みんなのシネマレビュー

逃走中 THE MOVIE

2024年【日】 上映時間:97分
アクションサスペンスTVの映画化
[トウソウチュウザムービー]
新規登録(2025-01-24)【Cinecdocke】さん
タイトル情報更新(2025-01-24)【イニシャルK】さん
公開開始日(2024-07-19)
公開終了日(2025-01-08)


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監督西浦正記
キャスト笠原秀幸(男優)
長井短(女優)
本多力(男優)
松平健(男優)
製作大多亮
フジテレビ
東映
配給東映
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【クチコミ・感想】

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1.《ネタバレ》 本音を言えば、作品の新規登録なんてしたくなかった。
誰かが身代わりになって酷評して欲しかった。

公開当時、あまりのクオリティの低さで、
映画系YouTuberから格好のおもちゃにされてお祭り状態。
興行成績も348スクリーンの大規模上映の割に初登場5位、次週圏外という悲惨さ。

邦画恒例の『○○・ザ・ムービー』という題名のTV番組の映画化と聞けば、
粗製乱造のネガティブなイメージしか湧かない。
そう、見る前から地雷原以外の何物でもなく、本作はその中でもそびえ立つク○の中のク○映画だ。
手抜き、子供騙しでもヒットするだろうという観客を馬鹿にした姿勢が透けて見える。

TV番組自体はよく知らないが、セミドキュメンタリー要素により、
結果がその後のストーリーを反映させているという(ある程度の台本はあるにせよ)。
ただ、この劇場版は100%台本ありきで動いているため、
要である「逃走中」要素に臨場感が全く伝わらない。
ゲスト登場のヒカキン、クロちゃん、ガチャピンをはじめとする着ぐるみキャラが
時折画面に挿入され、バラエティのノリをそのまま映画にした姿勢に安っぽさを禁じ得ない。

後半の異空間デスゲームでは前半のロケ撮影で製作費が尽きたのか、
クライマックスをひたすら引き延ばすグダグダが延々と続く。
主人公の青年たちが一人一人脱落するも即ではなく、
これでもかと青春のぶつけ合いみたいな陳腐なドラマを引き延ばす。
もはや「逃走中」ではなく「会話中」だ。
ワイルドハンターに捕食されるグロ描写など一切なく、
量子化されて吸収されるCG演出に、振り切って観客を楽しませる気などないらしい。
全体的に友情物語が薄っぺらすぎてバラバラになった絆が一つになっていく説得力も感じられない。
女子高生と口の利けない弟の存在は要らないし、番組を乗っ取った謎の組織の詳細も投げ出したまま。
ケバケバしい衣装やら、チープなセットやら、本作の評価を決定付けさせるマズい予感しかなかった。
アイドル映画として需要はなくはないが、誰もが魅力も演技力も感じられず、
一週間も経たずに忘れ去られるだろう。

無許可撮影で近隣住民とのトラブルが発生し、
クルーが「あなたたちとは違うんです」と開き直る始末。
過去の栄光と成功体験にしがみつき、その選民主義と言わんばかりの傍若無人さが、
まともで才能のあるスタッフを流出させ、下請けに任せてばかりで番組制作能力を失い、
やがて大御所タレントのスキャンダルから始まった局ぐるみの大問題に繋がったのは当然と言える。
総務省が庇ってでも、偏向報道、質の低い手抜き番組しか作れないフジテレビに存在価値が果たしてあるのか?
最悪、倒産によりサブスクで見れなくなる可能性があるが、駆け込み需要で見るほどの価値すらない。

かつて、ドリフのお笑いやごっつええ感じ、トリビアの泉で楽しませてもらったが、
東日本大震災直後の粗製乱造の手抜きとゴリ押しとフジテレビ抗議デモで見限ることになった。
それから10数年して落ちるだけ落ちたフジテレビには何の感慨もない。
本作はフジテレビ末期を象徴する世紀の大愚作と言えよう。
実写版『デビルマン』のように歴史に残さず、存在自体を抹消したい。 Cinecdockeさん [インターネット(邦画)] 0点(2025-01-24 23:53:22)★《更新》★

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【点数情報】

Review人数 1人
平均点数 0.00点
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