みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
4.《ネタバレ》 『チャイルド・プレイ』が公開された1980年代であれば、そして河崎実監督であれば、ぬいぐるみ感が否めないナマケモノの造形も奇想天外な能力もさほど違和感は無かったかもしれません。いや違いますね。珍品映画界の盟主・河崎実監督であってもナマケモノを殺人鬼に仕立てるなら、それ相当の言い訳を用意したはずです。突然変異、DNA操作、悪魔の憑依とか。スマホを操作し、自動車を運転し、真剣白刃取りまでしてしまう殺人ナマケモノを、何の説明も無く提供してしまう映画がクレイジーなのは言うまでもありません。ただ逆に考えるなら言い訳一つあればこの無茶な設定は成立しました。例えば「ナマケモノは宇宙人だった」としてみましょう。あら不思議。前述した数々の「そんな訳ねえだろ」から疑念が消え去ります。この辺の「味付け」はお客様次第と言われるなら別に腹も立ちません。好き勝手に解釈します。しかしナマケモノ(名前はアルファでしたっけ)が犯した殺人の数々が明るみにならなかったのは何故でしょう。自動車を運転できるなら殺人の隠蔽くらいお手の物でしょうが、学生が突然居なくなった事実は消せません。どうして誰も騒がないの?10日程の間に4、5人は殺された気がしますが。このあたりの事情はアメリカの大学生文化が分からないとちと辛い。学生が突然消えるなど日常茶飯事。「どうせボーイフレンドとしけ込んでいるんでしょ」(言い方が古い)と判断されたと推測しました。少なくとも大学の寮長を決める選挙に躍起になる感覚や謎の伝統儀式、あるいはスクールカーストを懐かしんだり嘲笑できたりする人向けの映画なのは間違いありません。やはり映画を楽しむには「教養」が欠かせません。そういう意味で本作を楽しむ素養が私には足りませんでした。河崎実作品で「珍品」は結構勉強したつもりなんですけど。 【目隠シスト】さん [インターネット(吹替)] 4点(2024-09-23 14:51:54)(良:1票) 3.《ネタバレ》 封切り当時に気になっていたけれど観れなかった作品。B級C級トンデモ映画が好物な私としては、どう見ても癒し系ののんびりしたナマケモノが連続殺人鬼というシチュエーションだけでもう観ずにはいられないというわけで、アマプラ配信を知ると同時に鑑賞しました。 あえてアニマトロニクスのパペットを全編で採用したサイコナマケモノ。可愛かったり恐かったり、当然の如くリアリティ低めながらなかなかどうして見応えがありました。必要以上にグロ描写をしていないのも正解かも。PCやスマホを自在に使い、果てはクルマの運転までする姿(しっかりシートベルトをして信号を守りながらもスピード違反でパトカーに追尾されw)には、パペットだからこそのおかしみが感じられ、大真面目な恐怖シーンもなんだかほのぼのとさせてくれます。これならば「G」というのも理解できます。 と言う訳で、どう考えてもくだらない本作ではありますが、「最終絶叫計画」的に有名ホラー作品のパロディも挿し込まれていたりして、思いのほか楽しめてしまいました。強いて言わせていただければ、ヒロインやライバル、そして女子大生たちに正直なところ華を感じられなかったこと。基本的に学園ドラマの設定なのですから、パーティシーンにせよ何にせよ、もう少しキャピキャピ感と言うかキュンキュン感と言うか、そんなビジュアルが欲しかったです。 そのあたりのマイナス要因を感じつつも、短い尺も功を奏してあまり低評価は出来ませんでした。6点献上です。 ちなみに、原題の「Slother」は「Sloth」(ナマケモノ)と「Slaughter」(虐殺)を合わせたダジャレ的な造語なんですね。つまりは「殺人ナマケモノの館」といったところでしょうか。邦題は、「キラー○○」という他作とまるでシリーズものみたくていい感じ。 【タコ太(ぺいぺい)】さん [インターネット(字幕)] 6点(2024-09-10 15:52:26)(良:1票) 2.《ネタバレ》 世界で最も平和な生き物であろうナマケモノを殺人モンスターに据えるというその設定に惹かれて 観てみたのですが、肝心のナマケモノの動きがあまりにパペットすぎるんですよね。 これがチャッキーみたいに元々が人形という設定ならまだいいんですが、 パナマの熱帯雨林に普通に生息してるナマケモノという設定でこの人形丸出し感なのが大いに減点対象。 まぁ低予算コメディホラーということで目を潰れってことなのかもしれませんが。 んでこのナマケモノ、どういうわけかスマホを使えたり、しまいには車を運転したりするわけです。んなアホなと。 まぁ低予算コメディホラーということで目を潰れってことなのかもしれませんが。 さらにいうとこのナマケモノ、刀で刺そうが銃で何発も撃ち抜こうが何故か死にません。不死身なのです。 まぁ低予算コメディホラーということで目を潰れってことなのかもしれませんが。 ストーリーもあってないようなもんですが、強いて言えばSNSやら人気取りだけに必死になってる ティーンたちへの戒めみたいなテーマがあって、人気のためではなく他人のために生きよという、 それが本当の人気者なんだぞみたいなメッセージがあってその点は良かったと思います。 【あろえりーな】さん [インターネット(字幕)] 4点(2024-09-08 10:15:24)(良:1票) 1.《ネタバレ》 キャッチコピーは「殺しはナ・マ・ケ・ない」。この手の映画はキャッチコピーだけは凝るよね。 中身はしょうもない・・・どころではなかった。凄まじいまでにくだらない。 過去のホラー映画のくだらない要素を凝縮して、あ・え・て・超くだらない映画を作った。それが本作です。 まぁナマケモノが人を殺すって時点で高尚な映画になどなるわけがない。 この映画のナマケモノはどんどん賢くなり、人語は解すわ、薬は盛るわ、車は運転するわ、スマホは操作してSNSに投稿するわ、もうやりたい放題である。 「くだらないにも限度があるぞ」と言う批判を「くだらなくて悪いか?」と強引に黙らせた。 くだらないと分かってから見るクライマックスは意外にイケている。 6点にしようかと思ったが、冷静に評価すればやはり3点ですね。 【ぴのづか】さん [映画館(字幕)] 3点(2024-04-26 14:50:38)(良:1票)
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