みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
3.《ネタバレ》 歴史ものとしてもロマンスものとしても見応え十二分でした。持ち味である凛々しさを存分に発揮したグレタ・ガルボ演ずるクリスチナ女王はまさにはまり役であって神々しいまでの美しさでありました。アントニオ演ずるジョン・ギルバートの線の細さが残念です。 1日中テレビにかじりついていた10月22日、陛下がかぐや姫の「神田川」がお好きだという件が印象深く、本作で女王が葛藤の末に退位した姿に色々と考えさせられました。 【The Grey Heron】さん [DVD(字幕)] 8点(2019-10-26 02:26:37) 2.《ネタバレ》 観終わってからグレタ・ガルボのプロフィールを見て初めて、彼女がスウェーデン出身だと知ったのですが、これはまさにガルボ入魂の一作と言えるのではないでしょうか。 序盤の、彼女の政治信念を語り国民の幸福を願うシークエンスが実に格好良く、この時点でこの映画は最後まで絶対面白いと確信。 一番の見どころは、クリスティナ女王演じるガルボの演技に尽きると思うのですが、酒場での堂々とした立ち振る舞いや、朝の読書の後その辺に積もっていた雪でゴシゴシと顔を洗うスギちゃんばりのワイルドさを見せたと思いきや、スペイン大使に同じ部屋に泊まらせてくれと言われた辺りからのおどおどした雰囲気、寝る前にお互いに服を脱ぎ彼女が上着を脱いで弱々しく佇む姿を見せる一連の変貌ぶりが素晴らしい。 極めつけは翌朝、部屋の中のあらゆる物に触れ愛し合った記憶を留めんとするこなしの端麗さ! 酒場でのアントニオ「南国でないと愛は生まれない」など、何処ぞと言わんばかりのラブシーンでしょう。 更には、宮殿に来た男の方が再会に驚くという“逆ローマの休日”をやっているのも楽しい。 また、彼女の表情のクローズアップをラストを含め要所要所で用いるなど、メリハリのあるカメラワークも効果的。 ラストは悲しい結末になってしまいましたが、亡くなる前に聞いていた目指すべき場所へ船首を向けるクリスティナ。もはや女王ではなくなってしまいましたが、その直前の王冠を外す姿も、船頭に立って一点を見つめる眼差しも非常に印象深く、最初から最後までグレタ・ガルボに魅了され存在感に圧倒されっぱなしの100分間でした。 【もっつぁれら】さん [映画館(字幕)] 8点(2012-07-29 17:25:13) 1.《ネタバレ》 この作品のレビューを・・と思ったら私が一番ですか! とても素敵な作品なので驚きました。 何と言ってもグレタ・ガルボさんの気高さ、美しさが凄いです。 尊敬の念を持って見るほどの説得力がありました。 女王としてのカリスマ性を備え、モノクロの画面からでもこちらに迫るものがあったからです。 男装の王女の衣装から「リボンの騎士」を連想しました。 豪華な衣装と美術はカラー作品だったら・・と残念に思うほど。 質が高く、素晴らしい。 騎士たちの提灯袖にマントの姿も、漫画チックで楽しめました。 ストーリーでは女王の義務と自分の本心の違いに悩むクリスチナ女王。 身分の無い私にさえ苦悩がひしひしと伝わってきます。 涙を誘うお話し運びも巧みです。 多くの方に観て欲しい秀作。 特に女性にオススメです。 【たんぽぽ】さん [CS・衛星(字幕)] 10点(2006-06-20 21:59:01)
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