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ボーはおそれている

Beau Is Afraid
2023年【米】 上映時間:179分
ドラマホラーサスペンスコメディアドベンチャーミステリー
[ボーハオソレテイル]
新規登録(2024-02-11)【ぴのづか】さん
タイトル情報更新(2024-11-20)【タコ太(ぺいぺい)】さん
公開開始日(2024-02-16)


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監督アリ・アスター
キャストホアキン・フェニックス(男優)ボー・ワッセルマン
ネイサン・レイン(男優)ロジャー
エイミー・ライアン(女優)グレース
ドゥニ・メノーシェ(男優)ジーヴス
パーカー・ポージー(女優)エレーヌ
パティ・ルポーン(女優)モナ・ワッセルマン
カイリー・ロジャーズ(女優)トニ
原作アリ・アスター(原案)
脚本アリ・アスター
製作アリ・アスター
製作総指揮ダニー・コーエン[撮影]
配給ハピネットファントム・スタジオ
あらすじ
極度に心配性で常に不安に苛まれつつも母親の下を離れて一人暮らしをする中年男性のボー。ある日、父の命日のために実家に帰ろうとしていた彼は、信じ難いアクシデントで帰れなくなってしまう。更には、母が突然事故死してしまったことを知り、彼の精神状態は益々不安定に。何とか実家に帰らねばと意を決する彼だったが、次から次へと思いがけない不思議な出来事が起こり続け、彼の精神は極限状態に陥ってゆくのだった。「ミッドサマー」「ヘレディタリー 継承」のアリ・アスター監督と「ジョーカー」「ナポレオン」のホアキン・フェニックスがタッグを組んで放つ異色の作品。

タコ太(ぺいぺい)】さん(2024-09-15)
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【クチコミ・感想】

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6.《ネタバレ》 真剣に観ようとすれば難解かも知れません。と同時に、流して観ようとすれば出来ないこともない。テーマは読み取りにくいです。てか、正直なところ私には読み取れ(切れ)なかったです。

冒頭からエンディングまで、全て主人公を客観視している体を示しつつ、あくまでも主人公の主観の世界。見えているものは決して現実ではない。けれども主人公の脳内で繰り広げられている思念の世界においてはそれはそれで現実に他ならない。つまりは、到底現実とは思えない出来事の数々ではあるものの、あくまでも主人公にとっては切実な現実。

そんな風に考えると、相当に哲学チックなお話とも思え、長尺につき実行する気持ちにはなかなかなれないものの、幾度となく噛み締めていけば、きっと味わい深い、含蓄のあるヒューマンドラマ?と思えなくもないところです。

結局、救いようのない悲劇…なのでしょうね。ボーはその人生で何かを得ることが出来たのでしょうか?

全然共通点などない物語なのかも知れませんが、何故か「ガープの世界」を思い出しました。かたや生れ落ちてすぐに、かたや生まれながらにして、数奇な運命を辿ることが定められた人生が意味するものは一体なんだったのでしょう?監督の暴走を感じざるを得ないものの、見直してみたくなる不思議な魅力のある作品でした。重複になりますが、そんな気は多分きっと起きないでしょうけれど。

若干悔しいながら、最後まで鑑賞し更には結構考察までさせられてしまったので7点献上します。 タコ太(ぺいぺい)さん [インターネット(字幕)] 7点(2024-09-15 22:12:51)(良:1票)

5.《ネタバレ》 ボーはおそれている。何に?……全てに。特に母親に。
いや~笑いました。最初から最後まで笑える箇所が多く、前評判が悪かったので不安だったけど、それに意味分かんなかったけど結構笑えました。
ユダヤ教とかヨブ記とかフィリップ・ロスが元ネタらしいので詳しく知りたい人はググりましょう。
こんな物好きしか観なさそうな映画を創ったアリ・アスターに8点。 eurekaさん [映画館(字幕)] 8点(2024-03-24 11:20:17)

4.《ネタバレ》 ボーが交通事故に遭うまでのトラブル続きのところは割と面白く観れました。

でもその後何故か病院ではなく個人宅に連れ込まれて軟禁状態になるあたりはジョーダン・ピール監督の「ゲット・アウト」みたいですし、最後にボーがボートに乗ったまま過去の行いを追及されるシーンはラース・フォン・トリアー監督の「ハウス・ジャック・ビルト」みたい、という感じで色々と既視感のある映画でした。

個人的にはボーが森にさまよい込んでからの下りが睡魔との闘いとなりました。なぜかというと、そこはアリ・アスター監督の前作である「ヘレディタリー」や「ミッドサマー」をもう一度観させられているような感覚に陥ったからかもしれません。 ebcdic_asciiさん [映画館(字幕)] 5点(2024-02-24 20:11:26)

3.一言でいえば「A24ブランドとアリ・アスター監督の過去作の実績を拠り所とした信用詐欺作品」。極めて悪質かつ悪趣味な映画と考えますが、悔しいかな嫌いではありません(苦笑)。
大体において3時間の映画なんて大河ドラマにのみに許された我儘でしょう。そりゃ米映画界賞レースのトレンドが長時間化していることは承知していますが、ジョエル・ダヴィドヴィッチ・ポンポネット(通称ポンポさん)なら評価以前でお話にならないって言うでしょうよ。実際長い!全然終わらない!正直劇場鑑賞中に何度か意識を失いかけました。でもそんなタイミングで高刺激かつ美しい(あるいは醜悪な)「オイシイやつ」をぶち込んで我々のハートを揺さぶる訳です。これは腹立たしいほどに魅力的でした。それに物語のテーマ自体はオーソドックスですし、難解奇天烈であっても解釈は可能で映画としてギリ成立していました。いや、本当にギリですよ。人によってはぶっちぎりでアウトかもしれませんが、劇場公開されている時点で監督の勝ちに違いありません。何処を切り取ってもアリ・アスター印のやりたい放題映画で、これはこれで認めざるを得ないというのが私の評価であります。困惑度ではダーレン・アロノフスキー監督の『マザー!』とデヴィッド・リンチ監督の『ロスト・ハイウェイ』の間といったところでしょうか。点数は10点でも0点でもいいと思いますが、私は採点放棄という意味で5点とします。 目隠シストさん [映画館(字幕)] 5点(2024-02-24 18:24:34)(良:1票)

2.《ネタバレ》 スッッゴく雑に一言で言っちゃうと、多分「実験映画」系…てヤツかなって思いますよね。結局、筋書きとかテーマだとかってレベルのトコロに一貫性が在るってコトでは(必ずしも)なくって、どちらかとゆーとソレ=一貫性が在るのは、描写の個々の性質・方向性の方のレイヤーだ…とゆーか、要はこの世の森羅万象の中でごく「正視に耐えないモノ」「(全力で)見て見ぬフリを極め込みたくなる様なモノ」を手当たり次第に全部詰め込んだ!(⇒監督の感性の下に!)て方のヤツに見えるのですよ。ソレはまた取りも直さず、全体としても特に諸々の「虚実」が終始綯交ぜで進行し続け+最後まで観てもソレが全く整理も解決もされず+最初から最後までナニが「真実=主人公の(具体的な)現在地」なのかが分からないという、非常に根本的で強力な「不安・不快感」に包まれ続けたままフツーにシレっと終わってゆくコト、であるとか、ホアキン・フェニックス演じる主人公だってコレが余りにも事態対処能力が低いから尚更に感情移入が超・難しいコト、とか、そもそもそんな居心地の悪い時間が(明らかに意図的に)3時間も続くコト、だとかにだって思いっ切り表れて居ると思われるのですよね。人に依っては正直「嫌がらせ」みたいな映画だ…て思うと(私も)思うのですし、ソレって全然的外れじゃあねーよな…とも個人的には思ってますよね。

またごく個人的に、もう一つ例示しておくなら、なんとな~く『ハウス・ジャック・ビルト』と『ファニーゲーム』の中間…みたいなヤツって気もしてます。『ファニーゲーム』ほど「完全に」嫌がらせではない・ケド『ハウス・ジャック・ビルト』ほど明確に所謂「映画」としてつくられても居ない⇒から、絶対に映画として観れないってワケじゃない・ケド所謂「映画」として観れる作品にも+シンプルに摂取可能な(映画的)芸術にもなり切れても居ない、みたいな。まァ私もさっき「実験映画」だとは言っちゃってる以上、いくら摂取自体が難しいモノでもいちおう芸術は芸術だ(=見方に依っては芸術にはなり得るヤツだ)とは言わねばならんのかも…と思ったりはするのですが、だとしても少なくとも私自身は、そのコト自体にも根本的にあまり「価値」を見出すコトが出来て居ないのですよね⇒またまた取りも直さず、根本的に今作のこの「方向性」っての自体に、然程の面白み・興味・共感を覚えなかった…という事情もあります(またすっごくざっくり端的にゆーと、極めて「好きくない」方の映画だったよなコレ…と)。結論、正直、コレを観るんだったら(今なら)『哀れなるものたち』を観た方が好んじゃね?とも(少~しダケ)思ってはしまいますかね⇒コレもなんとな~くではありますケドも、多少その方向性「のみ」に関しては近いトコロも有るカモ…とは。 Yuki2Invyさん [映画館(字幕)] 5点(2024-02-18 00:34:22)(良:1票)

1.《ネタバレ》 本国アメリカでは大外れで、アリ・アスター監督が日本市場に最後の期待を寄せている作品。
製作費を回収するためには日本で35億売り上げる必要があり、上映規模から言っても不可能に近い数字だ。

早速見に行ったが、これは確かにアメリカでは受けまい。主人公の優柔不断さは発達障害からくる精神疾患レベルで見てて楽しくはない。
主人公であるボーがそうなった理由が母親にある事は後半に明らかになるが、そこまで緊張感が維持できるか。
中盤の劇は良くできていたが何となくウェス・アンダーソン臭もする。
これは結局のところボーの母親がいわゆる「毒親」であった事が結論だと思うが、ラストの救いのなさが更に見終わって憂鬱感を増す。
3時間の長さでこの映画をリピートして見たいという人がどのくらいいるだろうか?
少なくとも私はもう一度見たいとは今の所全く思えない。

アリ・アスター監督は「もうこのような映画は撮らない」と語ったそうだが、今回の失敗を次に活かして欲しい。 ぴのづかさん [映画館(字幕)] 5点(2024-02-16 22:30:05)(良:1票)

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【点数情報】

Review人数 6人
平均点数 5.83点
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400.00% line
5466.67% line
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7116.67% line
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900.00% line
1000.00% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 4.00点 Review1人
2 ストーリー評価 3.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 4.00点 Review1人
4 音楽評価 6.00点 Review1人
5 感泣評価 Review0人

【ゴールデングローブ賞 情報】

2023年 81回
主演男優賞(ミュージカル・コメディ部門)ホアキン・フェニックス候補(ノミネート) 

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