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Smile スマイル(2022)

Smile
2022年【米】 上映時間:115分
ホラー
[スマイル]
新規登録(2023-08-12)【真尋】さん
タイトル情報更新(2024-07-20)【S&S】さん


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監督パーカー・フィン
キャストソシー・ベーコン(女優)ローズ・コッター
カイル・ガルナー(男優)ジョエル
ジェシー・T・アッシャー(男優)トレヴァー
ロビン・ワイガート(女優)マデリーン・ノースコット博士
脚本パーカー・フィン
編集エリオット・グリーンバーグ
あらすじ
精神科医でセラピストのローズは、錯乱して病院に運び込まれた大学院生のローラと面談する。彼女は数日前に担当教授の自殺を目の当たりにしていた。始めは怯えて会話も覚束なかったローラだったが、急に暴れ出し、ローズに向かって謎めいた笑顔を浮かべたまま、自らの首に切り付けて自殺してしまう。ローズはローラの不可解な死に様がどうにも納得出来ず、彼女が目撃した教授の自殺を調べていくうちにあることに気付くが、同時に精神的に極めて不安定な状態になっていき…。長編初作品のパーカー・フィン監督が、自らのショートフィルム「ローラは眠れない」をリメイク。

タコ太(ぺいぺい)】さん(2023-10-15)
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【クチコミ・感想】

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6.《ネタバレ》 これは完全に『ファイナル・ディスティネーション』や『イット・フォローズ』と同系列のホラーですね。思えばこの系列の始祖とも言えるのが『リング』ですから、Jホラーがハリウッドに与えた影響の強さを再確認させられます。 ヒロインである精神科医のローラが怪異現象に悩まされるようになってからの言動、それを見たり彼女の話しを聞かされる人間にとっては、「この女は完全に狂った…」としか思えないのはほんと無理ないかなと思います。その言動で実姉・婚約者・セラピストとの人間関係を壊したり絶縁されたり、あんなことされたり言われたりしたら誰だった怒りますよね。ここまで魅力的じゃなく不快にさせてくれるヒロインも珍しいけど、演じているソシー・ベーコンはケヴィン・ベーコンとキーラ・セジウイックの娘なんですね。“娘は父親に似た顔になる”とは言いますが、たしかに彼女の顔立ちにはケヴィン・ベーコンのDNAが感じられます。観る者をこれだけ不快に出来るということは、彼女の演技力がやっぱ高いレベルにあるとも言えるでしょう、これもやはり父親譲りなのかな。 本作は典型的な出落ち映画と分類できる感じで、類似作品と違って派手なスプラッター描写もほとんどなく、低予算だったんだなと思います。監督はこれが初の長編映画で、自作の短編映画をブローアップさせた企画らしい。前半のシメントリーに拘った室内シーンや、所々で挿入される天地が逆転してる風景ショットなどにはセンスを感じます。『イット…』や『ファイナル…』シリーズと同じくいわゆる“悪霊の謎ルール”がネタなんだけど、それら元ネタ群と違ってそこまで妙な理屈をこね回すまで至っていないのは好感が持てました。ホラーとしての怖さはさほどではないけど、偽セラピストがヒロインの自宅に来るシークエンスにはゾワッとさせられました。 最近つくづく思うのは、ホラー映画で舞台となる住宅は、なんで間接照明しか着けず室内があんなに薄暗いのかね?まあ雰囲気づくりを重視しているのは判るけど、あれじゃあまりにも不自然だと思いますがね。 S&Sさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2024-07-15 20:44:36)

5.《ネタバレ》 都会の総合病院で精神的に不安定な患者のカウンセリングを担当する精神科医ローズ。ある日、彼女は救急で搬送されてきた女子大生ローラを診察することに。数日前、目の前で大学教授が自殺する姿を目撃してしまって以来、ローラはずっと不安定で病院へと運び込まれてきた時にはもはや錯乱状態だった。なんとか落ち着かせようと必死に言葉をかけるローズ。だが、ローラはそんな彼女の言葉もむなしく、目の前で自ら首を切って自殺してしまうのだった。しかも何故かその顔には満面の笑みがたたえられていた――。上司から強制的に一週間の休暇を言い渡されたローズ。同棲中の彼氏にも励まされなんとか元の生活を取り戻そうとするのだったが、そんな彼女に不穏な事態が襲い掛かってくる。飼っていた猫が居なくなったり、家の中に得体のしれない気配を感じたり。追い打ちをかけるように、ある患者がローズに暴言を吐きながら襲い掛かってくるのだった。そしてその顔にもまた満面の笑みがたたえられていた……。笑顔をテーマに、ある精神科医が体験する恐怖の一週間を濃密に描いたモダン・ホラー。まあ頑張ってるのは分かるんですが、圧倒的にセンスが不足しているせいでなんとも古臭い印象が否めないホラー映画でしたね、これ。全編通じて怖がらせ演出がとにかく古臭い!なんだか90年代に大量生産されたB級ホラーの総集編を観ているようでした。特に残念ポイントだったのは、こーゆー陰鬱な映画にはどこか息抜きとなる明るいキャラが一人は必要なのに、そんな魅力的なキャラが一人もいないところ。主人公も暗くて陰々滅々としているうえに情緒が不安定過ぎてまったく感情移入出来ません。主人公、まずあんたがカウンセリング受けろよ(笑)。あと、えらいこっちゃな出来事が起きたのに次の瞬間、これは霊が見せた幻覚でしたという反則ギリギリの演出が多発されるのも自分は少しイライラしちゃいました。唯一新しい点は、加害者がみな人を襲うときに張り付いたような満面の笑みを浮かべているところかな。ここはなかなか気持ち悪くて大変グッド。ずっと笑顔でこちらを見つめてくる奴ってやぱ怖いわ。でも残念ながら、そんな魅力的な設定もいまいち上手く使いこなせていません。ここらへん、監督のセンスのあるなしが明確に浮き彫りになりますね。とは言え、ベタな設定ながらも基本に忠実に作られているおかげで最後までそこそこ観ていられる出来にはなってました。人に憑りついた悪霊?が彼らを自殺させながら連鎖してゆくという設定はやはり不気味で怖い。途中までそんな呪いの存在を明らかにさせなかった演出もけっこう効いている。きっとこの監督はホラー映画が大好きなんだろうね。とにかく観客に怖がってもらおうというのは分かるだけに、なんとも惜しい印象でした。でも、これが長編デビュー作だということでそこら辺は次作で改善されるかも?期待を込めて、甘めに6点! かたゆきさん [インターネット(字幕)] 6点(2024-05-18 10:37:04)

4.《ネタバレ》 ラストが気に入らない。最近のホラーって、頑張ったけどダメだったバッドエンド多いような。素人頭で考えたエンディングはこうです。
最後、元夫(元カレ?)が必死に火を消し、主人公は大やけどを負うが一命をとりとめる。病院で昏睡状態の主人公につきそう元夫。巡回に来た看護師が優しく声をかける。元夫が振り向くと、看護師が「ニタッ」で、エンド。果たして呪いの連鎖から逃れることができたのかどうかは観ている者の想像に任せる方が良かったんじゃないかなぁ・・・。 代書屋さん [インターネット(字幕)] 6点(2024-02-16 23:49:52)

3.《ネタバレ》 連鎖してゆく死の呪い…という意味では、それこそ『リング』とか『イット・フォローズ』とか今までにもシコタマ観てきた系統のホラーなのは間違いないのです。ただ今作はまた、まずその連鎖に不運にも巻き込まれたが故に必死で対抗策を探し出し⇒遂に邪悪な存在との対決に挑む…というお話である一方で、標的たる主人公が怪異に責め苛まれて精神の均衡を失い⇒結果として周囲の人々との関係性も壊れていってしまう…という点からは(その主人公の不安や焦燥の感情が少なからずホラー的な美味しさになっているという意味では)よりサイコロジカル・ホラーに近い系統の作品だ、とも思われますね(前述の2作品と比べた場合は特に)。

連鎖のトリガーとなるのは所謂トラウマ、つまり笑顔で惨たらしく死んでゆく恐るべき有様を見せ付けられるコトの恐怖そのモノがこの悪霊の「攻め手」なのであって、コレなんかも(実際にその有様を観客である我々も同時に観ているという意味では)フィクションと現実を結びつけるちょっと洒落た仕掛けだ、という様にも思われます。でそもそも、比較的聡明で医学的・臨床心理学的な素養もある主人公が終盤には見出したように、この連鎖への根本的な対策としては「誰にも見つからない場所に引き籠る」とゆーのが有効な手立てとなってくるワケです(⇒この連鎖自体が、一般的な病原体と同じ様に悪霊にとってもメリットともデメリットともなり得るのだと)。コレもまた、だからこそ最初に主人公を責め立てて発狂状態に陥らせて、でその様子を周囲の人間に見せつけてから仕留めに掛かる、てのが巧いやり口だな~と思ったりもしますね(⇒あの状態で失踪されたら、流石に警察その他の手も借りて探し回ってイイ頃合いで見つけてしまうだろうな…な~んて)。まとめると第一の感想としては、好く出来ている箇所はワリと好く出来ている・しっかり考えられている、と言っても好い様な作品だな~と。また前半は特に、ごく静かに(だが陰鬱に)ゆったりと進行していく中で音やナニかで驚かす恐怖描写のトコロなんかも、まあまあ比較的に出来は好い方かな…と思いましたし。

ただ、最後まで観ての第二の感想としては(特にクライマックス付近が顕著なのですが)一方でテキトーな部分はかなりテキトーでつくり込みもいい加減で、だから結論としてはやっぱイマイチな方かな…というトコロなのですね。何よりもやはり、観終わると結局この悪霊に対しては確固たる対抗策とゆーのは存在していなかった様で、標的が恐怖で参ってしまったら唯々乗っ取られてジ・エンド…とゆーのは+ソレが結局最後の最後でハッキリと示されるのは、イマサラのこの構成のホラーとしては実に工夫が無い様にも思われますし+また2時間も観てきての徒労感の方がより強力に感じられてしまいますかね。あとそもそも、悍ましく笑いながらにじり寄ってくる人型の悪しきモノ…みたいなのが唯一最大の映像的ホラー・コンセプトだと(当然に)思うのですが、どだいコレのインパクトとゆーのが思ったよりもちょっとショボかった…と思いますね⇒そんなにそーいうシーンがふんだんだってワケでもなかったですし、それらもまた結局は似た様なのが多かった気もしますし、だから正直2時間尺とゆーのがちょっと間が持ってない気がするのですよね。ラスボスの造形なんかも在り来りで、ソコも痛いかな…


※個人的にはやはり、ホラーは基本は90分がベースだと思ってるのですね⇒それを超えるなら何か明確な「理由」が必要だと。今作は典型的な「理由が無い(弱い)」のに尺だけ長い…ってホラーに見えてるってコトですね⇒そーいうのは大体かったるく感じられてあまり怖くもならんのです。不快なコト・居心地が悪いコトってのは、怖いってコトとはまた違うので…


重ね重ね、もうちょっと納得感と斬新さのあるワンランク上のラストまでに仕上がってれば全然違った…と思うのですが、個人的には暇潰しになるかならないか、というレベルの作品に思われます。ややイマイチですかね。 Yuki2Invyさん [DVD(字幕)] 5点(2023-10-21 00:00:37)

2.《ネタバレ》 邦画「リング」を思わせる死の連鎖。怨霊?悪霊?それとも死神?その姿は邦画「デスノート」風のようでいて動きは「伽揶子」っぽさがあったり。更には、肝心要の死に際の笑顔は「喪黒福造」のそれに見えないこともない。この監督さん、きっとジャパニーズホラーとか日本文化が好きで堪らないのかなぁ、と思ったりして…。

さて、「ホラーですが決して恐くはないです。」といったテイスト。可愛いお姉さんに目の前で満面の笑みを湛えられたら最早笑い返すしかないです。これってホラー的には結構ハードル高めですね。つまり、「笑顔」の連投で今ひとつ緊張感に欠けてしまい、折角演出している恐さが半減しているように思えます。確かに不気味な貼り付いたような笑顔ではあるのですが…。

そもそも何で「笑顔」なの?何で自殺目撃で連鎖?何で自殺しないで殺人しても生き残る?いろいろと疑問は残りますが、思いっきりの「笑顔」を犠牲者に重ね合わせるという一発もののアイディアに免じて甘めの6点献上です。 タコ太(ぺいぺい)さん [インターネット(字幕)] 6点(2023-10-15 23:32:54)

1.《ネタバレ》 人に憑りつき、その人に知り合いが急に笑顔で襲ってくるってゆう幻覚をみせたりして、徐々に精神を追いつめ、誰か他の人の前で自殺するように追い込み、今度はその自殺を目撃した人に憑りつくってゆう怪異のホラー映画。憑りつかれた者はだいたい4~5日で自殺してしまうので、基本、リング的な映画。なんですけど、演出とかホラー好きなら既視感も多く、僕なんて、もうこれくらいの映画なら、少々退屈になってしまいます。もうしわけない。 なにわ君さん [インターネット(吹替)] 3点(2023-08-20 15:44:15)

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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 6人
平均点数 5.33点
000.00% line
100.00% line
200.00% line
3116.67% line
400.00% line
5116.67% line
6466.67% line
700.00% line
800.00% line
900.00% line
1000.00% line

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