し出しきれていないことに、一抹の物足りなさも覚えた。

そんな思いも抱えつつ、巡らせて、主人公キリエによる劇中歌をヘビーローテーションして、一週間後再び劇場に向かい、2回目の鑑賞に至った。
自分の中で消化しきれない部分を綺麗に呑み込みたいという思いもあったが、それ以上に、この作品を、そこで響き渡る歌声を、「映画館で観た」という記憶の中にもっとしっかりと刻み込んでおきたいという思いの方が強かったように思う。

2回目の鑑賞を経て、やっぱり歪で、ある部分においては非常に脆い映画だなと思った。
ただそれは、この映画が、極めて不安定で未成熟なこの世界の「人間」そのものを描き出していることの証明に他ならないと思えた。

大震災、不況、コロナ禍、遠い国の戦争や気候変動……。平成から令和へ、まさに文字通りの時代の移り変わりの中で、この国が直面した悲劇と苦難と、それに伴う深い鬱積。
この世界は、あまりにも理不尽で、往々にして優しくはない。けれども人々は、傍らの樹木にしがみつくようにして必死に生き延び、今この瞬間を生きている。
暗闇の中でも、僅かな光を見つけて、それを憐れみ、慈しみ、愛を込めて歌い続ければ、きっと“赦し”は訪れる。
それはもはや理屈でも無ければ、信仰でもないと思う。ただひたすらに、この場所に存在し続けることを決めた人間たちの強い意思だ。
“キリエ”が、“歌う”ということに求め続けたものは、例えば歌手としてプロになるというような世俗的なことではなく、その純粋な意思の表明だということを本作は物語っていた。

「音楽映画」と明確に銘打たれたこの映画で、「歌声」そのものにキャラクターとしての人格と映画のテーマを求められた役柄を体現し尽くした、アイナ・ジ・エンドには、ただただ感嘆した。
この5年間、BiSHでのパフォーマンスを通じて、ずうっとアイナ・ジ・エンドが歌う姿を観続けてきたけれど、彼女が辿り着いたその神々しくすらあるミューズとしての立ち振舞に心が震えた。

その主人公を映画世界の内外で支える存在として、役者としての新境地を開いてみせた広瀬すずも素晴らしかった。
心が締め付けられるくらいに相変わらず美しいその鼻筋と、キャラクターの心の奥底の闇を表現する漆黒の瞳に、終始釘付けになった。彼女が演じた逸子(真緒里)の2018年から2023年に至る「変貌」こそが、この現実世界そのものの激動と悲哀を象徴していたと思う。




語り始めるまでに時間はかかり、いざ語り始めたならば、それがなかなか尽きることはない。
「スワロウテイル」や「リリイ・シュシュのすべて」など、過去の岩井俊二作品と同様に、時代を超えて様々な世代が観続け、愛され、または嫌悪され、その素晴らしい音楽と共に思い出され続けるであろう、忘れ難い“現在地点”だ。 鉄腕麗人さん [映画館(邦画)] 10点(2023-10-15 00:05:50)(良:1票)

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【点数情報】

Review人数 4人
平均点数 6.00点
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500.00% line
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700.00% line
8125.00% line
900.00% line
10125.00% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 Review0人
2 ストーリー評価 3.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 Review0人
4 音楽評価 0.00点 Review1人
5 感泣評価 Review0人

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