みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
2.《ネタバレ》 実際にアルゼンチンで2001年?に起こった預金封鎖に関わる物語。 この映画そのものはフィクション。ですが実際に起きた預金封鎖を背景にしているため、実話かと思っちゃうようなリアリティがあります。 実話っぽさは随所に見られます。だまされたと怒り街を出ていく住人。事故死する奥さん。ラストで金を持ち逃げするエルナン。 フィクションであれば、どれも必要のないエピソードばかり。こーゆー負の側面を持たせることで、なんだかリアルな空気感が出ちゃってます。 ただし、そのせいで一応のハッピーエンドを迎えるものの、手放しでは喜べない要因になっているのも確か。 それでもあえて、こーゆー後味の悪いエピソードを放り込むことで、まるで本当にあった話なんじゃないかと思えてきます。 だから映画としては完成度が高いと言えるのかもしれません。 個人的好みから言えば全部不要。 預金封鎖を利用し、善良なる市民から金をだまし取ったマンシーに正義の鉄槌をくだすだけの話で良かった。 怒っていた住人は、フェルミンたちを見直して謝罪する。 エルナンは金の持ち逃げなんかしない。 当然奥さんは死んでいない。 なんの影も落とすことなく、後味さわやかに、もっとすっきりしたかった。 最後にフェルミンが抱いてた赤ん坊は、息子と受付嬢の子供? だとしたらなにより。 あーゆー予期していなかった幸せ演出は良いもんですね。 エンドロール途中か直前におまけ映像ありです。 【たきたて】さん [DVD(字幕)] 6点(2024-09-10 15:08:07) 1.2001年、農協設立の為に募った出資金158,653ドル。皆のなけなしのお金を銀行とつるんだ男に奪われる。そこには預金封鎖が絡んでいて、アルゼンチンの方々には身につまされるお話かと。アルゼンチン版オーシャンズ11という宣伝文句ではありますが、今作の奪還作戦はスタイリッシュとは無縁。でも、勇敢なバカは人生を切り開く、を示した一致団結で前進するジリジリ具合が見応えありました。ピーター・オトゥール、オードリー・ヘップバーン登場にリディアの後押しを感じてしんみりと。 悪方2人の描写が淡泊、単純な物足りなさを割り引いても、まずまず楽しめた作品でした。 何とか捻り出したかのような邦題に苦笑。 【The Grey Heron】さん [インターネット(字幕)] 6点(2024-05-11 14:47:59)(良:1票)
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